おいハンサム!!2の第2話。
コンサルティング会社本部長伊藤源太郎58才。
この回の、源太郎の会社の清掃員重松さんのエピソードがとても印象に残った。
黙々とゴミ箱のゴミを集める清掃員重松さん。
新しい袋をゴミ箱にセットしている途中、そこにゴミを投げ込む社員。
隣に回収済みでまだ結んでなくて口が開いてるゴミ袋があるにも関わらず。
その後やってきた源太郎は「重松さん、これよろしいですか」とちゃんと聞いて、回収しいっぱいゴミが入ったほうの袋に入れる。
ゴミを集めた台車と清掃員重松さんが乗ったエレベーターには若い男女の社員ふたりもいて、いきなりイチャつきだす。
「チューしよう」と男性社員が言うと女性社員が「ここ会社だよ」
「いいじゃんだれもみてないんだから」
扉が開き、中年男性社員が乗り込んできたとたん、ハッとしてふたりは離れ「お疲れ様です」とすかさず挨拶する。
あの男女にとって清掃員はひとではないらしい。
またある日、ふたりの男性社員。
清掃員重松さんがゴミを集めていると、空き缶をひとりは分別ゴミ箱が入っている台の上に置く。
お前が片付けろと言わんばかりに。
空き缶はそこではなく隣にあるダストボックス。
もうひとりはテーブルに放置したまま席を離れる。
両方の缶を集め、空き缶入れに入れる重松さん。
また別の日、私服に着替えて退社する重松さんを見かけた源太郎。
「重松さんお腹すいてませんか」と声かける。
戸惑う重松さん。
場面が代わり居酒屋。
源太郎、部下三人。そして源太郎の横には清掃員の重松さん。
「今日、突然誘ってごめんなさいね」と源太郎。
「嬉しいです」と重松さん。
「まぁ飲みましょう」と乾杯するふたり。
「伊藤さんは僕が見えるんですね。ちゃんと認識してくれてるっていうか。
僕は見えてないんです。見えてるけど見られてないと言うか。
ひととして認識されてなくてロボットとかなにかと思われてるのかなって。
だから伊藤さんにいつも名前を呼んでもらって、ご飯にも誘ってもらえてそれがほんと嬉しいです」
「そうですか。そりゃよかった」
「あと伊藤さんはゴミの捨て方が優しいですから。交換したばかりのゴミ箱にゴミを入れられると果てしない気持ちになります」
「すべての仕事は果てしないんじゃないですかね、最近重松さん元気がないなーと思ってたんです」
「えっ、そんなとこまでみてくださってたんですか!」
いやいや、源太郎みたいな部長はなかなか現実にはいない。
だからこのエピソードを書いた脚本家のひとがすごいなーと感心する。
現実にはなかなかいなさそうだけど、そんなひとが会社にひとりくらいいたらいいなと思う。
どこにもいろんな人間がいる。
なるだけならお互い気持ちよく働きたいよね。
コンサルティング会社本部長伊藤源太郎58才。
この回の、源太郎の会社の清掃員重松さんのエピソードがとても印象に残った。
黙々とゴミ箱のゴミを集める清掃員重松さん。
新しい袋をゴミ箱にセットしている途中、そこにゴミを投げ込む社員。
隣に回収済みでまだ結んでなくて口が開いてるゴミ袋があるにも関わらず。
その後やってきた源太郎は「重松さん、これよろしいですか」とちゃんと聞いて、回収しいっぱいゴミが入ったほうの袋に入れる。
ゴミを集めた台車と清掃員重松さんが乗ったエレベーターには若い男女の社員ふたりもいて、いきなりイチャつきだす。
「チューしよう」と男性社員が言うと女性社員が「ここ会社だよ」
「いいじゃんだれもみてないんだから」
扉が開き、中年男性社員が乗り込んできたとたん、ハッとしてふたりは離れ「お疲れ様です」とすかさず挨拶する。
あの男女にとって清掃員はひとではないらしい。
またある日、ふたりの男性社員。
清掃員重松さんがゴミを集めていると、空き缶をひとりは分別ゴミ箱が入っている台の上に置く。
お前が片付けろと言わんばかりに。
空き缶はそこではなく隣にあるダストボックス。
もうひとりはテーブルに放置したまま席を離れる。
両方の缶を集め、空き缶入れに入れる重松さん。
また別の日、私服に着替えて退社する重松さんを見かけた源太郎。
「重松さんお腹すいてませんか」と声かける。
戸惑う重松さん。
場面が代わり居酒屋。
源太郎、部下三人。そして源太郎の横には清掃員の重松さん。
「今日、突然誘ってごめんなさいね」と源太郎。
「嬉しいです」と重松さん。
「まぁ飲みましょう」と乾杯するふたり。
「伊藤さんは僕が見えるんですね。ちゃんと認識してくれてるっていうか。
僕は見えてないんです。見えてるけど見られてないと言うか。
ひととして認識されてなくてロボットとかなにかと思われてるのかなって。
だから伊藤さんにいつも名前を呼んでもらって、ご飯にも誘ってもらえてそれがほんと嬉しいです」
「そうですか。そりゃよかった」
「あと伊藤さんはゴミの捨て方が優しいですから。交換したばかりのゴミ箱にゴミを入れられると果てしない気持ちになります」
「すべての仕事は果てしないんじゃないですかね、最近重松さん元気がないなーと思ってたんです」
「えっ、そんなとこまでみてくださってたんですか!」
いやいや、源太郎みたいな部長はなかなか現実にはいない。
だからこのエピソードを書いた脚本家のひとがすごいなーと感心する。
現実にはなかなかいなさそうだけど、そんなひとが会社にひとりくらいいたらいいなと思う。
どこにもいろんな人間がいる。
なるだけならお互い気持ちよく働きたいよね。