記録に残しておきたいと新聞を切り取り、ずっとダイニングテーブルの隅に置いていた。
4月3日朝日新聞で歌人穂村 弘さんが紹介していた短歌があまりにも強烈だったのだ。
「お母さんはあんたよりもっと殺してる巣に水を入れたりもした」
田中有芽子
これすごくないですか。
お父さんならすっと流せるのに、お母さん(女)が巣に水を入れる様を想像すると浮かび上がってくる気味悪さみたいなもの。
これって男女差別で刷り込まれてきた感情なのかもしれないけど、強烈な一句。
この句で思い出したことが。
小学校の時の同級生Sちゃんの夏休みの自由工作の作品。
黒いりんごだった。
よくみたら潰した蟻を貼り付けていた。
かなり引いた。
「泣く子らよそれで何かが変わったかママは世界を変えた事ない」
塚元ひろみ
ほんとそうだと激しく共感した句。
この句は以前も穂村さんがどこかで紹介していたのを覚えている。
「泣くな!」としか言えないわたしは、塚元さんの静かな説得力がまぶしい。
このセンス、凡人のわたしにはどこを叩いてもでてきゃしない。
穂村さんは「痺れる」と書いている。
「母は強し」
わたしはそのひと言。
4月3日朝日新聞で歌人穂村 弘さんが紹介していた短歌があまりにも強烈だったのだ。
「お母さんはあんたよりもっと殺してる巣に水を入れたりもした」
田中有芽子
これすごくないですか。
お父さんならすっと流せるのに、お母さん(女)が巣に水を入れる様を想像すると浮かび上がってくる気味悪さみたいなもの。
これって男女差別で刷り込まれてきた感情なのかもしれないけど、強烈な一句。
この句で思い出したことが。
小学校の時の同級生Sちゃんの夏休みの自由工作の作品。
黒いりんごだった。
よくみたら潰した蟻を貼り付けていた。
かなり引いた。
「泣く子らよそれで何かが変わったかママは世界を変えた事ない」
塚元ひろみ
ほんとそうだと激しく共感した句。
この句は以前も穂村さんがどこかで紹介していたのを覚えている。
「泣くな!」としか言えないわたしは、塚元さんの静かな説得力がまぶしい。
このセンス、凡人のわたしにはどこを叩いてもでてきゃしない。
穂村さんは「痺れる」と書いている。
「母は強し」
わたしはそのひと言。