瀧川鯉橋~七転び 八起きの末の ホンダラダ~

落語、ゑびすビール、旨い米・塩味噌醤油・雑草、シナモン。ブログ内の文章写真禁無断転載でお願い致します。

談志師匠逝去。

2011年11月23日 | Weblog
談志師匠が亡くなった。

 あたしは今日、東高円寺の妙法寺さんでの堀の内寄席。午後4時過ぎに会がハネ、着替え・片付けをしているときに仲間の携帯にメールが来て、知った。帰り、近所のテレビのある中華屋さんでニュースを見つつ、A太郎さんと献杯した。
 直接の関わりは、残念ながらほとんどない。3年ほど前、末広亭の楽屋にフラッと遊びに来たときに居合わせたことがあった。あと、江戸文字の文志師匠主催の新年会でお会いしたくらいか。あの時もこっちが緊張してしまって、まともに挨拶も出来なかったのを覚えている。

 あたしが学生の時よく見に行っていた、柳昇師匠の吉祥寺バウスシアター落語会で、ゲストが談志師匠の時があった。ネタは「居残り佐平次」。その時初めて生で談志師匠を見た。当たり前なのだろうが、凄かった。その最中、もう後半の(佐平次がタイコのようになって大活躍しているあたりだったと思う)かなり盛り上がっている場面で、客席の一番前に座っていた女性が席を立ってしまった。あたしは「あー!なんてことをしてくれるんだ!!これじゃ談志師匠が怒ってこの続きが聞けないじゃないか!」と憤り、心配した。確かに談志師匠は怒っていたと思う。ところが、談志師匠は「ま、今日は柳昇さんの会だからな。柳昇さんに迷惑は掛けられねえ」と言って、咄を続けてくれたのだ。嬉しかった。
 八代目小柳枝師匠もずいぶんお世話になったらしい。
 すばらしい落語をありがとうございます。合掌。


24日零時すぎ。付け足しです。今、NHKラジオのニュースで、アナウンサーに「戒名は、生前に決めていた、タテカワウンコクサイ…」と言わせていた。うわー!凄い!!亡くなっても、笑わせていただきました。三代目金馬師匠の葉書に匹敵するのではなかろうか。あらためて、ありがとうございます。合掌。

 
コメント
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