今の時代、ここまであからさまで派手な接待はちょっとない。本当に昭和の時代にズブズブ癒着の横行した時代ならよくあった。しかしながら今はもう令和である。ただしここまでひどくなくとも業者と官僚の癒着などまだまだ水面下ではあるはずである。なくならないわけはない。経理的に表面上はうまく体裁を整えて高額接待しているのはたぶんあるだろう。それはどちらの側にとっても美味しい関係だからである。そして表立ってあからさまな行政配慮や便宜供与が業者に対してなければ、そんなことはいちいち報道されない。今回は、業者側に有名人がいたので「狙われた」のである。これが総理の息子でなければ盗聴もされないだろう。つまり報道して金になる登場人物なのである。違法接待云々よりも総理の息子であることが衆目を集めるネタなのである。しかもまるで芸能人かアーティストの風貌である。これならゴシップネタで面白くなる。ネタの内容としてはこれ以上のものはなかった。いやとにかく普通人とは違うということに気が付かずわきが甘かったようだ。
もっとも普通人と違うのだからこそ東北新社に途中入社できたのであり、会社側も「それ」を期待していたのである。三社の思惑はすべて一致していたのである。
もっとも普通人と違うのだからこそ東北新社に途中入社できたのであり、会社側も「それ」を期待していたのである。三社の思惑はすべて一致していたのである。