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吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています

コロナワクチンそろそろ国内でも接種へ その2

2021年02月02日 06時32分30秒 | 日記
 1月26日ごろであるが、川崎市の行政ではワクチン接種のシミュレーション訓練を地域の施設で行った。受付から医師の問診に始まり、実際の接種、その後会場での安静による経過観察と言う流れである。やはりネックはワクチン解凍後6時間以内で使い切ることである。完全予約制にするにしろ市民が時間通りに来なければ大事なワクチンを破棄する恐れもある。
 また接種部位は肩の上の方での注射であるため衣服の着脱には時間がかかる。また医師の問診では「余計な健康相談」までされると接種の流れが妨げられる。
 通常のクリニック診療でも健診や予防接種をおこなっている。いつも見られるのは前もって問診票に書き込んできていても、いざ相対すると不必要なことや重複することを長々と聞いてきたり、あるいは冬場の予防接種では診察室で衣服の着脱をすることである。冬場ではコートを脱ぎ、セーター等を脱ぎ、肌着をまくり、そして接種が終わると脱いだものを着るのである。これを診察室でやられると次の患者さんが入ってこれないのである。もちろん前室のないうちのクリニックのレイアウトの問題なのであるが。
 しかしこの「衣服着脱」と「余計な健康相談」は接種会場で絶対おこりうる。きっと接種業務の流れを妨げるに違いない。列に並んで流れ作業で接種していかないと大人数はさばけない。