ちょうどこの道路予定地が国道17号(白山通り)と交差する部分に19階建てのマンション建設が進んでいる。最近白山通りが拡幅されているので、これら通りに面したところでは高層建築が可能になるらしいのだ。根津・千駄木あたりの不忍通りぞいは両側にビルが立ち並んでおり、歩道を通っているとビルの谷間を歩いているようで圧迫感がある。この白山通りはさらに道路幅があるのでいずれもっと高い高層建築の谷間になるだろう。もちろん空はほとんど見えない。小学生の頃は都電の停留所が道路の真ん中にあり、電車待ちの時には大きな空と巣鴨駅まで続く景観が楽しめた。ここあと10年したらどこをみても同じような無機的なビルの景観になってしまうのだろう。その時子供が街の写真をとって、それを大人になってみたとき「アレ？ この写真はどこで撮ったっけ？ ビルばっかりなのでわからないなー」ということになるだろう。