吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

IT時代

2008年01月28日 08時28分42秒 | インポート

 今後デジタル化されておそらくは紙の使用量が減少していくものと思われる。つまり過去すべて書類でつくられていたものがPCでやりとりされるため、書類のたぐいは減っていくものと思われる。しかし医療の世界は、前にも書いたが同意書やら経過説明書やら治療内容説明書やらが増えてきた。しかもこれがデジタル化できないのは、カーボンコピーの複写式になっており、説明医師と説明を受けた患者(または家族)の両者のサインが必要とされるからだ。10-15年前に聞いた話だが当時米国では、1回入院すると患者に分厚い小冊子が渡されるという。それには治療内容やら起こりうる頻度のまれな合併症やら事務的な手続きやらなにやらすべてかかれており、それを読んで了承したならサインをするというものである。これのサインはどうも法的な拘束力があるらしい。日本もいずれこうなるのか? こうなるのは本来の姿ではないと思うが、でもこうなったほうが今よりもずっと楽そうである。