いかりじいじのブログ

日本人の賃金が上がらないって

 報道は、いつも談合しながら、日本の政策のダメ出しをすることが権力のチェックと勘違いしている人が多すぎます。見出しの「日本の賃金が上がらない」という言葉も、よく使用されるますよね。失われた30年とか。それで日本が不幸になったのでしょうか。私には、日本は地上の楽園のように思えます。
 ところで、12月8日付けのベストカーの記事に「「なぜ日本人の給料は上がらないのか」について自工会の豊田章男会長がマスコミに注文した内容がド正論だった」という記事を見つけました。この記事の発言内容では全然ド正論でもないのですが、ベストカーは豊田会長に忖度したのかなと思いました。
 内容は、この30年間、GDPの成長は1.25倍で他の先進国と比較すると低い。その影響は中間層の所得減だ。そこで、豊田会長が言うには、全国で約88万人雇用が減少する中で、自動車業界は約27万人増加した。会員の中には給料を上げているところもある。また、労働組合の連合と経団連の交渉でも話し合いができるのは自動車関連産業約550万人の内の約3割だ。
 それなのに、報道は、労使交渉については、満額回答とか、そうでなかったというばかりで、労働組合の無いような話し合いに付けない人たちへの配慮がないということです。
 私は、日本人の給料が上がらないのは値上げしないからだと思います。儲からない会社は給料が上がるわけないでしょう。それは、最終購買者の値段を決めておいて、生産者にそれに合わせるように努力を求めるという日本型が悪いのですよ。値段がどうであっても買う人は買いますし、高いと思う人は買わないのですよ。
 それと、合理化という名の余分な経費の削減が中間層にお金が回らなくなった原因とも思います。会社の経理もギチギチ領収証を点検し始めて、余分なお金が使えるわけないのですよ。出張に行っても手土産は自腹の人が多かったでしょう。今は、経費で出すのですよ。建前的に支出できないものを自腹でやっていたでしょう。もう、そういう時代ではないのですよね。しかし、その領収証の点検をする人の給料も経費ですからね。なにがいいかわかりませんよ。
 現在も、報道は、物価上昇を追いかけています。外国の物価上昇率は10%超えでしょう。日本はようやく3%超えですよ。儲かるように値段を上げるべきですが、それこそ不要不急の品物は買わないでしょう。それを見極めて値段を上げればいいのですよ。
  そして、前にも書きましたが、給料が上がらないことで、低賃金の外国に出ていた工場が帰ってこれるかもしれないでしょう。円安ですし。
 経済情勢の先行きなどは誰にもわからないのに、反日左翼の思想に固まった評論家のコメントを聞く必要はないですよ。自分で考えて、儲けるだけですよ。そして、適切に従業員に給料を払うのです。
 この給料も経営者の立場で考えると、給料が増加すると経費がそこで固定するでしょう。できるだけ、上げたくないのですよ。定期昇給くらいでいいのではないかと思うのです。(会社によって幅が異なりますが。)そこを考えて、労使交渉をすべきです。ですから、結論としては、ボーナスを変動させることになるでしょう。儲かったら多く、儲からなかったら減少させるとかいうことになりますよね。
 また、労働組合がないところでも、3・6協定など基本的な交渉を従業員としなければいけませんから、代表者はいるはずですよ。そのような労働問題は本当に深掘り(深掘りすると言いながら、細かく説明するだけで、本質を理解していない、全然深掘りしていない報道が多い。)して、経営者と労働者の立場を踏まえた報道をして欲しいですよね。
 日本は労働者も天国ですよ。簡単には首にできませんし、事前に解雇を伝えなければいけませんし、一定の給料を支払うことになっています。イーロンマスク氏が上乗せするとか言っていたでしょう。いろいろ配慮されていますよ。
 先日も、どのような行為が懲戒解雇になるのか就業規則を読むように書きましたが、そのあたりのルールも細かく書いてあるはずですから、よく読まれることをお勧めします。あくまで、良識を持って経営者とは対応してくださいね。経営者も人間ですから。












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