エビちゃんモデルの口紅を塗ったってなんも変わりゃしません、ひろみです。
先日までS崎君がうちに来ていた。
プラハ、ロンドン、リスボン、パリ、アムステルダムを旅し、ハンブルクのうちへ。
ロンドンではテムズ川沿いの橋の下で一晩過ごしたそうだ。
あのね、ロンドンってハンブルクよりも北なんですよ。
激寒い中、警察に見つからないように橋の下で過ごした無謀なS崎君、
なんと幻想を見たそうです。(危ないから!)
よい子の皆さん、寒い中の野宿はやめましょう。
で、洗濯をしたいとのことで地下にある洗濯室へ。
S崎君自身で服を洗濯機に入れてもらって、
私は洗剤、柔軟材を入れ、
50セントコインを入れてスイッチオン!
あれ?なんかすごいヤな音がする。
「なんか大きなボタンとか着いた服入ってるの?」
「いいえ」
「でもすごい音じゃない?」
「ええ、あ、あーーー!!!携帯が!!」
洗濯機の窓から見えたのは携帯電話でした。
慌ててスイッチを切るが窓が開かねえ。
そうそう、スイッチ切ってしばらくしないと開かないんだった。
で、携帯を取り出してみると、液晶は乱れ、
しばらくは乾燥させて様子を見るしかないってことに。
昏睡状態が長く続き、
たまに目を覚ますようでしたが、
今はどうなっているんでしょう・・・。
夜はKAYOちゃん(上昇気流のキーボード)夫婦を誘って植木等似のウェイターがいるポルトガル料理へ行った。
ロゼワインをボトルで2本。
あ、私はワインを外で飲むことはやめているので飲みませんでしたが。
S崎君はお酒弱いくせにハイペース。
トイレに行ったまましばらく帰ってこない。
かよちゃんの旦那様に様子を見に行って貰うが大丈夫だという。
だけど戻ってきたら手から流血してるし!
S崎君の話によると、
手を洗って温風で乾かそうとしたが、温風が出てこなかったので温風器?をガツンと殴ったそうだ。
さすが格闘技をやっているだけのことはある。(ってカンケーねーから!)
その温風が出てくるだろうところはなぜかギザギザの星型になっていて、
殴ったら怪我をした、ということらしい。
で私もトイレに行ってその温風器を確認してみた。(もち女子トイレ)
あのね、温風器じゃなくてペーパーだったんだけど。
そのペーパーを切り取るために出口が星型のギザギザになってたんだけど。
ってS崎君に報告しました。
S崎君はハンブルクの後はベルリンへ行き、
友人に会ってから次の日ミラノ、そしてパリへ行く予定だと私は聞いていた。
まさか私もベルリンへ行くとは考えてもいなかった。
えーっと、まあいろんな事情がありまして、
家出癖のある私、
急遽S崎君の旅に便乗させてもらうことにしたんです。
ベルリン到着18時。
まずはホテルを探した。
S崎君はお金がないので友達の家か野宿の選択肢しかなかったんだけれど、
私のホテル探しに一生懸命やってくれました。ありがとう。
日本円で1泊2万円以上のところは空いていたんだけど、
それ以下は全滅でした。
こりゃもうベルリン中央駅構内でS崎君と過ごすしかなさそうだ、
まあでもあの駅は寒くないしトイレもあるしいっか、とも思っていました。
ああでもベルリンはちょっと危険だからなあ、
あ、でもでもS崎君は格闘技やってるし強いから大丈夫かなあ、
あれ?でもでもS崎君が友達の家に泊まれることになったら私ひとりじゃん!
なんて考えつつも
冷たい雨が降り続ける夜のベルリンを徒歩で(はい、ここポイント!)
そう、私なら間違いなく電車やタクシーを使うのに徒歩で観光しました。
おかげでガラガラ引きずっていた私のカバンはずぶ濡れ、
中の洋服やパジャマまでやられていました。
こりゃホテルが取れたとしてもムダだな、そうあきらめていました。
22時にS崎君の友達と合流、
アイリッシュパブで飲むことに。
このお友達がまたすごい優秀な人材とでも言いましょうか、
S崎君も優秀なのですが、
2人の会話に相づちすら打っていいものかわからないくらいのハイレベルな話題。
しかも英語交じり。
とりあえず私ができることは
わかったようなフリをしてニコっと首をかしげる曖昧な相づちくらい。
だってさ、いちいちその単語はどういう意味ですか?って質問してたら進まないよ?
いやあ、しかしすごいよ、若いのに。
って若いから勉強やチャレンジするんだろうけどもさ、
私の今までの人生、反省したもんね。
能力がないと逃げ、勝手に壁を作り、努力もしてないくせに楽な場所に居続けた自分を。
S崎君の友達は確か26歳だったかな?
日本の一流大学を卒業しドイツの大学で勉強中、
政治とか経済とか難しいことをやっているのに
映像プロデュースとかタトゥーデザインとかインテリアデザインとかそういう芸術方面の、それも仕事として通用するレベルでできるようで、
その「デザイン」会話に何回も登場してくる「デザイン」という単語、
「ディザァイン」っていう風に「カタカナ」ではなく「イングリッシュ」なわけよ。(それがかっこいいのは彼だからだろう)(だから庶民はマネしないで下さい)
でね、庶民である私には一生言うことないだろう
「日本では面白いことできそうにないしね」
なーんて台詞をさらっと言っちゃってたし、
さらには中国でボランティア活動でコンクリートをたくさん作ったとかさ、
それでいて彼のビジュアルがそれはもうDJっぽいわけ。
もうそのキラキラ具合がね、
家出してベルリンにいる私とはさ、そりゃーもうめっちゃくちゃ対称的なわけですよ。
家出して雨に濡れ、顔も髪もボロボロな状態で魅力的な人物に会い、
自分のダメさをイヤってほど感じさせられ、
しまいにはハンブルクから迎えが来るという始末。(家出総合時間9時間)
S崎君には
「それ小学生の家出と同じレベルじゃん!」
と笑われ、
初対面でいて今後会う確率2%だろうS崎君の友達からご馳走までしてもらい、
ハンブルクへ帰ったのでした。
ああ、そういえばS崎君は結局その友達の家に泊まることは許されず、
駅で過ごすと笑顔で去っていきました。
今頃はおそらくイタリアミラノでしょう。
あ、私もミラノやパリの地図持って行ってたのにな。
でまあ土日は友達からもらったちょっと前の日本のドラマDVDを見て過ごした。
「SLOW DANCE」と「ドラゴン桜」。
「SLOW DANCE」は大好物の妻夫木君出てるし、深津絵里もめっちゃかわいいし
とにかく出演者が私のレベルでも知ってる俳優さんばかり。
「夢をあきらめるな」みたいな理想論なところがちょっと気に入らなかったけれど
恋愛ストーリー的にはごちゃごちゃしていて面白かった(笑)
印象的な言葉は「待っている間は信じていられるから」
「ドラゴン桜」、阿部寛よかったね~。
平均偏差値35くらいのバカ学校から東大合格者を出すんだ!ってストーリーなんだけど毎回毎回テーマがあって、
「自分の弱さを知れ!」
「壁にぶち当たるまで我慢しろ!」
「バカとブスこそ東大へ行け!」
「知らないってことに恐怖を感じろ!」
「努力したのに、とか私はここまでやった、じゃなく結果が出なければダメなんだ!」
等々ね、
それはもう気合入りまくるわけですよ。
こちらのドラマのほうが、ただ「夢をあきらめるな」っていう話じゃなくて、
具体的な精神論が入っていて面白かった。
まーあとは私の元職業が予備校スタッフだっただけに
なつかしい!っていうのもあったけど。
優秀な人間に出逢い、
夢をあきらめるな理想ドラマを見て、
なんだかやる気が出てきました。
だけど私は夢をあきらめる能力のほうが大変なことだと思っています。
ま、やる気を出すためにはあり得ないくらいの理想ドラマ見るほうが効果あるのかな?(わからねえ)
というわけで、
あなたは自分の弱さを知っていますか?
*写真:アパートの隣人(といっても誰が住んでいるのかわからないくらい人が出入りしている)の車(ロータス エリーゼ)。他にもベンツが停まってたりする。S崎君が言うにはテロリストのアジトかもしれない、と。
先日までS崎君がうちに来ていた。
プラハ、ロンドン、リスボン、パリ、アムステルダムを旅し、ハンブルクのうちへ。
ロンドンではテムズ川沿いの橋の下で一晩過ごしたそうだ。
あのね、ロンドンってハンブルクよりも北なんですよ。
激寒い中、警察に見つからないように橋の下で過ごした無謀なS崎君、
なんと幻想を見たそうです。(危ないから!)
よい子の皆さん、寒い中の野宿はやめましょう。
で、洗濯をしたいとのことで地下にある洗濯室へ。
S崎君自身で服を洗濯機に入れてもらって、
私は洗剤、柔軟材を入れ、
50セントコインを入れてスイッチオン!
あれ?なんかすごいヤな音がする。
「なんか大きなボタンとか着いた服入ってるの?」
「いいえ」
「でもすごい音じゃない?」
「ええ、あ、あーーー!!!携帯が!!」
洗濯機の窓から見えたのは携帯電話でした。
慌ててスイッチを切るが窓が開かねえ。
そうそう、スイッチ切ってしばらくしないと開かないんだった。
で、携帯を取り出してみると、液晶は乱れ、
しばらくは乾燥させて様子を見るしかないってことに。
昏睡状態が長く続き、
たまに目を覚ますようでしたが、
今はどうなっているんでしょう・・・。
夜はKAYOちゃん(上昇気流のキーボード)夫婦を誘って植木等似のウェイターがいるポルトガル料理へ行った。
ロゼワインをボトルで2本。
あ、私はワインを外で飲むことはやめているので飲みませんでしたが。
S崎君はお酒弱いくせにハイペース。
トイレに行ったまましばらく帰ってこない。
かよちゃんの旦那様に様子を見に行って貰うが大丈夫だという。
だけど戻ってきたら手から流血してるし!
S崎君の話によると、
手を洗って温風で乾かそうとしたが、温風が出てこなかったので温風器?をガツンと殴ったそうだ。
さすが格闘技をやっているだけのことはある。(ってカンケーねーから!)
その温風が出てくるだろうところはなぜかギザギザの星型になっていて、
殴ったら怪我をした、ということらしい。
で私もトイレに行ってその温風器を確認してみた。(もち女子トイレ)
あのね、温風器じゃなくてペーパーだったんだけど。
そのペーパーを切り取るために出口が星型のギザギザになってたんだけど。
ってS崎君に報告しました。
S崎君はハンブルクの後はベルリンへ行き、
友人に会ってから次の日ミラノ、そしてパリへ行く予定だと私は聞いていた。
まさか私もベルリンへ行くとは考えてもいなかった。
えーっと、まあいろんな事情がありまして、
家出癖のある私、
急遽S崎君の旅に便乗させてもらうことにしたんです。
ベルリン到着18時。
まずはホテルを探した。
S崎君はお金がないので友達の家か野宿の選択肢しかなかったんだけれど、
私のホテル探しに一生懸命やってくれました。ありがとう。
日本円で1泊2万円以上のところは空いていたんだけど、
それ以下は全滅でした。
こりゃもうベルリン中央駅構内でS崎君と過ごすしかなさそうだ、
まあでもあの駅は寒くないしトイレもあるしいっか、とも思っていました。
ああでもベルリンはちょっと危険だからなあ、
あ、でもでもS崎君は格闘技やってるし強いから大丈夫かなあ、
あれ?でもでもS崎君が友達の家に泊まれることになったら私ひとりじゃん!
なんて考えつつも
冷たい雨が降り続ける夜のベルリンを徒歩で(はい、ここポイント!)
そう、私なら間違いなく電車やタクシーを使うのに徒歩で観光しました。
おかげでガラガラ引きずっていた私のカバンはずぶ濡れ、
中の洋服やパジャマまでやられていました。
こりゃホテルが取れたとしてもムダだな、そうあきらめていました。
22時にS崎君の友達と合流、
アイリッシュパブで飲むことに。
このお友達がまたすごい優秀な人材とでも言いましょうか、
S崎君も優秀なのですが、
2人の会話に相づちすら打っていいものかわからないくらいのハイレベルな話題。
しかも英語交じり。
とりあえず私ができることは
わかったようなフリをしてニコっと首をかしげる曖昧な相づちくらい。
だってさ、いちいちその単語はどういう意味ですか?って質問してたら進まないよ?
いやあ、しかしすごいよ、若いのに。
って若いから勉強やチャレンジするんだろうけどもさ、
私の今までの人生、反省したもんね。
能力がないと逃げ、勝手に壁を作り、努力もしてないくせに楽な場所に居続けた自分を。
S崎君の友達は確か26歳だったかな?
日本の一流大学を卒業しドイツの大学で勉強中、
政治とか経済とか難しいことをやっているのに
映像プロデュースとかタトゥーデザインとかインテリアデザインとかそういう芸術方面の、それも仕事として通用するレベルでできるようで、
その「デザイン」会話に何回も登場してくる「デザイン」という単語、
「ディザァイン」っていう風に「カタカナ」ではなく「イングリッシュ」なわけよ。(それがかっこいいのは彼だからだろう)(だから庶民はマネしないで下さい)
でね、庶民である私には一生言うことないだろう
「日本では面白いことできそうにないしね」
なーんて台詞をさらっと言っちゃってたし、
さらには中国でボランティア活動でコンクリートをたくさん作ったとかさ、
それでいて彼のビジュアルがそれはもうDJっぽいわけ。
もうそのキラキラ具合がね、
家出してベルリンにいる私とはさ、そりゃーもうめっちゃくちゃ対称的なわけですよ。
家出して雨に濡れ、顔も髪もボロボロな状態で魅力的な人物に会い、
自分のダメさをイヤってほど感じさせられ、
しまいにはハンブルクから迎えが来るという始末。(家出総合時間9時間)
S崎君には
「それ小学生の家出と同じレベルじゃん!」
と笑われ、
初対面でいて今後会う確率2%だろうS崎君の友達からご馳走までしてもらい、
ハンブルクへ帰ったのでした。
ああ、そういえばS崎君は結局その友達の家に泊まることは許されず、
駅で過ごすと笑顔で去っていきました。
今頃はおそらくイタリアミラノでしょう。
あ、私もミラノやパリの地図持って行ってたのにな。
でまあ土日は友達からもらったちょっと前の日本のドラマDVDを見て過ごした。
「SLOW DANCE」と「ドラゴン桜」。
「SLOW DANCE」は大好物の妻夫木君出てるし、深津絵里もめっちゃかわいいし
とにかく出演者が私のレベルでも知ってる俳優さんばかり。
「夢をあきらめるな」みたいな理想論なところがちょっと気に入らなかったけれど
恋愛ストーリー的にはごちゃごちゃしていて面白かった(笑)
印象的な言葉は「待っている間は信じていられるから」
「ドラゴン桜」、阿部寛よかったね~。
平均偏差値35くらいのバカ学校から東大合格者を出すんだ!ってストーリーなんだけど毎回毎回テーマがあって、
「自分の弱さを知れ!」
「壁にぶち当たるまで我慢しろ!」
「バカとブスこそ東大へ行け!」
「知らないってことに恐怖を感じろ!」
「努力したのに、とか私はここまでやった、じゃなく結果が出なければダメなんだ!」
等々ね、
それはもう気合入りまくるわけですよ。
こちらのドラマのほうが、ただ「夢をあきらめるな」っていう話じゃなくて、
具体的な精神論が入っていて面白かった。
まーあとは私の元職業が予備校スタッフだっただけに
なつかしい!っていうのもあったけど。
優秀な人間に出逢い、
夢をあきらめるな理想ドラマを見て、
なんだかやる気が出てきました。
だけど私は夢をあきらめる能力のほうが大変なことだと思っています。
ま、やる気を出すためにはあり得ないくらいの理想ドラマ見るほうが効果あるのかな?(わからねえ)
というわけで、
あなたは自分の弱さを知っていますか?
*写真:アパートの隣人(といっても誰が住んでいるのかわからないくらい人が出入りしている)の車(ロータス エリーゼ)。他にもベンツが停まってたりする。S崎君が言うにはテロリストのアジトかもしれない、と。