『1リットルの涙』第2話：レビュー

『1リットルの涙』第2話

出演：

池内 亜也：沢尻 エリカ

池内 潮香：薬師丸 ひろ子

池内 瑞生：陣内 孝則

池内 亜湖：成海 瑠子

池内 弘樹：真田 佑馬

池内 理香：三好 杏依

麻生 遥斗：錦戸 亮
　　　　　　　　　　　　他…
[あらすじ]
水野に亜也の病気が脊髄小脳変性症であると告げられた潮香はショックが隠せない。
そんな潮香はMRIや検査の結果を借り、主治医以外の医師の意見を聞く、
セカンドオピニオンを行う。
しかし、どの医師も亜也の検査結果に間違いはないという。
まだ、どんな病気かも知らない潮香はインターネットや本などで、
脊髄小脳変性症について、勉強を始めていた。
その内容にはやはり、治療法は無い、とあった…。

その一方、亜也は合唱コンクールの準備に精を出していた。
それに何気なく協力する遥斗。
遥斗はまた、外科部長である父のプレッシャーから、
いたたまれない思いでいっぱいだった。
父は自分が医大へ行くのだと思って止まない。
実は彼には兄、ケイスケがいた。
彼もまた医師めざし、志し半ばで亡くなっていた。
ケイスケは動物が好きだった。

ある日の帰り道、公園で亜也は柴の仔犬を見かける。
思わず、駆け寄ってなでる亜也。
仔犬が走りよっていったベンチには遥斗が。
迷子の仔犬に食べかけのパンをあげる遥斗。
遥斗は亜也に犬と人間の共生の歴史を語る。
彼もまた、動物が好きだったのだ。

ある時、バスケ部でも練習試合の選手に選ばれる亜也。
憧れの河本にも応援され、俄然張り切る。
そんな亜也を見て潮香はやりきれない気持ちでいっぱいだった。
亜也には自律神経のバランスが崩れているだけだと何とか理由をつけ、
病院で処方された薬をなんとか飲むようにと言う。

そして、亜也はあごの怪我の処置のため、病院へ行く。
病院で亜也は一人で遊んでいる子供に会う。
子供とのボール投げで失敗する亜也に少女は病気なの？と問う。
少女の父も同じように怪我をしたのだと言う。
不意に不安が亜也を襲う。

一方、市の福祉保健部に保健師として勤めている潮香は
買った文献の中に脊髄小脳変性症の研究の第一人者である
宮下信太郎氏の名前を見つける。
そこで、潮香は彼なら何か新しい情報を知っているかもしれないと、
宮下氏の元へと向かうことにした。
けれどそこで聞く意見は水野と同じものだった。
完治した例はなく、投薬とリハビリを開始し、
この病気とは気長に付き合っていくしかないと言う。
愕然とする潮香。

そんな潮香の携帯に亜也から顎の怪我は大丈夫だったと留守電が入っていた。
無邪気な亜也のメッセージに涙が零れる潮香。
宮下氏の元から帰った潮香は瑞生に亜也の病気について初めて話した。
脊髄小脳変性症が完治しないこと、体が動かなくなって行くこと…。
瑞生は信じられず、取り乱す。

そして亜也のバスケの練習試合の日、潮香は家族みんなで応援に行こうと提案する。
どうしてわざわざ家族で見に行くのかと、亜湖はふくれっ面。
その試合を見ている顔の中には河本や遥斗もあった。
遥斗は生物部の活動で休みも学校に来ていたのだ。
亜也のプレイを見ているうちに瑞生と潮香は目に涙をためる。
試合中、亜也はふと体の動きに異変を感じた。
パスをうまく受けられなかったのだ。
不安を感じる亜也。

試合の帰り道、亜也は公園であの柴犬にパンをあげる。
そこへ遥斗も、パンを持ってやってきた。
亜也の後を突いていく仔犬。
けれど、豆腐屋の自宅では犬は飼えない。
そのうちに、雨が降り始める。
仕方なく、仔犬を連れて飼ってもいいか親を説得するため、
遥斗も一緒に亜也の家へと向かう。
瑞生は遥斗を見るなり、眉間にしわを寄せる。
亜也は両親を説得しようとしたが、
心配とは裏腹に潮香と瑞生があっさりと承諾する。
名前は"がんも"。
こうして池内家に新しい仲間が増えたのだった。

その間も病魔は亜也の体を蝕んでいく。
亜也の体は痩せ続け、針に糸を通すことさえままならない。
だんだんと自分の体に異変を感じ始める亜也。
再び、水野の元を訪れた亜也はこれからも日記を続け、
薬の服用、リハビリを開始するよう、言われる。
不思議に思う亜也。
けれど、潮香は亜也に病名を告知できないでいた。

亜也は診察後、院内で以前会った少女とともに少女の父に会う。
そこには言葉も話せず、ベッドに横たわった男性の姿が。
名前プレートには"担当医 水野"と書かれていた。
亜也はとてつもない不安に襲われる。
その日の帰り道、自分の病気に疑問を持った亜也は
とうとう、潮香に病気について訪ねる。
しかし、潮香は黙ったままで答えることは出来なかった…。
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[作品レビュー]
だんだん亜也が自分の本当の病気に不安を感じ始めてきました。
映画には登場しなかった数々の伏線が何だか痛々しいです。
沢尻さんの表情もとても切なくなってきましたし。
これからが、症状が顕著になってくると演技ももっと大変だと思います。
家族の様子もまだまだこれから大きく変化していくでしょう。
よく転ぶし、言葉も発音が難しくなってくるので、
まさに体当たりで演じたと言う、沢尻さんを始め、
キャストの演技が楽しみな所ではあります(^^)

さて、その他の登場人物もやや気になります。
遥斗は本作品のオリジナルだと思いますが、
今後、亜也の人生にどう関わってくるかがポイントになりそうな気がします。
主治医の水野先生も。
映画と実際は女性の先生だったようなので、
ドラマでは関わり方も変わってくると思います。
映画とは細かく設定が違っていてまた新鮮です(^^)

余談ですが、藤木さんは医師の役が似合いますね。
『ナースのお仕事』が再放送されていて、タイミングよくそう思いました(^^;
それと、陣内さんのお父さんっぷりは相変わらず豪快です☆
『菊次郎とさき』でも"親父"でしたが、本作品でも立派な"親父"
家族で食事を囲むシーンではまさに菊次郎！
＃納豆が出てきたら完璧ですが…(^^;
唯一、劇中でストーリーを明るくを照らしてくれそうなキャラで、
その熱い父親っぷりも期待しています。
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