今日は、清美オレンジでマーマレードを作っている。これで作り始めて3回目だが、市販のものより大分うまい。輸入物のマーマレードと同じ味、もしくはそれ以上だと思っている。
実家から、もらってきたホームベーカリーで、最近、食パンを焼いているのだが、トーストしたものに、自家製の
マーマレードをつける。イギリス式朝食のものまねだが、うちは朝はほぼパン食なので良い
マーマレードがあると生活の幅が増えたような気になる。小さなことだが、良い
マーマレードがあるだけで幸せな気分になれるのだから。
人の幸、不幸は、その人が死んだ後でなければ分からないというのは、
ヘロドトスの「歴史」にある記述だが、人の幸せは、その時々でも分かると思う。
ヘロドトスが言うのは、物語的な意味での人生についての幸せと、不幸であるが、これはその人自身の視点と言うよりも、他者が見た人の幸せについてである。
その人が幸せであったのか、ないのかは、他者が見て言えても、本当に幸せかどうかは、当人の視点でなければ語りえないものであろうと思う。
傍からみて、不幸と思う人も案外、幸せなのかもしれない。これも最近、ユーチューブで見たのだが○○さんマークの引越社の副社長と言われている人物、当人は幸せなのだろうか。それなりに年配なのだが、ほぼヤクザ、堅気とは思えない。私の眼から見れば、不幸な人物だが当人は幅を利かせていると、幸せなのかもしれない。反対に、彼から見れば、私なんかはちっぽけな蟻のような存在かもしれない。
私の世界観は、
独我論的な世界観だが、やはり○○さんマークの副社長はない。
独我論においても、あのような存在になることは、自身のプライドというか、許容できる範囲にない。やはり、人の幸せ、不幸せは当人しだいなのだろうか。
材料
清美オレンジ3個(600gくらい) (1kgで作ると砂糖が2キロになる)
レモン1個
水2リットル
砂糖1.2キロ
清美オレンジをよく洗う。(うちでは薄い食器用洗剤を水で溶いて洗い、その後、よく水で流している)
家の鍋で一番大きなクルーゼの
オーバルの鍋(焦げにくいのでこれを使用している。)に、清美オレンジの絞ったジュースを全て入れる。水を全量くわえる。
清美オレンジの皮以外のところ(房のところ)をきれいな布にくるんで糸でとめて鍋に入れる。
中火で炊く2時間くらいだろうか。皮が柔らかくなればそれで良い。
炊ければ、くるんだ布を取り出して、中身をムーランで漉す。ムーランは無いのが普通なので、よく布を絞って、ぬヌメヌメした
ペクチンを取り出す。カスは捨てる。(すぐに捨てないで、最後に固まってから捨てた方が良い。)
砂糖を全量鍋に入れて、中火から強火で炊く。沸騰してくるので目を離さない。多分30分程度はかかる。
この時に、作る量が清美オレンジ4個だと家の鍋は小さいので、いつまでも沸かせないので延々と水分が減るまで炊くことになる。3個くらいまでの方が作りよいと思う。
量が減り、とろみがついてきたら、冷凍庫に入れて冷やした小皿を用意してそこに試しに入れてみる。
適度に固まるようなら、そこで火を止め、
ウイスキーを入れる。(
ウイスキーは無くても良いがコクがでるのと、いかにも自家製という感じがあるので入れる。)
殺菌消毒したビンに詰めてできあがり。(熱いので、間違っても手でビンを持っていれてはいけない。)