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Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

新しい傘、を読み物風に

2009-07-06 18:22:42 | その他
『傘』
① 《「笠」と同語源》雨・雪・日光などがじかに当たらないように、広げて頭上に差しかざすもの。竹や金属の骨に紙や布をはり、柄をすえて開閉ができるようにしたもので、「笠」と区別するために「さしがさ」ともいう。「―を差す」
② 一本足に目がついていると、妖怪。


「・・・ふっ、男に傘など、必要ない・・・」


そううそぶいていたのは、いつの頃だったか・・・ハードボイルドは傘などささず、レインコートとボルサリーノで雨に打たれるまま・・・なものだが、こんな夏に近い季節では、そんな暑い格好は出来ない。


だからと言うわけでもないが、傘は一応持っていた。どこかで貰った、折り畳みの、やけに小さい傘だ。会社で乾かす度に子供用と間違えられ、雨の日はいつも靴だけでなくズボンもびしょ濡れ・・・


「・・・そろそろ、新しい傘でも、買うか・・・」


ある給料日の翌日、おれはデスクの横の窓に打ち付ける雨を眺めながら、そう決意した。飲食物と本(大人用)以外はここ数ヶ月購入していない貧乏・・・いや、エコなおれは、会社帰りに東急ハンズへと向かった。デパートでブランド物など買わずに、東急ハンズでお買い物・・・この辺がまたエコだと、自画自賛しながら。


東急ハンズで傘売り場へと向かったおれは、さっそくハードボイルドな一本を探し始めた。すると・・・


「・・・な、なんだ、これは・・・!!」


おれは、驚愕の一本を見つけた。いや、一本だけではなく、数本あったが・・・ともかく、その傘は、折り畳みにも関わらず、ボタン一押しでバサッ!と開いた。


「・・・い、いや、それだけでは博識なおれは驚かない・・・しかし・・・!!」


おれは、その開いた傘の根元にあるボタンを、もう一押しする。すると、なんとその開いていた傘は、自動的に閉じるのだった・・・!こんな高次元な傘が存在するとは・・・ここは未来か!?おれは驚きを隠しきれず、傘売り場に数人の客がいるにも関わらず、その後数回は傘を開閉した。その後、他の傘を手にとっては、ボタン一押しで傘の開閉を繰り返した。かなり、楽しかった。だが、いつの間にか傘売り場に他の客はいなくなっていたが。


「2500円になります♪」
「・・・」


不機嫌になったのは、レジのお姉さんがあまり可愛くなかったからだけでは無い。低年収…いや、無駄遣いをしないおれにとって、たかが傘の為に2000円以上の出費をするのは、非常に痛かった。さらに、20回払いも断られていた。


しかし・・・このボタン一つでの自動開閉、止められなかった。おれは次の雨はいつ降るかウキウキしながら、しっかり雨が止んで星空が覗く帰り道をスキップを交えながら歩いた。その後、その傘の重さと、ボタンで閉じても手動で短くしてくるくる巻く面倒臭さに辟易したのは、言うまでも無い。


そして、傘を家に忘れ、濡れながら帰路につく日が続いているのも、これまた言うまでも無い。


【続く】


Reo.

ピザの頼み方、を読み物風に

2009-07-03 17:36:45 | その他
『ピザ』
① パン生地を平たく伸ばし、トマトソースを塗り、サラミ・エビ・ピーマンなどとチーズをのせて焼いたもの。イタリア南部地方の代表的な料理。
② ピッツァ!と呼ぶと、かっこいいと思いきや、実はひかれてしまう。


「金曜日だ、久々に外で食うか?」
「・・・ふっ、そうだな・・・行くか・・・」


金曜日の朝のミーティングが終わると、時計の針は既に正午を回っていた。今日の『笑っていいとも!』のゲストは誰だ・・・などと想像しながら、おれは出世争いの為に上司からの昼食の誘いに乗った。いつもは一人公園で弁当だが、おべんちゃらが特技のおれは、同僚からならまだしも、上司からの誘いは断れなかった。


「・・・ここは・・・イタリアンですか・・・素晴らしい選択だ・・・ボンジョ~ルノ・・・」


男のくせにお洒落なレストランをピックアップした上司に心にも無いお世辞を使いながら、おれはメニューをめくった。一般的なイタリア料理店のランチのように、この店もパスタとピザのランチメニューが用意されていた。


上司と同僚がパスタを決めていく中、おれはピザを選ぶことにした。イタリアン・レストランに一人で入る事など無く、デリバリーのピザも一人では食べきれない為、なかなかピザを食べる機会がないからだが・・・そんな事言ったら、パスタも食べる機会ほとんど無いじゃないか、おれ!と気付いたのは、ウェイトレスがオーダーを聞きに来た後だった。


「お決まりですか?」
「・・・あぁ、ピザランチに・・・はっ・・・!」


ピザをオーダーする際にメニューから目を上げると、おれはウェイトレスの笑顔に釘付けになった。その美しさは・・・そう、『王様のブランチ』のレポーターの、右から三番目くらいに座っている女性のようだった。


「・・・あぁ、あと、サラミとハムとアンチョビーとこれとこれをトッピングしてくれ。・・・金はいくらでもあるからな・・・あぁ、ランチデザートも頼む・・・」


ウェイトレスに惹かれたおれは、彼女の好感度を上げる為、そして好印象を持って貰う為、ついついピザのトッピングを増やし、余分にデザートまで頼んで、おれの金持ちさをアピールしてしまった。財布には、3000円しかなかったが。


「ご一緒にドリンクはいかがですか?」
「・・・えっ・・・ふっ、アイスコーヒーを頼む・・・」


一日の昼食代としてもういっぱいいっぱいの金額になりながらも、綺麗な女性からの頼みを断れないおれは、一人フルコースをオーダーする事になった。


ランチセットのサラダ、過剰なトッピングが乗ったピザ、2品盛りのデザート、そしてアイスコーヒー・・・上司と同僚が普通に食事をする前で、おれはせっせとテーブルに運ばれる品々を食していった。これだけの料理が運ばれてくるのに・・・おれのオーダーをとったウェイトレスは、もうおれのテーブルには来なかった・・・


「1800円になります」
「・・・ぶほっ!・・・い、いや・・・あぁ・・・」


願い虚しくお目当てのウェイトレスとの再会がないまま、おれはレジのおっさんに料金を払っていた。普通に弁当を食べていたら400円。今日はその4倍以上だ。夜のココイチ抜きを決意しながら、おれは堂々と胸を張り、料金を払った。


「・・・ふっ、女性の為の出費など、痛くない」


そううそぶきながら、弁当食ってれば良かったと後悔したのは、言うまでも無い。


その後、食べすぎで眠くなり、普通に午後の間中居眠りして上司への印象を悪くしたのは、これまた言うまでも無い。


【続く】


Reo.

おれのソウメン、を読み物風に

2009-06-29 17:28:15 | その他
『そうめん』
① 《「さくめん」の音変化》塩水でこねた小麦粉に植物油を塗り、細く引き伸ばして、日に干しためん。ゆでて冷水にさらし、つけ汁で食する。煮たものは煮麺(にゅうめん)という。
② 一番簡単な料理トップ3に確実に入ってくる実力者。安く簡単で、独身男性の夏の強い見方。


太陽の陽射しは、既に夏のそれに近付いていた。健康的なスポーツマンのような容姿を求めているおれは、日焼け肌を得る為に半裸姿で今日のイベント会場へ向かっていた。ギャル男ぽいと言う周りからの声を無視し、おれは今日も小麦色の肌を手に入れようと奮闘していた。夏が、おれを活き活きとさせる・・・


イベント会場は、とある公民館の調理場だった。学校の調理実習室を思わせるその舞台で、この日は『親子の料理教室』が開催される事になっていた。子供どころか彼女、いや多少の好意を持ってくれている女性もいないおれは、当然の如くボランティアスタッフとしての参加だった。


料理教室が始まる前、各テーブルに材料を取り分けながら、この日のスタッフの仕事の説明が行われた。


「講師役の私が説明し、みなさんが各テーブルのお手伝いをしてもらいます。」
「・・・あぁ、問題無い。」
「あと、講師がずっと作ってるだけじゃ周れないんで、みなさんに料理を作ってもらいますね。」
「・・・うむ、良いだろう。」
「じゃあ、あなたはそうめんね。」
「・・・ん?・・・ソーメンだと…?…きさま、舐めてるのか・・・!?」


この日のメニューは、そうめんと、ポテトサラダと、グレープゼリー。おれはその中で、そうめんを受け持つ事になった・・・いや、確かにスタッフの中で男はおれだけだ。そして、一般的に男性の方が料理をしない人が多いと思われている。実際に、連日ココイチでカレーのおれは、料理などしない。だが・・・ソーメンなど、水を沸かして、乾麺をぶち込むだけじゃないか・・・おれは、この日最大の屈辱を味わっていた。


「・・・良いだろう、貴様らに最高のソーメンを食べさせてやる。・・・高級店でも食えないような味だ。」
「いや、そうめんはお店じゃ食べられないから。」
「・・・ふっ、言っておけ・・・」


陰険な雰囲気の中、十数組の親子が調理室に入り、料理教室は始まった。おれは各テーブルを周り、ポテトを潰したり、子供とじゃんけんをしたり、食器を用意したりしながら、親子の料理する姿を羨ましそうに眺めながら時間をすごした。


そして、そうめんの時間だ。おれは鍋に水をたっぷり入れ、沸騰させ、そうめんを茹で始めた。何でも良いが、こんなもん失敗するはずが無い、そう思いながら。その慢心が、後の失敗に繋がったのは、知る由も無かった・・・


おれはそうめんをしっかりと茹で、ザルに移し水を通しほぐすと、水気を切り綺麗に皿に盛った。束で固まっている個所も無く、焦げてるところも当然無い。完璧だ。おれは自身満々に胸を張りながら、その日の調理を終えた。


料理の後は、みんなでお食事の時間だ。スタッフはスタッフで作った料理を食べる事になっている。おれはまず、だれかが作ったポテトサラダを食べた。


「・・・ふっ、なかなか良い味だな。・・・作ったのは誰か知らないが、結婚してやっても良いぞ・・・」


完全に無視をされる中、おれはある事に気付いた。おれのソーメンを食べている面々に、困惑の表情が浮かんでいるのだ。ふむ、めんつゆが不味かったか・・・?と思いながら、おれもマイそうめんを食してみた。


「・・・むっ!・・・この口の中で溶けるような食感・・・なんだ、これは・・・!?」


ソーメンは、驚くほどに軟らかかった。もう、ほとんど麺ではなかった。歯ごたえが無く、軟らかすぎてすする事も出来ない状態だった。なぜか、周りの一部のスタッフは箸を置き、また他の面々は参加親子が作ったそうめんを食べに席を立った。


「・・・」


その不穏な空気と静かさに耐えられず、「・・・乾麺、そうめん、ぼくイケメン!」とやったのは、言うまでも無い。


そのパクリネタも、驚くほどのスベリ具合を再現したのは、これまた言うまでも無い。だが大丈夫だ、女性に呆れられるのも、ネタでスベルのも、非常に慣れている。


気付かないうちに頬をつたっていた涙を拭いながら、おれは半裸で家への帰り道を歩いていた。太陽だけが、おれを温めてくれた・・・


【続く】


Reo.

誘う献血、を読み物風に

2009-06-19 18:07:58 | その他
『献血』
① [名](スル)健康な人が、輸血を必要とする不特定多数の患者のために、自分の血液を無料で提供すること。「定期的に―する」
② 待ち時間に無料でドリンク及びドーナツ等の菓子を提供されるところ。しかし、アルコール類の提供はない。


「・・・ふっ、今日のおれ・・・いけてるぜ・・・」


その日、ビルのガラスに移る自分の姿に酔いながら、おれは渋谷センター街を歩いていた。久々にジェルで固めた白髪率40%の髪、購入してからまだ1年しか経っていない最新トレンドのポロシャツ、持っている中では唯一五千円以上するリーバイスのジーンズ・・・


久々のおしゃれには、理由があった。数日前、普段はフットサルでしか会わない前の会社の同僚に、何故か白羽の矢を立てられ、女性達との飲み会つまり合コンに誘われたのだ。周りの引き立て役、『噛ませ犬』として誘われたんだという合コンにも誘ってくれない今の同僚の戯言を聞き流し、おれは早々に会社を出て指定のレストランへと向かっていた。


「・・・遅れて、すまない・・・」


やけに小奇麗なレストランに辿り着くと、おれは飲み放題のジンジャーエールをオーダーし、空いている席に腰を下ろした。まず、女性陣を見る。今日の参加者は、4人。ルックスは、可もなく不可もなく・・・だが、その後の自己紹介で、おれは驚愕の事実を知る事になった。


「・・・ぶほっ!・・・な、なに、ナース、なのか・・・?」
「あ、いや、彼女はオペ室のナースですけど、私達は献血ルームです。」
「・・・ふっ、病院だろうが献血だろうが関係無い、ナースの制服・・・あ、いや・・・」


なんと参加女性4人のうち、一人は病院のナース、そして二人は献血ルームで勤務しているとの事だった。ナースが大好きなおれは、その驚くべき・・・いや喜びべき事実を聞くと、すぐに妄想モードへと突入した。


「・・・二人っきりで、きみはナース服で、おれはパジャマ姿・・・いや、医者役・・・いやいや・・・グフフ・・・はっ!!」


一人会話の輪に入らず妄想をしていると、おれはふと我に帰った。その妄想を実現する為には、ここでナースとの仲を深める必要がある・・・おれのミッション・インポシブルが、今始まった。


「・・・ふっ、献血ルームか・・・おれも、よく行くんだ・・・」


事実だ。ナースに注射されるのが大好きなおれは、今までで数十回は地元の献血ルームに行っている。その事を、おれが優しいからだと、人助けしたいからだと思われるよう、上手く脚色をつけておれは語り始めた。


「・・・おれの血液が役に立つのなら、いくらでも持って行って良い。・・・ドーナツやアイス、ましてやナース帽かぶった女性が目当てでは無いんだ、おれは人を助けたいんだ。・・・だから・・・もう毎週のように献血ルームに通っている・・・」


ある事ない事を語っていると、隣に座っている女性が、おれを見つめてきた。完全に、おれの虜だ・・・ただ、彼女の視線がおれの腕に集中しているのが、気にはなったが。


「良い体してますね♪」
「・・・ふっ、そうか・・・いくらでも脱いでやるぞ」
「い、いや、脱がなくて良いですけど。血も濃そうですね♪」
「・・・ふっ、毎回献血ルームで誉められている」
「良い血がとれそう♪うちの献血ルームにも来て下さいよ♪」
「・・・あ、あぁ良いだろう・・・そうだ、今度一緒に・・・」
「献血すれば、会えますって♪」
「・・・え、いやでも、献血自体には・・・」


その女性は、やけにおれに優しくなっていた。が、どうやら目当てはおれの体・・・ではなく血液らしかった。おれは敗北を感じながらも連絡先を聞いてみると、彼女はおれに献血ルームの場所が記されているカードを手渡してきた。


「・・・あ、あぁここね・・・分かった、今度献血するよ・・・」


飲み会の後、その女性はおろか誰からも連絡先を貰えなかったのは、言うまでも無い。


その夜、一人ナース物DVDを鑑賞したのは、これまた言うまでも無い。


【続く】


Reo.

痛みが別の痛みを棚上げする、を読み物風に

2009-06-16 15:11:14 | その他
『痛み』
① 病気や傷などによる肉体的な苦しみ。「腰に―が走る」「傷の―」
② 精神的な苦しみ。悩み。悲しみ。「胸の―をいやす」
③ 大人になると、もっぱら身体的なものより心の方が多くなるもの。ただ、慣れるものでもある。
④ Mの人には快楽。


「・・・やはり、ダメ、か・・・」


おれは一人、携帯電話の通話を切ると、そうつぶやいた。電話をかける前の決心には、やけに時間がかかった。会話の間も、色々な事が頭を巡り、しどろもどろなってしまった。しかし・・・いざ会話を終えると、おれが吐き出せる言葉は、それだけだった。


日曜日の夜、おれは諦めたはずのその女性に、最後の勝負をかけた。昼間に会ってしまったのが、その決断のきっかけだったが・・・会ってしまったのが失敗だった・・・そう気付いたのは失望が心を染めた後。もう、遅かった。


おれは、グラスにワイン、の色をしたグレープジュースを注ぐと、外の夜景・・・つまり隣の家の壁を見つめながら、数分前の会話を、頭の中で何度もリフレインした。


何度も会話はしている相手だが、やはり始めての電話はおれでも緊張した。メールで誘っても良かった。しかし、ただ単純に声を聞きたかったというのもあるが、明白な負け戦の中での最後の勝負として、直接話した方がおれの気持ちは通じる・・・そう思った。やはり、恋は判断を狂わすのか。


電話の声は、明らかに面倒そうだった。早く会話を終えたい雰囲気をプンプン感じながらも、おれはとりあえず二人でどこかへ行けないか予定を聞き、そして断られた。会話開始15秒で早くも後悔し始め電話を切りたい気持ちになりながらも、どうにか雰囲気を和ます為に一発芸を披露し、最後に電話した事を謝って通話を終えた。開始から15秒ほどでの冷や汗、そしてさっさと逃げたくなる気持ち・・・こんな状態に陥ったのは、結婚式で漫才を披露した時以来だった。


慣れているとは言え少なからず心に痛みを負ったおれは、この痛みを和らげる為に、数日前の友人への助言を思い出しながら、次のフットサルのスケジュールを確認した。





「いやぁ本当にキツイ・・・いつも振られてるReoっちはどうしてるんですか?」
「・・・いつも・・・ふっ、一つの痛みは、別の痛みを棚上げするもんだ・・・」
「はぁ?何の事ですか?」
「・・・他の痛みが追加されれば、前の痛みを気に掛ける余裕が無くなるんだ・・・」
「本当ですか?」
「・・・ボクサーはみんなそうだ。普段の生活で苦しみを感じ、リングの上の痛みで棚上げしようとしている・・・」
「じゃあ何すれば良いんですか?もうボクシングしてないでしょ。」
「・・・フットサルをやっている。死ぬ気で走れば、その苦しみと辛さで、心の痛みは忘れられる・・・まぁ、死ぬ前に足を攣るがな・・・」
「でも、試合の間だけじゃないですか。」
「・・・その後の3日間くらいは、筋肉痛で苦しむじゃないか。」
「それはおっさんだからでしょ、普通は3日間も筋肉痛にならないですよ!」
「・・・っ!・・・聞かなかった事にしておこう。」





数日後、草フットサルで何かを振り払う為に無駄に走りまくったのは、言うまでも無い。だが、その走る量は他の人と比べると実はたいした事ないにも関わらず、やはり3日間は筋肉痛だったのは、これまた言うまでも無い。


【続く】


Reo.