中学時代から42年!同級生コンビのつぶやき

日々の生活の中での雑想文。時代の狭間に在するアラフィフの想い・・・。

甥の一人旅

2009年11月14日 01時08分01秒 | チャレンジ
高校3年の甥っ子が、今夜一人でオーストラリアへ。


高校卒業後は海外へ留学を希望しており、

アメリカをはじめ、留学先を検討している中、

留学カウンセラーからオーストラリアも勧められたらしい。


訪れた事のない国、オーストラリアへ今回は下見旅行。

一人旅です。


小さい時から一人でも全然平気な彼は、

小学校時代は、ミニバスケットボールをしていた関係から

アメリカのジョーダンキャンプに参加したいと、

泣いて両親に訴え、許可をもらう。


そして親の同行無しに、添乗員と初めてのアメリカへ行き、

他国の知らない参加者達と共同生活を10日間送った。




同じく小学校時代、

バスケット部の友人達がいじめを受けている現場に遭遇し、

正義感の強い彼は、「やめろよ!」と一言発したことで

今度は自分がそのグループから総スカンをくらう。


ですが、シカトとされ続けていても甥は臆することなく

バスケットの練習も休むことなく参加し、

一人コートの片隅にいる状況にも耐え、

大好きなバスケットの続けられる子どもでした。


幼稚園時代までは、2歳上のやんちゃ兄貴にかなり泣かされ、

いつもいつも涙を流し、

幼稚園も毎日行きたくないと泣いていました。

本当に泣き虫だった甥に私は

「泣かないで。泣くと相手はもっとやってやろうと思ってしまうから・・・」

とアドバイスして事を覚えています。


最終的に小学校に上がってから、

甥は全く人前で涙をみせないようになりました。

唯一母親の前だけでは、箍がはずれたように泣くことがあるようです。

それは今でも・・・・。


そんな甥ですから、今夜家を出るときも親に頼らず

自分一人で成田まで移動しようとしていましたが、

母である私の姉のほうが我慢できずに、

日暮里のスカイライナーの乗り場までは送って行ったそうです。


ですが、「行ってきます」と言ってその場を後にした甥は

一度も母の方を振り返る事無く、旅立ったそうです。


姉が電話で「その姿に涙しそうになった・・・・」と話していました。

母のほうが寂しくなってしまったのですね。


ですが、とても男らしくて、素晴らしい甥だなと思います。

しっかりと自分の事をみつめて、自分の道を探しに旅へ出たのです。

周りがどうとか、誰かがいないと・・・・ではなく、

自分の道は自分で決める。


2歳上の兄もアメリカに留学したのですが、

1年で根を上げて帰ってきてしまいました。

弟の方は絶対に帰ることはない!と断言しているそうです。


これまで、赤ちゃんの頃から18歳になるまでの甥を見てきた

叔母の立場からすると、

間違えなく、簡単に帰ってくるようなタイプではないと言えます。


甥の海外一人旅、自分流に楽しみ、

影響を受け帰ってきてくれる事を願います。




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