先月は父の命日。
亡くなってから34年が経った。
大学生の娘から
おじいちゃんが亡くなった年、
ママは何歳だったの?
そんな質問を受け、
20歳の時だよ....と答えながら
ああ、丁度今の娘と同じ年頃だったんだ。
実感。
娘とあの歳の自分を重ね
亡くなった父と今の自分を重ね、
あらためて.....
ああ、社会を未だ知らない学生の娘を残して
この世を去る父は、
さぞ心配だったろう。
ああ、ひとり親の母しか拠り所のない
子ども達は
今、母が亡くなれば、
さぞ悲しむことだろう。
自分にはまだ母がいたが、
子ども達は、
姉と弟のきょうだい二人だけになる。
でも大丈夫!
今のあなた達は、
母の逞しさをしっかり受け継ぎ、
真っ直ぐに自分を持って生きてます。
母は、心配はしません。
と言うことは.....
父もそう思ってくれていたのか?
意識も朦朧とした中、
息をひきとる直前の父が
私を見るその目は、
「心配ないぞ!」
その眼差しだったのかもしれない。