ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

慈愛という財産

2022-08-26 | 人間性

ruralbusiness.com

 

 

 

先週、友人のジョセフが語ってくれたことは、人生の短かな、でも深いレッスンとなった。

最近友人は2、3の品を買うために地元の食料品店に立ち寄った。 その小さな店はほとんど空っぽで、レジ係は 1 人しかいなかったが、友人がそこに並んだ時には、前にカートにいっぱいの食料品を降ろしている男性がいた。 友人は急いでいるわけではなかったので、レジ係の女性がレジを打っている間、リラックスして順番を待っていた。 前の男性は多くの食料品をいくつかの袋に入れて、それらをショッピング カートに戻していた。 精算をすませて、店を出ようとした時に、彼は、そのカートを 400 m 離れたアパートまで押して、荷を下してから、カートを元に戻してもよいかとレジ係に尋ねた。レジ係の女性はまだ新米で、何と答えて良いかわからなかったようで、困惑していた。 その時、友人は咄嗟に、「私が喜んで彼を家まで車で送ってあげましょう」と言った。

店の外に出て、友人は男性の食料品を自分の車のトランクに積み込んだ。 彼の家までの短いドライブの間世間話を交わすと、彼は最近こちらに引っ越してきたばかりだと言った。 そして、誰もが昨今ひしひしと感じるのと同じように、彼も高い生活費の圧迫を感じている、と話した。 友人はおおいに同感し、大きくうなずいた。 そして彼のアパートに着き、停車し、開けたトランクから食料品の袋のいくつかを出すのを手伝った。 それから友人は帰宅の途についた。 帰路運転しながら、「The cost of living (生活費)は上がり続けているが、少なくともthe cost of loving(愛すること)の費用は変わらない」と友人は独りごちた。

その話しをしてくれた友人は、さらに続けた。「それが愛することの代償の面白いところです。費用は一切かからない。 家族、隣人、友人、さらには見知らぬ人を助けることに愛を注いでいると、遅かれ早かれ自分の愛が底を尽いてしまうだろうと思う人もあるかもしれない。遅かれ早かれ、財布のお金のように、人の心は空っぽになってしまうと思っているかもしれない。 ところが、ありがたいことに、愛はそのようには機能しません。神はその知恵によって私たちを神の愛で満たしてくださるから、私たちが愛を分かち合うとき、それは減りはせず、代わりに、私たちは分かち合うことへの愛をさらに持っていることに気づくものです。」

「愛とはなんと素晴らしいことでしょう。費用はかかりません。そして、私たちが愛を手放すたびに、さらに多くの利益がもたらし返されます。 実のところ、それこそが人生を生きる価値のあるものにしています。 それでは、どうぞあなたの日々を愛で満たしてください。 あなたの心を愛で満たしてください。そして、地球上で最も貴重なものは無料であることを常に覚えておいてください。」

 

[主くかられた。]わたしはりなきをもってあなたをしている。それゆえ、わたしはえずあなたに真実をつくしてきた。

ジェレマイア(エレミヤ)書第31章3節

 

 

 

 

コメント (4)
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