ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

達者です。

2020-04-02 | わたしの思い

三月半ばから自宅退避と言うのでしょうか、Shelter in Placeが宣言され次第私は有給休職に入りました。ところが私の職場は、と言うよりCalifornia State University Systemは、必要性の高いオフィスと見なされているので、ほとんどの同僚は毎日不安を抱えながら出勤しています。それも今週末あたりから、ほぼ全員自宅勤務になると思います、と言うよりも願っています。先週時点では、90%の職員が出勤しているとのことです。感染拡大の加州で、感染者数が多くなる毎日ですが、警官や医療関係者並みに働いている人々がたくさんいます。私は持病の喘息やルーパスと、腎臓が決して100点と言う事ではないので、大事を取っています。夫も自宅勤務に入りました。夫は二階の書斎で、私はすぐ真下の食堂で仕事をしています。

サンデイエゴの末娘と今月で八ヶ月になる孫息子は、再びこちらへ帰郷していて、夫は今学期期末試験を控えて猛勉強を一人サンデイエゴでオンラインでしています。長女家族はこちらですが、恒例の日曜日の午餐は二週間前から控えて、それぞれ家族で篭っていると言う訳です。

長男はフロリダで、ニューヨークからふた晩寝ずに運転して脱出してきた人々の対応に追われていて、眼科医ですが、ERやトリアージュなどの手助けもしています。今は州境で検閲されますが、たくさんのニューヨーカーがフロリダへ流れ込み、そこからまた感染が始まります。息子の診た最初のニューヨーカーは、熱があり、咳もしていて、眼科的にはなんの問題もなかったのですが、フロリダでの診察記録を作っておきたい、と言う理由でやってきたのでした。その患者はすでに感染していたのかもしれません。その長男も長い勤務時間の合間にテキストや電話で色々知らせてくれます。先週末は、マスクを製作して欲しいと要請がありました。医療用と言うよりも、待合室の患者に使わせたいようです。同時に他者からの50枚欲しいという要請があり、私は100のマスクを制作中です。

ドイツの次男も自宅勤務に入り、家族四人なんとか健康に過ごしています。ドイツはあれよあれよと言う間に感染がかなり拡大してしまいましたから、当初優柔不断な政府に対して苛立ちをもつ人々がかなりいたようです。

こんな混沌とした今、何よりも心の安らぎになるのは、頻繁に送られる孫たちの屈託無い笑い顔です。去年生まれた三人は、二本、四本と歯も生え始め、つかまり立ちや、ハイハイもできるようになりました。ベイビーフードもあれやこれを楽しみ、健康に育っているのを目にすると、心に余裕が生まれます。

なかなかゆっくりとコンピューターの前に座ってブログを書くこともままならず、自宅退避とは言え、毎日忙しく、食事作りを始めとする家事さえも殆ど夫がしています。とにかく100以上のマスク製作というのは、かなり時間がかかりますし、疲れます。それでも少しでも何かの役立ちになるのならという思いで、やっています。

教会は現在閉鎖されていて、集会もなされませんが、オンラインで知恵を得る事が可能な時代、夫と二人で聖典を読んだり、聖餐を取ったりしています。最後まで耐え忍び、という節が心にしみる日々です。

というわけで、私や家族は、達者に過ごしています。SNSを大いに活用なさって、社会や人とのつながりを保ち、皆さまがご無事でいらっしゃいますことを心から願い、祈っています。

コメント (7)
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