ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

あの日

2018-02-21 | アメリカ事情

 http://mimileecanbe.blogspot.com/2013/12/free-printable-families-are-forever.html 



私たちのロマンスは、火花とともに始まったようなものでした。しかし、年月が経つと、私たちの情熱は、激しい怒りに変わり、たびたび火のような激しさを見せはじめました。中学生だった二人の息子を連れて、私は、そんな燃え盛る火元を離れるため夫から去り、私の故郷の町に落ち着いたのは、夫が私に去らせるのを目的のように敵意に満ちた手紙を書いたからでした。それが、ある日全てが変わったのです。夫が電話してきました。「人生に家族よりも重要なものはない、と深く認識している今、これから家族のためになんでもできることをみんなで一緒にやっていきたいと思っている。」と。そして言いました。「お願いだから、ここへ戻ってきてほしい。」

私たちは戻りました。その日は、2011年の9月11日でした。

オハイオ州コロンバスのクリスタ・スワンの話。


***


あの日、子供一人一人を抱きしめずにはいられなかった親は、私たちだけでなかった。職場でも、教会でも、グローサリーストアでも、人々は、家族の元へ、一刻でも早く帰り、抱きしめたかった子供や伴侶や親のことを、愛する人のことを考えていた。もう明日がないかのように抱きしめたかった。あの日、多くの管理者やボスは、従業員に、早く帰宅しても良い、と言った。そして家族とともにその日の残りを過ごすように、と付け足した。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする