
馬総統、新年演説で慰安婦問題の早期解決訴え/台湾
中央社フォーカス台湾 1月1日(金)13時20分配信
馬総統、新年演説で慰安婦問題の早期解決訴え/台湾
中央社フォーカス台湾
(台北 1日 中央社)馬英九総統は1日、総統府(台北市)で新年の演説を行い、先月末に日韓が合意に達した慰安婦問題について、謝罪と賠償を求める政府の一貫した立場を改めて表明したと語った上で、元慰安婦が亡くなっていっている今、我々は問題の解決を急がなければならないと訴えた。
馬総統は中国大陸との関係について、台湾海峡ミサイル危機が起きた李登輝元総統と、対立が続いた陳水扁前総統の時代には、現在のような平和と繁栄は想像できなかったと指摘。両岸(台湾と大陸)間の和解と交流につながった自身の政策が、次期政権にも引き継がれるよう期待を示した。
2008年に現職に就いた馬総統は今年5月に任期満了を迎える。今月16日に行われる総統選挙では、最大野党・民進党候補の蔡英文主席が、世論調査の支持率で与党・国民党候補の朱立倫主席らを大きく引き離しており、8年ぶりに政権が交代する可能性が高まっている。