稲敷資料館日々抄

稲敷市立歴史民俗資料館の活動を広く周知し、文化財保護や資料館活動への理解を深めてもらうことを目的にしています。

稲妻雷五郎伝 「指相撲」 初口演

2013年02月09日 | 日記

『広報稲敷』などでお知らせしていましたが、
2月9日あずま生涯学習センターで
三遊亭圓窓氏による創作落語「指相撲」が披露されました。

「指相撲」は当市阿波崎出身の第7代横綱、
稲妻雷五郎に題をとった噺(はなし)で、
今回が初披露となりました。

江戸時代後期の名横綱・稲妻雷五郎は、
幕内通算勝率九割を超える強豪力士であっただけでなく、
俳句なども好んだ風流人でもあり、後続の力士たちに
相撲取りの在り様を説いた『相撲訓』を残すなど、
文筆もよくした異色の力士でした。

「指相撲」はそんな雷五郎の半生を描く滑稽噺です。

会場となった生涯学習センターには、
雷五郎のご子孫にあたり出羽海部屋後援会長などを務める中澤軍治氏や
雷五郎生家のご子孫にあたる根本守氏をはじめ多くのお客様が来場され、
大変な盛況ぶりで、多くのお客さんでにぎわっていました。
(会場内の様子は別の記事で紹介させていただきます)

当館でも、このチャンスを逃すまいと普段は館内で販売している
「稲妻雷五郎絵はがきセット」を出張販売いたしました。

おかげさまで、たくさんの方々にお買い上げいただきました。

これを機に、稲敷の産んだ名横綱、稲妻雷五郎が、
市内外にさらに知れ渡ってくれればと思います。

ちなみに、当館2階では、雷五郎ゆかりの品々を展示しています。
入館無料ですので今回の落語でご興味をもたれた方は、
ぜひ、一度見に来てみてください。

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