唐辛子パワーでブンブンブン!!!

韓国・ソウルにて仕事に家事に奮闘中!
モットーはがんばりすきず・なまけすぎず

バスでの出来事

2006-06-16 | 韓国のあれこれ


ソウルのバスは本当に興味深い
おもしろくもあり、こわくもあり、最も韓国という国を感じられる空間かもしれない
信号無視あたりまえ、細い道でも猛スピードでかけぬけ、邪魔な車が来るとバン!バン!クラクションならして威嚇しまくる
バスにのっていると、ほんとスリル満点でジェットコースターなんて目じゃないもんねぇ。
安全が保証されてないだけに、ジェットコースターよりもどきどきしちゃう

そんなバスに乗っていた今日、ちょっとした事件が・・・。
停留所でバスを待っていた私。
バスが来たので、乗り込もうとすると、他にも3人の乗客がいたので一番最後に乗り込んだ。
すると、前からいかにもひ弱そうな男子学生が降りようとして来る。
韓国では前から乗車して、後ろから降りる仕組みになっているので、
普通前から降りようとする人はいない。
運転手さんも私が乗り込んだ後、容赦なくドアをしめちゃいました
すると、

学生 ”あのぉ、降りたいんですが・・・”

運転手 ”なんで後ろから降りなかったんだ!”

学生 ”降りようと思ったらドアがしまっちゃって・・・”

運転手 ”ちゃんと、降りる準備しないとダメだろう!”

学生 ”すいませんでしたぁ”

運転手 ”まったくもう”

・・・と、いいながら、結局ドア開けてあげて、学生さんは降りていったけど。
運転手さんそこまで怒らなくてもぉ・・・
学生さん完全にびびっちゃってちょっとかわいそうだったなぁ

韓国ではバスから降りる時、ちゃんとドアの前で待機しておいて、ドアが開いたらすぐ降りないと容赦なくドアはしまってしまう。バスがとまってから席を立っているようじゃあ完全にアウト
でも、急ブレーキ急発進ありあり、猛スピードでかけぬけ、ぐらんぐらんに揺れている車内の中を歩くのってホント至難の業。私も今だからこそ、ちょっとコツをつかめて来たけど、韓国に来たばっかりの頃は何度もこけそうになったし(今でもときどきそうだけど・・・)、知らない人のひざに座りそうになったことだってあるし、隣の人にこけそうな体を支えてもらったことだってある 降りたい停留所で無事降りるためには、そんな危険までも冒さないとダメなのだ。
でも、こうやって見てるとソウル市民はやっぱりこんなバスの乗り降りに慣れているのか、身のこなしが見事 大きな荷物を持っていても、小さい子供も、ちょっと年配の人でも、とってを上手に使って揺れる車内を歩いている。やっぱ、長年乗っている人は違うなぁなんて思いながら見とれている私。でも、よくよく考えてみたらこの揺れに耐えられる人しか乗らないのかも。だって、運転手さんは乗客の安全とかどこで降りたいとかおかまいなしに走るから、このスピードについていけない人はバスに乗らないでください!って暗に言ってるようなもの。これじゃあ、暗黙の乗車拒否だよねぇ
韓国だってこれからどんどん高齢者社会になっていくんだから、もっと弱い人の立場にたった動きがでてくるといいんだけどなぁ。

でもでも、こんなバスも韓国らしいって言っちゃえば韓国らしいし。
これが日本のバスみたいになってしまうと、それはそれでさみいしいような・・・おもしろくないような・・・。
何とも勝手な意見だわ・・・

 

 



最新の画像もっと見る