こんにちは、作業療法士の加藤です
少し日にちが経ってしまったのですが、7月18日~20日に埼玉県越谷市にて開催されました、環境適応講習会という勉強会に研修出張で参加させていただきました
会場のリハビリテーション天草病院です。この隣に、研修用?の大きな建物もあって、研修はそちらの建物で行われました。
環境適応講習会は、脳卒中の患者さんに対する、日常生活動作改善のための評価方法や治療手技を学ぶ講習会となっています。この講習会は、A~Eの5コースがあるのですが、今回出させてもらったのは、そのうちのDコースで、Dコースのテーマは食事となっています。
脳卒中の後遺症による片麻痺等が生じてしまっている方は、体の左右のバランスがとりにくかったり、姿勢をきれいに保つための体幹筋の筋出力が低下するなどして、結果として頭頸部が左右どちらかに傾く、あごが前方に出すぎてしまうなどの姿勢不良が強まる傾向にあります。このような頭頸部を真っ直ぐに保てない状態は、食事を口から取りこぼしやすかったり、むせてしまいやすかったりします。
今回の講習会では、上記のような状態を少しでも改善に向けていくために、姿勢をどのように整えていくか、頭頸部の位置をどのように修正していくか、さらには、食事場面の環境設定をどのようにしていくかということを勉強させていただきました
また、会社内でもしっかり伝達して、利用者様皆さんに還元できるようにしていきたいと思います