赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

今年の3冊 【マンガ編】

2007-12-30 13:10:59 | こんな本を読んだ(マンガ編)
今年のマンガ編も考えてみたけれど、こっちはちょっと難しかった。

その1:『毎日かあさん4 出戻り編』著:西原理恵子 毎日新聞社
 泣きました、本屋の店先で。

鴨ちゃんが亡くなる前後のお話が収録されている。協議離婚後も二人の絆は途切れることなくつながっていたそうだけど、こんな真っ正直な愛情の表現に涙腺がたまらず切れました。
露悪的趣味全開ともいえるりえぞうの作風が、子ども達への、夫(元)への、ハハ仲間達へのあふれる愛情を包み隠さず表している。
マンガを読まないわが家のハハも、ぼくといっしょに泣いて笑った今年のイチオシ!

その2:『星の時計のLiddell(全3巻)』著:内田善美 集英社(絶版)
ちょっと反則気味のセレクション。Amazonでは古書のみ取り扱い。

去年の暮れにやっと手に入れて読むことができたまさに名作。読んでみてびっくり。同じ内田作品の『空の色ににている』で遺憾なく発揮された独自の世界が、この作品では掛け値なしの最高傑作にまで結晶している。
このあいだ立ち読みした、『このマンガがすごい!2008』で、豊田徹也が"影響を受けた作品"として挙げていたのを見て、2人の作品を好きなものとしてうれしくなってしまった。

その3は、いろいろ考えたけれど決められなかった。
今年読み込んだものとしてあげるなら、ホントはここで『神戸在住』の完結で決まりかと思っていたのが、思わぬ最終巻発売遅れで来年にずれ込み。他に注目したものとして『真説 ザ・ワールド・イズ・マイン』や『ぼくらの』、『おおきく振りかぶって』なんてのが思い浮かんだのだけれど、どれもマイベストにあげるのとはちょと違う。
『WIM(ワールド・イズ・・)』は読めばびっくりの力作だけど、『ぼくらの』とも同様に読んでて少しも愉快じゃない。(でも読んじゃう)
『おお振り』は9巻が出て連載もいいとこだけど、まだ山場はこの先に来そう。この先乞うご期待、ってとこか。

なにはともあれ今年も終わり。来年もいい年でありますように。
皆様に多謝!


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