赤ガエルのボンヤリ日記

クルマもカレラ、自転車もカレラ、
すべて前世紀生まれの乗り物を愛する、クルマバカオヤジの中身うすーい日記です。

豊田市美術館 企画展「ヴェネツィア絵画のきらめき」

2007-05-12 16:44:48 | その他のお出かけ
昨日の金曜は午前出勤・午後年休を取ってちょいと私用を片付けた。
時間が余ったので土日では混んでそうな豊田市美術館の企画展を見物に行った。

予想通り?会場はすいていて、好きな場所で好きなだけ眺めていられる絶好のコンディション。

実は会期を~5/13と勘違いしていた。(だから最後のチャンスと思って出かけたのだけど)あと1週間あったんじゃん。

まずはチケットを買いましょう。

写真右の前回企画展(GARDENS)チケット半券を出すと、1000→¥900に割引になる。

今回の展示作品のウリは、やはりパンフやチケットに載っている
「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」ティツィアーノ・ヴェチェリオ (拡大画像)
こういう宗教画とかはその物語を知っていないとなんだかよくわからないのがホントのところ。
サロメって確か悪女? (ってWiki見たらこの絵が引用されてるじゃん。やっぱり有名な作品なんだ)

色彩が美しい。暗い背景にサロメの明るい肌色と真っ赤な衣裳が浮かび上がってて、素人目でもすぐに引き寄せられる。特に肌の色はすばらしいの一言、500年前(1,515年作)とは思えない鮮やかさとつややかさに感動。
でもこの画は見ててもなんだかナゾばかり?美人なのは別にしても、この人は一体何を思っているんだろう?喜んでる風でもなくさりとて怖がったり悲しんでるようにも見えない。では何の感情もないのかといえばそうでもなくて、しっかりとした視線はお盆の上のヨハネの生首にじっと据えられていて、なにか確たる思いがあるみたいだ。
となりの女性(だよね?)の声に耳を傾けているようだけど、2人して冷静な顔してなにを語り合ってるんだろう?見てるとだんだん変な気分になってくる。やっぱりいつの時代もオンナはナゾなのか。
いずれにしても美人はやっぱり得?こんなひどいシーンでもしっかり美しい画になってしまう。

このティツィアーノ以外にもティントレットやヴェロネーゼといったビッグネームの作品もあって、宗教画には「聖母子」やら「最後の晩餐」、「無原罪の御宿り」なんていうおなじみの題材がいろいろ。
はじめの宗教絵画にはけっこう古い時代のものが多く、後半のベネチアの風景・風俗を描いたものにはちょっと新しいものが増えてくる。15世紀ごろのルネサンス後半期の作品に比べると、新しい時代のものはなんだか焼き直しっぽくなって面白くない。(とはいっても画を見る目があるわけじゃないんで、適当な感想だけど)


とりあえず館内を一通り見物してから外に出る。今まで行ったことのないまわりの庭をちょいと一回り。

ヘンリームーアの作品が緑の中にちょこんとたたずんでいる。いかにもムーアっていう形なのがわかりやすくてちょっと可笑しい。


庭園の池越しに建物を眺める。池のカキツバタ?も咲き始めたようだ。


さてこれが終わったら次にいきたいのがこれ!
ぼくのイチオシとしては、
プライスコレクション 「若冲と江戸絵画展」 愛知県美術館で開催中
さらにもひとつ
「シュルレアリスム展」 謎をめぐる不思議な旅 岡崎市美術博物館で開催中
ヨメさんが行きたいというのが、
「ダリ展」 創造する多面体 名古屋市美術館ではじまった!

なんだか忙しい5・6月になりそうだ


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2 コメント

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次回は・・・ (緋沙子02)
2007-05-13 11:04:35
トラックバックありがとうございます

若冲はお薦めです
ぜひ ご覧ください

私は次はダリに行きたいと思ってます
返信する
若冲楽しみなんです (赤ガエル)
2007-05-15 00:37:48
緋沙子02さん、コメントありがとうございます。

若冲もう行かれましたか?今回の展示にはかなり期待しているんです。
ヨメさんはダリが楽しみだといってるし、あわただしい初夏になりそうです。
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