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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

朗報!米コロラド州最高裁がトランプ前大統領の2024年コロラド州大統領選予備選への出馬資格認めず。2021年の連邦議会議事堂襲撃事件への関与が合衆国憲法修正14条の「反乱者」にあたると!

2023年12月21日 | 米史上最低の大統領 ドナルド・トランプ

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ロシア軍はウクライナへの侵略を開始してからの2年弱で、現役の地上兵力のうち87%、31万5千人以上の死傷者を出して失った。それでも戦争を継続できるプーチン大統領の専制支配はもはや奴隷制だ。

 

 

 トランプ前米大統領とプーチン露大統領との深い関係について書いた途端にこのニュース!嬉しくて声が出ました!

 米コロラド州最高裁は2023年12月19日、ドナルド・トランプ前大統領について、2021年の連邦議会議事堂襲撃事件への関与を理由に、2024年の大統領選に向けた州予備選への出馬を認めない、との判断を示しました。

 トランプ氏の出馬資格を問う裁判は他州でも提起されていますが、出馬資格を認めない判断は初めてで、これは各州の裁判に大きな影響を与えるのは必至です。

 このコロラド州の裁判では、州の有権者らが、2021年1月6日の議会襲撃事件にトランプ氏が関わったとして、合衆国憲法修正第14条3項の規定に基づき、トランプ氏の予備選出馬は違憲だと訴えていました。

 同14条3項は、憲法を支持する宣誓をした後に合衆国に対する暴動や反乱に関与した者は、国や州の官職に就くことができない旨を定めています。
 
 
 
 
 
 コロラド州最高裁の多数意見は

「トランプ前大統領は単に反乱を扇動しただけではない」

「議事堂の包囲が完全に進行している時でさえ、ペンス副大統領に憲法上の義務を遂行しないように要求し続け、上院議員に投票の集計を阻止する説得をするように呼びかけることで、包囲への支持を続けた。

 こうした行為は反乱への明白かつ自発的、直接の参加となる」

「前述の証拠はトランプ前大統領が反乱に関与したことを立証したと断定する」

「トランプ前大統領の数カ月にわたる直接かつ明白な取り組み、自身が不正と誤って位置づけるものを避けるために支持者に議事堂へ行進を強く勧める言動は、明白で、自発的であることは争いようがない」

とトランプ氏を「反乱者」だと断じ、2024年の予備選の投票用紙に載せることを禁じました。

 

 

 もちろん、この判決はコロラド州の最高裁の判断ですから、同州の予備選にドナルド氏が参加できないとしただけで、他の50州に効力が及ぶものではありません。

 また、トランプ氏に連邦最高裁への上訴の猶予を与えるため、判決は2024年1月4日まで確定しないのだそうです。

 しかし、すでに25州以上で同様の裁判が起きているそうですから、これらの裁判に対する影響は大きいでしょう。

 トランプ氏は当然連邦最高裁へ上訴すると言っています。

 4対3でこの判決を下したコロラド州の判事たちは7人すべて民主党知事が選んだ裁判官で、それでも4対3に分かれたのはこの問題の法的難しさを示しています。

 なにしろ、修正14条3項には反乱者に禁止される公職の中に大統領を明示していません。

 また、連邦最高裁の判事9人のうち、トランプ氏に指名された3人を含め6人を保守派が占めており、連邦最高裁での戦いは困難が予想されます。

アメリカ司法の良心を信じたい。

アーノルド・シュワルツェネッガー氏がトランプ氏と支持者たちについて語る。「憲法を覆せると思った人々は知るべきだ。あなたは決して勝てないということを。」

 

 

 しかし、様々な容疑で起訴されるごとにむしろ支持率を上げてきたトランプ候補にとって、共和党の予備選自体に参加できないという判決はいくら支持があっても覆せないものですから、非常に大きな痛手です。

 しかも、コロラド州選挙当局によると、2024年3月5日の共和党予備選の候補者名簿を確定する法令上の期限が1月5日だということで、本件はそれまでに解決する必要があるというのです。

 クリスマスや年末年始の休廷日があるのに、連邦最高裁がそれまでにこの難しい論点の判断ができるのでしょうか。

 結局、トランプ氏が自分の2020年の大統領選挙での敗北を認めず、支持者らによる2021年の議会襲撃を止めるどころかむしろ煽動した、あの暴挙が彼自身の首を絞めることになるかもしれません。

【言い訳してみろ】トランプ大統領が「煽動」し、トランプ支持者が新大統領の就任手続を阻止しようと議会に乱入。4人死亡。これが日米のトンデモ右翼が守ろうとしたアメリカの民主主義なのか。

 

2023年のタイム誌の「今年の人」に、トランプ氏の天敵、テイラー・スイフトさんが選ばれたのも本当に良かった(笑)。

テイラー・スウィフトさんがトランプ大統領に戦線布告!「武力で脅して、図々しくも道徳的に優れているふりをするわけ? 11月にあなたを落選させるわ」

 

米史上最低の大統領 ドナルド・トランプというカテゴリーをざっとご覧いただきたいのですが、トランプ氏がまず問題なのは女性差別や性的少数者差別や人種差別発言と行動をしまくってきたこと。

さらにはドナルド氏のコロナ軽視と無能さで、2020年4月30日の発表によれば、わずか数カ月でアメリカにおける新型コロナウイルスの感染者数は104万0488人、死者の数は6万0999人に達し、これは、ベトナム戦争の死者数5万8209人を超えています。

その後、トランプ時代にすべての戦争の死者よりコロナの死者の方が多い、世界最悪の死者数を発生させてしまいました。

この人自身、2020年11月の大統領選挙で負けるまでに2回もコロナにり患し、ホワイトハウスでクラスターを発生させています。アホか。

おまけに記者会見で漂白剤を飲んだらコロナ予防になるとかすさまじいデマも言いました。

トランプ氏は地球温暖化も否定する陰謀論者で、2019年にはパリ協定から離脱してしまいました。

全てイソジン吉村氏ら維新の会のスケールを超デカくしたような、とんでもない政治家だということがわかりますね。

そして陰謀論とフェイクと言えばドナルド・トランプ。

マスク氏から許されるまでX(ツイッター)からも追放されており、Facebookからは永久追放です。

プーチン大統領と安倍晋三首相と反ワクチン・親露派陰謀論者から愛されるのもむべなるかな。

プーチン、ネタニヤフ、トランプがまた世界に揃うなんて悪夢です。

二度とアメリカ大統領にしないでほしいです、アメリカの有権者の皆さん。

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トランプ前米大統領/Jim Vondruska/Getty Images

(CNN) 米西部コロラド州の最高裁判所は、2024年大統領選における同州の投票用紙からトランプ前大統領の名前を除外するとの判決を下した。合衆国憲法修正14条の「反乱者の禁止」を理由に候補者として適格ではないと判断した。

判決に賛成の判事は4人、反対は3人だった。

トランプ氏に連邦最高裁への上訴の猶予を与えるため、判決は来年1月4日まで確定しない。

州最高裁の判決はコロラド州にしか適用されないが、大統領選に波乱を巻き起こすことになる。

州選挙当局によると、3月5日の共和党予備選の候補者名簿を確定する法令上の期限が1月5日。本件はそれまでに解決する必要があるという。

署名のない多数意見は「トランプ前大統領は単に反乱を扇動しただけではない」「議事堂の包囲が完全に進行している時でさえ、ペンス副大統領に憲法上の義務を遂行しないように要求し続け、上院議員に投票の集計を阻止する説得をするように呼びかけることで、包囲への支持を続けた。こうした行為は反乱への明白かつ自発的、直接の参加となる」と述べた。

さらに「前述の証拠はトランプ前大統領が反乱に関与したことを立証したと断定する」とも述べ、「トランプ前大統領の数カ月にわたる直接かつ明白な取り組み、自身が不正と誤って位置づけるものを避けるために支持者に議事堂へ行進を強く勧める言動は、明白で、自発的であることは争いようがない」とした。

また、トランプ氏による言論の自由の主張も認めず、「(連邦議会議事堂襲撃事件当日の2021年)1月6日のトランプ前大統領の演説は修正1条では保護されない」と認定した。

修正14条では憲法擁護の宣誓をする当局者は「反乱に関与」した場合に将来の公職を禁止される。ただ、その文言はあいまいで、大統領職に明示的に言及していない。1919年以降適用されたのは2回のみ。

州最高裁の判事7人は全員民主党の知事らに任命された。そのうち6人は継続に関する州民の選挙を受けているが、1人は21年に任命され、まだ選挙を経ていない。

トランプ氏陣営の広報担当者は「コロラド州最高裁は今晩、完全に不備のある判決を出した。我々は迅速に合衆国最高裁に上訴する」と述べた。

トランプ氏は21年1月6日の出来事に関する違法行為への関与を否定し、修正14条に基づく訴訟を法的手続きの乱用だと非難している。

裁判は共和党と無党派の有権者のグループが、ワシントンのリベラル系政府監視団体と協調して起こした。州地方裁判所は先月、トランプ氏を反乱者と位置づけながらも、大統領職は修正14条のあいまいな禁止の規定から除外されるとの判断を下していた。

 

 

トランプ氏は不適格-24年大統領選投票に絡みコロラド州の裁判所

更新日時 
  • 反乱者の公職禁止を定める米国憲法の規定に基づく
  • トランプ陣営は連邦最高裁に上訴する方針を表明

米コロラド州の最高裁判所は19日、2024年大統領選で共和党候補指名獲得を目指すトランプ前大統領について、同州での予備選投票に絡み不適格であるとの判断を下した。21年1月6日の連邦議会議事堂襲撃をあおったことなどで、再選を目指す権利を失ったとしている。

  トランプ氏が連邦最高裁に上訴する時間を与えるため、同州の最高裁判所は判断の効力を来年1月4日まで一時停止とした。トランプ陣営は連邦最高裁に上訴する方針を表明した。

  この事案は、反乱者の公職禁止を定める米国憲法修正14条3項の規定に関するもので、この規定に基づき、トランプ氏の大統領選出馬阻止につながる裁判の動きはこれが初めて。コロラド州の裁判所の判断では、20年大統領選の結果を覆そうとし、同氏が連邦議会議事堂を襲撃するよう支持者を扇動したとされる件などに言及している。

  同州裁判所はトランプ氏について、バイデン氏が勝利した20年大統領選結果を連邦議会が認定するのを阻止するため、米国民が欺かれたと虚偽の主張をして数カ月にわたり直接かつ明確な形で取り組み、支持者に連邦議会議事堂に向かうよう強く呼びかけたと指摘。これが「あからさまで故意であることは議論の余地もない」との判断を示した。

  議会での大統領選結果の認定と「平和的な政権交代」を阻止しようと、トランプ氏が「違法な目的」のためこうした一連の行動を取ったことには「十分な証拠」があるとしている。

  一方、トランプ陣営は連邦最高裁に直ちに上訴し、コロラド州裁判所の判断が効力を発揮するのを阻止するため、停止を求めるとする声明を発表した。

  声明では、「民主党指導者は複数の世論調査でトランプ前大統領が支持率でリードを広げ優勢となっていることにパラノイアの状態に陥っている」と指摘。「彼らはバイデン氏の失敗した政権に信頼を失い、来年11月の選挙で有権者が現政権を追い出すのを阻むため、できることは何でもしている」と論じた。

 

 

米大統領選2024
2023年12月20日 9:12 (2023年12月20日 10:24更新) 日本経済新聞
トランプ前大統領の選挙陣営は連邦最高裁に上訴すると明らかにした=ロイター

【ワシントン=中村亮】米西部コロラド州の最高裁は19日、2024年の大統領選に向けた共和党候補を決める州の予備選に関し、トランプ前大統領の参加を認めない判決を下した。21年の連邦議会占拠事件を扇動したことを理由にあげた。

州最高裁は憲法修正14条3項に基づき、前大統領は公職に就く資格がないと指摘した。「資格がないので予備選の投票用紙に彼を候補として載せるのは間違った行為だ」と結論づけた。

憲法修正14条3項は、憲法を守ると宣誓して公職に就いた人物が米国に対する反乱や謀反に関わった場合、公職に再び就くことを禁じる。

コロラド州最高裁は、21年1月に前大統領が支持者らを扇動して議会占拠事件につながったと判断し、14条3項の適用対象になると判断した。

前大統領の選挙陣営は19日の声明で、連邦最高裁へ直ちに上訴すると明らかにした。「全て民主党が指名した(判事が占める)コロラド州最高裁はトランプ大統領に不利な判決を下した」と指摘。民主党が前大統領の選挙活動に干渉したと主張した。

上訴した場合には連邦最高裁の判断が下るまで、コロラド州の判決は効力を持たない。

19日の判決はコロラド州のみに適用され、他州に影響はない。一方で米CBSテレビによると、前大統領の出馬資格剝奪を目指す訴訟が25州以上で起きてきたという。

前大統領は共和党の予備選をめぐる世論調査で首位を維持するが、コロラド州のようなケースが相次げば痛手になる可能性がある。

コロラド州の予備選は24年3月5日の「スーパーチューズデー」に予定する。同日は西部カリフォルニア州や南部テキサス州など15州の予備選が集中する山場だ。共和党の予備選は1月15日に中西部アイオワ州で始まる。

 

 

<picture>2021年1月6日の米議会襲撃事件を調査する米議会下院特別委員会の公聴会初日、当日のトランプ氏の姿が映し出された(9日、ワシントン)</picture>

画像提供,REUTERS

画像説明,

昨年1月の米議会襲撃事件を調査してきた米下院特別委員会の公聴会初日、当日のトランプ氏の姿が映し出された(9日、ワシントン)

昨年1月6日の米連邦議会襲撃事件を調査してきた米下院特別委員会の公聴会が9日夜に行われ、アメリカのゴールデンタイムに生中継された。その中で委員会は、議会襲撃は「クーデター未遂」で、ドナルド・トランプ前大統領が扇動したものだと非難し、これまでに集めた複数の証言を紹介した。

1月6日特別委員会の委員長を務めるベニー・トンプソン下院議員(民主党)は冒頭で、議会襲撃は「選挙結果を覆そうとする多岐にわたる陰謀」による「クーデター未遂」だったと非難し、「その陰謀の中心にはドナルド・トランプがいた。究極的に、合衆国大統領のドナルド・トランプが、憲法に敵対する国内の暴徒を扇動し、連邦議会へ向けて行進させ、アメリカの民主主義を覆そうとした」のだと述べた。

トンプソン委員長はさらに、議会襲撃につながったのと同じイデオロギーが今なおアメリカを脅かしていると指摘した。

トランプ氏が率いた共和党で同氏を強く非難する数少ない議員のリズ・チェイニー下院議員は、1月6日調査委の副委員長として出席。委員会のこれまでの調査で、トランプ氏が大統領選の結果を覆すための大がかりな計画を策定していたことが分かったと述べた。

「トランプ大統領が暴徒を呼び寄せ、集合させ、この攻撃の炎に火をつけた」とチェイニー議員は批判し、「この議事堂を襲撃し、何時間にもわたり警官たちと戦った者たちは、トランプ大統領から聞いた内容を自分たちの動機としていた。つまり、選挙が盗まれた、自分こそが正統な大統領だという、トランプ氏の言い分をよりどころにしていた」と述べた。

さらにチェイニー氏は、トランプ氏が大統領の座にとどまるため、いかに政府や共和党内の助言を聞き入れず、2020年大統領選が不正だったと主張し続け、白人至上主義団体などを扇動したかが明らかになったとして、今後の公聴会でその証拠を国民に示していくと述べた。

<picture>Chairman U.S. Representative Bennie Thompson (D-MS) speaks next to Vice Chair U.S. Representative Liz Cheney (R-WY) during the opening public hearing of the U.S. House Select Committee to Investigate the January 6 Attack on the United States Capitol, on Capitol Hill in Washington, U.S., June 9, 2022.</picture>

画像提供,REUTERS

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昨年1月の米議会襲撃事件を調査してきた下院特別委のトンプソン委員長(左、民主党)とチェイニー副委員長(共和党)

下院特別委は、2020年大統領選の投票結果を連邦議会が認定する両院合同会議中に、トランプ大統領(当時)の支持者たちが議事堂に乱入した事件について、昨年7月から調査を開始。9日を皮切りに今月中にゴールデンタイムに公聴会を複数回開き、最後の公聴会を9月に開く予定。その直後の11月には連邦議会の中間選挙や各地の知事選などが行われる。

側近や家族の証言紹介

<picture>Former White House Senior Adviser Ivanka Trump is seen on a video screen during the public hearing of the U.S. House Select Committee to Investigate the January 6 Attack on the United States Capitol, on Capitol Hill in Washington, U.S., June 9, 2022.</picture>

画像提供,REUTERS

画像説明,

公聴会では、委員会に対するトランプ氏の娘イヴァンカさんの証言映像も紹介された

この日の公聴会では、約1年にわたり委員会が行ってきた関係者の聞き取り映像などが紹介され、トランプ氏の家族や側近の証言映像も流れた。

その映像の一つで、大統領選後の2020年12月に退任したビル・バー司法長官(当時)は、選挙が「盗まれた」と繰り返すトランプ氏の主張はまったくでたらめだと本人に「はっきり」伝えたと証言。「具体的な証拠がないまま、選挙は不正だったと現政権が信じるからと言って、その政権が権力を握り続けるような世界に、生きることはできない」と、バー氏は委員会に話していた。

同様に紹介された証言映像では、トランプ氏の娘イヴァンカ氏も委員会に対して、自分の父親の陰謀論をバー氏が拒絶したことを「受け入れている」と発言している。

チェイニー議員は、暴動が始まり政権関係者が繰り返しトランプ氏に、暴徒に対して議事堂を出るよう呼びかけるよう懇願したものの、トランプ氏はこれに強く反論し、なかなか応じようとしなかったという複数の証言を得ていると紹介。選挙結果の認定を進めたマイク・ペンス副大統領について、暴徒が殺害しようと叫んでいたことについても、トランプ氏が「それがふさわしい」と発言したという側近の証言も得ていると述べた。

チェイニー議員はさらに、米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長の証言映像も紹介。その中でミリー将軍は、暴徒鎮圧に軍や州兵を派遣し、司法省と連携するよう強く明確な指示を出したのはペンス副大統領で、トランプ大統領や側近ではなかったと述べている。

「この私を裏切り者と……」 負傷警官が証言

<picture>U.S. Capitol Police Officer Caroline Edwards embraces Sandra Garza, partner of Brian Sicknick next to Serena Liebengood, widow of Capitol Police officer Howie Liebengood, after her testimony during the hearing of the U.S. House Select Committee to Investigate the January 6 Attack on the United States Capitol on Capitol Hill in Washington, U.S., June 9, 2022.</picture>

画像提供,REUTERS

画像説明,

議会襲撃で負傷した警官(手前)と、襲撃後に死亡した警官の遺族たち

公聴会は、襲撃当日の約10分間の動画を紹介。中には初めて公表される映像も含まれていた。

さらに公聴会では、暴徒が議事堂に乱入した際に負傷した議会警察のキャロライン・エドワーズ警官が証言。議会と議員たちを守ることを職務としてきた自分を、暴徒たちが「裏切者」や「犬」と罵倒し、自分が守っていたフェンスを押し倒した様子を話した。フェンスの下敷きになったエドワーズ警官は、意識を失い負傷した。

<picture>Capitol Police officer Caroline Edwards</picture>

画像提供,GETTY IMAGES

画像説明,

襲撃現場の様子を証言するエドワーズ警官

警官は現場の様子について、自分は床に飛び散った大勢の血に滑りそうになっていたと話し、「まるで戦場」で、「白兵戦のようだった」と述べた。

「まさか自分が、警察官として、戦闘のただなかに巻き込まれるなど、考えたこともなかった」とエドワーズ氏は述べたほか、「顔面蒼白(がんめんそうはく)」のブライアン・シックニック警官とも現場で顔を合わせたと話した。シックニック警官は襲撃の翌日、脳梗塞のため亡くなった。

襲撃当日には、議事堂内に侵入しようとした女性が議会警察に射殺されたほか、3人が心臓発作などで死亡した。100人以上の警官が負傷し、警官4人が後日、自殺した。

共和党は「煙幕」と批判

<picture>議事堂近くの公園で公聴会を見る人たち</picture>

画像提供,GETTY IMAGES

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議事堂近くの公園で公聴会を見る人たち

<picture>議事堂近くの公園で公聴会を見る人たち</picture>

画像提供,GETTY IMAGES

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議事堂近くの公園で公聴会を見る人たち

この日のゴールデンタイムの公聴会は、アメリカの主要テレビ各局が生中継したが、保守派FOXニュースは中継しなかった。FOXは代わりに、人気のタッカー・カールソン司会者の番組を放送し、司会者は議会襲撃は民主党が言うような「反乱」などではなかったと反論した。

トランプ氏はこの日の公聴会が始まる前に、「政治的なでっちあげ」だと批判した。トランプ氏は2024年の大統領選に出馬する可能性を、繰り返し示唆している。

野党・共和党は、ゴールデンタイムに公聴会を連続して開くことを、中間選挙へ向けた民主党の作戦だと批判。ケヴィン・マカーシー下院院内総務は、民主党による「煙幕」だと述べている。

厳しいインフレや石油価格の高騰が続き、赤ちゃん用粉ミルクの不足に見舞われるアメリカでは、ジョー・バイデン大統領の支持率が急落。就任から同時期のトランプ氏の支持率を下回っている。このため11月の中間選挙では、上下両院で民主党が多数党の地位を失う可能性もある。

 

 

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4 コメント

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7ブリッジ(橋)のトランプ、なんて笑えない (津木野宇佐儀)
2023-12-21 03:52:04
トランプ
それに
橋下維新
頭が痛い、どころか、救急搬送されるほどひどい「病状」かと…
アメリカも日本もICUで民主主義は危篤状態なのかもしれません…
返信する
まさかの朗報 (時々拝見)
2023-12-21 11:03:56
敵を創作することでしか支持が得られない政治家、ほかにもぞろぞろいるのが、何ですな。
トランプ氏、キリスト教徒に根強く残る反ユダヤ教にも火をつけたようで、USAの分断は続きそうです。
トランプ氏がエルサレムでやった要らんこと=火中の栗を拾いまくってるバイデン氏、早く省みてほしいもの。
返信する
Unknown (ロハスな人)
2023-12-21 12:08:42
トランプ氏もバイデン氏も(※他の多くの候補も)『イスラエル支持が票になる』からと“民族浄化”のネタニヤフ政権を支持するという『今だけ 金だけ 自分だけ』候補ということを我々は見抜く必要があります。

こんなポンコツ候補たちの下で間もなく訪れる(各国のドル離れに伴う)破産リスクをアメリカは乗り切れるのでしょうかね?
(※憲政史上最低の岸田政権擁する日本もアメリカのことを言っている場合ではないのですよね。)

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/1212
☆コラム 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight
2024年米国大統領選挙とイスラエル支援
2023/12/12

◎イスラエルとハマス組織の紛争を巡って、揺るぎないイスラエル支持の方針が、2024年の大統領選挙での再選を目指すバイデン政権にとって障害の一つとなってきた。民主党支持者の間でも、ガザ地区での戦闘が続く中、イスラエルに対する批判が強まっている。従来、民主党支持者への調査では、イスラエル支持がパレスチナ支持を明確に上回っていたが、紛争後には、逆転する調査結果も出始めている。

◎これとは対照的に、共和党支持者の間では、圧倒的なイスラエル支持は揺らいでいない。そのため、現在進められている共和党大統領候補者選びでは、候補者はみなイスラエル支持を強調している。
返信する
『男はつらいよ・トラ次郎凶状旅』 (暗黒大将軍)
2023-12-21 21:09:55
トラ公の大統領職への異様な執念の源泉は何かってスレで、「あいつはラシュモア山の<5人目の顔>になりたいんだよ、実際サウスダコタ州の知事に熱心に言ってたから」ってコメントがありました

ラシュモア山ってのは映画によく出てくる大統領4人の顔が彫られたあの岩山ですよね
真偽や本気度はともかくトラ公の人間性の滲み出た話ではあります

英フィナンシャルタイムスによると今共和党内で国連大使だったニッキー・ヘイリーの支持が伸びてるとか
富豪グループからの支持も相次いでて、正直政策よりイメージ転換が必要な両党の先鞭をつければ、流れが変わるかも

そりゃ4年前の老害対決をまた見たい、なんて奴は普通いませんし
ヤクザ映画の三船敏郎と佐分利信の対決のほうがよほど鬼気迫ってますわ

バイデン翁も自分はともかく党の支持率を上げるチャンスはあります
4月に出馬表明しちゃってますが、来年早々予備選挙前に「電撃的に不出馬表明」すれば、、、

だってストレッチャーの上で動けなくなってから断念するよりマシでしょ
返信する

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