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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

集団的自衛権ゴリ押しの安保法制で自衛隊員応募者数2割減。徴兵制にも、経済的徴兵制にも気を付けろ。

2015年12月29日 | 安倍政権の戦争法

 

 2015年度の長期雇用される自衛官の応募者数が、前年度に比べ約20%減少しています。

 防衛省が今年2015年8月から9月にかけて募集したのですが、応募は陸海空合わせて2万5092人。これは、2014年度より6053人も少なく、19・4%減でした。

 これは応募者数が近年最高だった2011年の5万人の半分ということになります。

 8月から9月というのは、ちょうど、9月19日に成立することになる安保法案が国会で審議されている真っ最中で、アメリカの戦争に日本が参加する集団的自衛権拒否反応が出たといえ、募集の時期が悪すぎましたね。

 というか、日本の若者はアメリカのためには戦いたくない。

 この傾向が長期的に続くと、集団的自衛権のために、個別的自衛力衰える、とさえいえる状況ですから、安保法制を支持する人にはどうか感想を聞きたいところです。

 

防衛省の担当者は、求人倍率が1倍以上の「高倍率」だから徴兵制だの、経済的徴兵制だのあり得ないというのだが。

 

 

 自衛隊員は毎年減り続けています。

 『防衛白書』1989年版(平成1年版)の『防衛白書』にある自衛隊員の現員数は24万7,191人でしたが、2014年『防衛白書』では22万5,714人(2014年3月31日現在、充足率91.3%)と、2万1,477人も減少しています。

 少子高齢化でもありますし、今後も充足率は減り続けるでしょう。

 そこで、国防第一で国防予算も史上初めて5兆円を突破させた安倍政権が、徴兵制も視野に入れているのではないかという疑いが晴れないわけですが、これは憲法解釈をまた変えない限り、一応、意に反する苦役ということで違憲ということになっており、安倍首相も何度も徴兵制は取らないといています。

 そこで、話題になっているのが、アメリカで問題になっている経済的徴兵制です。

 経済的徴兵制とは、格差の拡大が著しいアメリカで、貧困層の若者が学ぶ機会や資格の取得と引き換えに米軍を就職先に選ばざるを得ないという事実上の強制のことです。

 


 日本の雇用は改善しているといわれますが、実際に増えているのは「非正規」の雇用です。正規雇用は減っているというのが実情で、多くの若者は不安定で先が見えない生活に直面しています。 

 また、学費の高騰も深刻な問題で、今や四年制大学に通う学生のうち奨学金を受けている割合は52・5%(日本学生支援機構2012年度学生生活調査による)と、全体の半数を超えています。20年前の倍以上です。その奨学生たちが卒業時に背負う借金は平均300万円で、社会に出ても安定した雇用が保障されているわけではありません。 

 これに対して、日本の自衛隊の優遇ぶりは異様です。

生活費が全部タダ!食費まで出るって凄い!!ここまでしても今のところ欠員がいるというわけで、日本の経済状況、若者の正規雇用が減れば減るほど自衛隊員は再び充足できるというおかしな関係にある。

 



 2014年、経済同友会の前原金一専務理事(当時)が、文部科学省による学生の経済的支援に関する検討会で、無職の奨学金滞納者に自衛隊でインターンをさせてはどうかと提案をして話題になりました。

 奨学金の返済困難者を自衛隊の求人と結びつけようという動きが出始めていますし(借金のカタに働かすのも同様)、それ以前に経済的な理由で学びたくても学べないという人たちも増えているのです。

 自衛隊に隊員として社員を出向させる会社に、税金などを優遇するという制度も検討されています。

 今後、非正規雇用がさらに増えて、若者の貧困が進めば、アメリカと同じように学ぶ機会や資格の取得と引き換えに自衛隊を選ばざるを得ないという傾向が強まる可能性が高いのです。

山本太郎 2015.8.4 安保特「経済的徴兵制~当時の経済同友会専務理事の暴走なのか?!」より


経済的徴兵制 (集英社新書)
布施 祐仁 (著)
集英社

貧しい若者を戦場へ送る“企み"はすでに始まっている! 
本著では、自衛隊における“経済的徴兵"の歴史と現状の詳説に加え、海外派遣に伴う本当のリスクを明らかにし、貧しい若者を経済的利点を餌に勧誘し、戦場に送り込む構造的な“悪制"の裏側に迫ります。

 

(株)貧困大国アメリカ (岩波新書)
堤 未果  (著)
岩波書店

 1% vs 99%の構図が世界に広がる中、本家本元のアメリカでは驚愕の事態が進行中。それは人々の食卓、街、政治、司法、メディア、人々の暮らしを、音もなくじわじわと蝕んでゆく。あらゆるものが巨大企業にのまれ、株式会社化が加速する世界、果たして国民は主権を取り戻せるのか!? 日本の近未来を予言する、大反響シリーズ待望の完結編。

 

 

もう一度言いますが、集団的自衛権をごり押ししたら国防力が落ちた、だんて騙るに落ちた結果。

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SEALDs 民主主義ってこれだ!
SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動) (編集)
大月書店

写真:メンバー自身の撮影によるデモや抗議行動、日常風景など 。アートワーク:SEALDsの特徴である洗練されたデザインのフライヤーや映像 。スピーチ:一人ひとりの言葉で語られたスピーチを厳選して収録 。メンバー証言:それぞれの来歴や参加のきっかけ、SEALDsへの思いなど 。メンバー座談会:初期メンバーが前身であるSASPLの誕生から現在までを振り返る 。

対談:高橋源一郎(作家)と中心メンバー奥田愛基が語る「民主主義とは?」 。著名人・識者からの応援メッセージ:茂木健一郎、高畑勲、後藤正文、小林節 ほか



すぐにわかる 戦争法=安保法制ってなに?
戦争をさせない1000人委員会 (編集)
七つ森書館

国会論戦がつづく「戦争法」(いわゆる安保法制ともいう)の分かりやすい解説と、それに反対する著名人の声を一冊にまとめる。また、第一次安倍内閣からの改憲策動、教育基本法改悪、秘密保護法、武器輸出三原則、国家安全保障戦略(NSS)などを踏まえて、戦争法=「安全保障法制」の理解を深める。

 

 

自衛官希望者2割減 募集 安保法審議の最中

2015年10月24日 東京新聞朝刊

写真

 自衛隊各部隊の将来の現場を支える一般曹候補生の二〇一五年度の応募者が前年度比約二割減で、過去九年間で最少だったことが分かった。募集期間は八月一日から九月八日で、安全保障関連法の国会審議時期と重なる。

 一般曹候補生は十八歳以上二十七歳未満が対象で高校新卒者が中心。採用区分はほかに大卒以上対象の幹部候補生や任期付きの自衛官候補生などがある。

 一五年度の応募者は二万五千九十二人で、一四年度の二割減。二年連続の減少となった。現在の採用区分となった〇七年度以降の九年間でピークだった一一年度から半減した。

 防衛省人材育成課の担当者は、民間企業の高校新卒者に対する求人が大幅に増え、求人倍率が一・五四とバブル経済崩壊直後ごろの水準まで回復したことを指摘。「応募人数は民間の採用状況に大幅に左右され、その影響が大きいとみられる」と説明。安保法の影響に関しては「一概に言えない」としている。

 安保法の審議では自衛隊の海外での任務が拡大し、より戦闘現場に近い場所での活動が可能となり、隊員の危険が高まると野党が追及。中谷元・防衛相は隊員確保の懸念に対し「ここ数年、倍率が七倍で続いていて、集団的自衛権を閣議決定した昨年度も七倍を上回った」と説明した。だが、本年度の陸海空自衛隊の採用人数が前年度と同じ約四千四百人とすると、倍率は五・七倍となる。

写真

 軍事ジャーナリストの前田哲男氏は「自衛隊の好感度が上がる中、応募者が二割も減るのは安保法の影響と考えるのが自然。法施行後は国連平和維持活動(PKO)の任務が拡大し集団的自衛権を行使する。人道復興支援や救助活動から普通の軍隊に近づく。本人や家族、友人の不安を反映したのだろう」と指摘する。

 一般曹候補生は部隊を指揮する幹部でない一般自衛官として採用。陸・海・空の自衛隊に最下級の二等陸(海・空)士として入隊し、教育を受けて部隊勤務に就く。二年九カ月間の経験を積み、選考を経て下士官の三等陸(海・空)曹に昇任する。 (横山大輔)

 
 
 

特集ワイド:狙われる?貧困層の若者 「経済的徴兵制」への懸念

〜米国では「経済的徴兵制」あるいは「経済的な徴兵」と呼ぶ。 

毎日新聞 2015年07月23日 東京夕刊
 観閲式で行進する自衛官。将来、生活苦から入隊を志願する若者が増える可能性はないのか=埼玉県和光市で、中村藍撮影

 絶対、あり得ない−−。安全保障関連法案の議論で「徴兵制復活に道を開くのではないか」と追及を受けると、安倍晋三首相ら政権幹部は必ず断定調で反論する。だが今、経済的な事情から貧困層の若者が自衛官の道を選ばざるを得ない「経済的徴兵制」への懸念が語られ始めている。
これを杞憂(きゆう)と言えるのか。【小林祥晃】

 ◇「苦学生求む」自衛隊勤務で学費無料/下位階級は大幅な定員割れ
 「格差社会では、徴兵制は必要ありません。志願兵はいくらでも、経済的徴兵制で集められるのですから」。
米国社会に詳しいジャーナリストの堤未果さんは言う。どういうことか。
 貧困から抜け出し、人間らしい生活をするためにやむなく軍に入隊する。
そんな実態を、米国では「経済的徴兵制」あるいは「経済的な徴兵」と呼ぶ。堤さんは著書「ルポ 貧困大国アメリカ」で、経済的徴兵制に追い込まれた若者の例を紹介している。

 イリノイ州のある若者は「この国で高卒では未来がない」と、無理をして大学を卒業したが職がなかった。
残ったのは奨学金約5万ドル(約620万円)の返済と、在学中の生活費に消えたクレジットカードの借金約2万ドル(約250万円)。
アルバイトを掛け持ちして返済に追われたが、そんな生活を変えたいと2005年に軍に入隊した。
 入隊したのは、国防総省が奨学金返済を肩代わりする制度があるためだ。米軍には他にも、除隊後の大学進学費用を支給する高卒者向けの制度もある。
「若い入隊者の多くは、こういった学資援助の制度に引かれて志願しますが、入隊期間などの支給条件が厳しく、奨学金や進学資金を満額受給できるのはごく一部」(堤さん)。

 ちなみに、イリノイ州の彼は入隊直後、イラクに約1年派遣されたが、帰還兵特有の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患い、働けなくなった。
 世界の兵役拒否制度を調べている京都女子大の市川ひろみ教授(国際関係論・平和研究)によると、米国が徴兵制から志願制に切り替えたのはベトナム戦争から米軍が撤退した1973年。その後、フランスも90年代半ばに、イタリア、ドイツは00年以降、相次ぎ志願制になったという。
「徴兵制の廃止や停止は世界的傾向です。無人機の登場に象徴されるように、大勢の兵士が総力戦にかり出された第二次世界大戦期などとは、戦争のあり方が激変したのです」と説明する。
 だが、いくらハイテク兵器が発達しようが、敵地を占領するには地上戦は欠かせない。だから軍隊は若い兵士を一定数確保する。米国の場合、ここで経済的徴兵制が機能する。

 堤さんが解説する。
「社会保障費や教育費の削減とともに、経済的困窮者の入隊が増えたのです。特に08年のリーマン・ショック以降、軍は入隊の年齢制限を緩め、若者だけでなく中年の兵士も受け入れています」

 日本でも「格差」が問題になって久しい。大学生の半数は何らかの奨学金を受給し、低賃金や失業による返済滞納も増えている。働いていても生活が苦しい「ワーキングプア」がさらに増えれば、米国のような経済的徴兵制の社会になる恐れはないのか。
 労働問題に詳しい熊沢誠・甲南大名誉教授は「自衛隊に入らないと食べていけないという状況には、すぐにはならないだろう」と断りつつ「生活苦の学生を狙った『ブラックバイト』が問題化していることも考えると、奨学金免除などの露骨な優遇策をとれば、志願者は増えるのではないか」と危惧する。

 実際に貧困と自衛隊を結びつけて考えざるを得ない出来事も起きている。今月、インターネット上にある写真が投稿され話題になった。
「苦学生求む!」というキャッチコピーの防衛医科大学校の学校案内ちらし。「医師、看護師になりたいけど…お金はない!(中略)こんな人を捜しています」との言葉もある。
 作製したのは、自衛隊の募集窓口となる神奈川地方協力本部の川崎出張所。川崎市内の高校生らに自衛隊の募集案内などとともに送付したものだ。

 防衛医大は、幹部候補を養成する防衛大学校と同じく学費は無料、入学後は公務員となり給与も出る。
 ただし卒業後9年間は自衛隊に勤務する義務があり、その間に退職する場合は勤務期間に応じて学費返還(最高で約4600万円)を求められる。
 ネット上では、この背景を踏まえ「経済的徴兵制そのもの」「恐ろしい」など批判が渦巻いた。
 同出張所は「経済的理由で医師や看護師の夢を諦めている若者に『こんな道もあるよ』と伝えたいと思い、独自に考えた」
と説明する。とはいえ、卒業生は医官などとして最前線に派遣される可能性は当然ある。学ぶ機会や資格の取得と引き換えに自衛隊を選ばざるを得ないというネット上の批判について、担当者は「考え方の違いでしょう」と話した。
 
 

(※2015年7月3日に書いた記事です)

昨日(2015年7月2日)、私の子ども(高校3年生)宛てに、「防衛省・自衛隊からのお知らせ」という封書が郵送で届きました。

AKB48×安倍政権の「赤紙なき徴兵制」-目の前の食べ物を追いかけているうちに気がついたら戦場にいた」の中でも紹介した「高3生に自衛隊の募集案内が、個人宛に続々と届く」という高校生への求人活動の解禁にあわせたものです。

うちの高校3年生の子どもは、自衛隊からの封書を見て、なぜ自分に自衛隊から直接勧誘されるのかという驚きと、自分の人生の中で初めて戦争を身近に感じてまさに「戦争したくなくてふるえる」というものでした。

子どもの親としては、まず自衛隊がどうやって個人情報を入手したのかが気にかかりました。その点について疑念を抱かれることは自衛隊側も承知のようで、以下の紙片が封書に入っていました。

この問題では、ジャーナリストの布施祐仁さんが昨年、ツイートで「自衛隊のリクルート戦略」について指摘していました。そして、今年も布施祐仁さんが次のようにツイートしています。



「戦争法案」が成立していない現状でも自衛隊員の人数が確保できていないことは、歴任の『防衛白書』を見ても分かります。1989年版(平成1年版)の『防衛白書』にある自衛隊員の現員数は24万7,191人でしたら、直近の2014年番『防衛白書』では22万5,714人(2014年3月31日現在、充足率91.3%)と、2万1,477人も減少しています。

全日本教職員組合(全教)と全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)が5月8日、「2015年度高校生の就職内定実態調査(卒業時)」の結果を発表しています。それによると高校生を対象にした自衛隊の違法な勧誘が次のように行われていることが明らかになっています。

自衛隊の違法な勧誘

自衛隊の違法な勧誘については、316校からの回答のうち4県の6校7件(北海道1校1件、愛知2校2件、山口2校3件、長崎1校1件)でした。昨年は5校11件(454校から回答)、一昨年は5校14件(426校から回答)。
・自衛隊受験者に家庭訪問や本人への直接の連絡(佐賀)
・自衛隊が、学校を通さないで生徒の個人宅に行き勧誘活動をしている(北海道・10月末報告)
・自衛隊の勧誘の際に、県内の高校比較のような表を提示した。偏差値や受験合否の人達が書かれたものであった(滋賀・10月末報告)
・自衛隊の勧誘については、「消防希望者に併願として希望があるか確認する」と言った次の日に、名前も言っていないのに、その生徒の家に担当者が説明に行ったと聞き、不気味に思った。情報の入手先は自衛隊のイベント、市町村の公式機関とのこと(山口・10月末報告)

この実態調査を受けて、全教等は5月29日、「自衛隊の違法な勧誘活動の中止」を求めて防衛省へ要請し、自衛隊が市区町村に対し、住民台帳に基づき高校卒業予定者の氏名、住所、連絡先のデータを要求し、これに自治体が応じていることをただしています。防衛省担当者は、各地の自衛隊が違法な勧誘をしている状況を把握しておらず、「個別勧誘は違反であり、今後は発見次第に指導する」と回答するにとどまっています。

それから、今回郵送されてきた封書の中にあったチラシ「自衛官の待遇ってどうなってるの???」(下の画像)には、驚きました。

とりわけ、「隊舎で生活する隊員は全て無料です!」として、「家賃、食費、光熱費、水道料金」など「生活費」(全国平均月約9万6千円)が全て無料とのこと(下の画像)。私たち国家公務員にも公務員宿舎はありますが、全て有料ですので(有料で当たり前ですが)驚きました。

自衛隊員から私たち労働組合に、パワハラやセクハラ、残業代不払い、不当解雇などの相談が寄せられますが、そもそも自衛隊員には労働基本権である団結権すらありませんから労働組合に入ることができません。なので、自衛隊員の労働条件については詳細に知る機会があまりないわけです。私たち国公労連には人事院出身の人もいるのですが、その方に聞いてもこの「生活費も無料」というのは初めて知ったと言っていました。

アメリカでは、貧困家庭の子どもや学生に対して経済援助などを持ちかけてイラクやアフガニスタンなどの戦地に送り込む手段(※稲葉剛さんが指摘されている「赤紙なき徴兵制」「経済的徴兵制」)が常態化しています。そう考えると今国会で、安倍政権が「戦争法案」と労働者派遣法改悪などの労働法制大改悪をセットで強行成立させようと狙っていることは、まさに「最大の貧困ビジネスとしての戦争」であることを示すものといえるのでしょう。

 

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18 コメント

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数年後に答えが確定する (一国民)
2015-12-29 21:03:47
集団的自衛権容認が自衛隊員減少に繋がることは、管理人さんを始め、当方も賛同している考え方です。
個人的には、この考えが正しいかどうかの見極めができるのは数年後、早くても来年度以降だと思います。

来年の参議院選挙対策で、南スーダンの駆け付け警護派遣はとりあえず見送るみたいですが、駆け付け警護など自国防衛以外の軍事行動で自衛隊員の犠牲者が出れば、明らかに入隊希望者は減少するはずです。

ヤフコメなどを見ると、若年層と思しき人間の、威勢の良い好戦的なコメントが非常に多い。集団的自衛権容認に非常に積極的に読み取れる。それから考えれば自衛隊入隊希望者はそれほど減るはずは無いのだが、実際は逆。結局、集団的自衛権を容認する人間に限って、実際の防衛は他人事だというのが明らか。その象徴がアホ晋三。日本の軍事部門のトップでありながら、自分は安全な場所におり、絶対に危険な戦場に出ることは無い。他人任せの象徴。国のトップがそんなふざけた姿勢だから、実際の現場など推して知るべし。

返信する
【呆けちゃ、やーよ】 (三角四角)
2015-12-29 23:29:20
【徴兵制にも経済的徴兵制にも気を付けろ】  →→→→「いやだなあー。宮武様。  
 何、寝言、仰ってるんですか。  まだ、耄碌する歳じゃない筈ですよ。  其れとも、
若年性の例のあれですか。  私は経済的徴兵制は、経済格差により、徴兵される人と
されない人に分かれて、不平等ですし、お金持ち程、愛国心が無くなるという不健全な
国民性が、醸成されるので反対です。  でも、自衛隊員の成り手が少なくなって、本土
防衛も儘ならなくなったら、我々日本男子が防人となって、本土防衛するのは、神代の昔
から決まり切った事。  面白いブログが読めなくなるとつまらないので、まだまだ
惚けちゃ嫌ですよ。
返信する
残念な投稿意見 (一国民)
2015-12-30 00:30:59
三角四角さん

>でも、自衛隊員の成り手が少なくなって、本土防衛も儘ならなくなったら、我々日本男子が防人となって、本土防衛するのは、神代の昔から決まり切った事。

徴兵制容認ということ?でも、徴兵制は、集団的自衛権容認をしている人間でも多くが反対する(誰も危険な所になど行きたくない)。一応、現政権でさえも徴兵制は違憲としている。そうなると、憲法改正というハードルも重なり、事実上、導入は無理。

万が一、徴兵制を導入したとしても、兵器が高度化した現代では、訓練に手間が必要で、召集された一般人では役立たずのまま。よって徴兵制のメリットなど無きに等しい。
それに、島国日本での防衛に重要なのはミサイル、航空機、軍艦で、領空領海侵入を如何に少なくするかがポイント。なので、本土防衛と言っている時点で、日本が攻め込まれていて、敗戦濃厚と言ってるようなもの。
もっと言えば、資源の無い日本など、戦闘期間が単に長期に及ぶだけでも負けを意味する。

神代の昔から決まり切った事って、ドラマじゃないんですから、何を根拠に言っているんでしょうか。

ということで、素人の私でも上記のようなことを簡単に思いつく程なので、三角四角さんはもう少し考えてから投稿する必要がありますね。残念でした。

返信する
(「一国民さん。 御久し振りです。 三角四角です。 風邪に罹患して、なかなか、抜けなくて、困っています。」) (「一国民さんは如何ですか。」)
2015-12-30 05:56:51
『徴兵制容認ということ?でも、徴兵制は、集団的自衛権容認をしている人間でも多くが反対する(誰も危険な所になど行きたくない)。』
→→→→→ はい、そうです。  徴兵制容認ということです。
 【誰も危険な所になど行きたくない】
→→→→→  それは、そうでしょう。  縁もゆかりもないもない処へ行って、戦死
しても、誰にも骨を拾って貰えず、供養もして貰えず、成仏出来ないのは、私だって勘弁
して貰いたい。  でも、日本国内、日本領土(本土)なら、話は違います。     
 事、日本領土に限定すれば、(誰も危険な所になど行きたくない)と言う人も少数派に
なると思いますよ。 
『万が一、徴兵制を導入したとしても、兵器が高度化した現代では、訓練に手間が必要で、召集された一般人では役立たずのまま。よって徴兵制のメリットなど無きに等しい。』
→→→→→ そんなことはないでしょう。  義務教育に軍事訓練を教科に組み込み
一流大学の入試や、一流企業の入学・入社条件にしてしまえばいいじゃないですか。
日本人なら、必死に、真面目に取り組むと思いますよ。  一国民さんは日本人が秘めた
底力を忘れていますよ。  
『それに、島国日本での防衛に重要なのはミサイル、航空機、軍艦で、領空領海侵入を如何に少なくするかがポイント。なので、本土防衛と言っている時点で、日本が攻め込まれていて、敗戦濃厚と言ってるようなもの。』→→→→→ 日本もミサイルを迎撃・攻撃用を
含めじゃんじゃん配備すればいいじゃないですか。
『もっと言えば、資源の無い日本など、戦闘期間が単に長期に及ぶだけでも負けを意味
する。』
→→→→→ それは、第二次世界大戦の特殊な状況の事でしょ。  あの時は、頼りに
なる友好国はヨーロッパのドイツとイタリアのみで、日本近くのアジアには頼る国が有り
ませんでした。  正に、四面楚歌状態で孤軍奮闘していました。  でも、今は時代が
違います。  アジアの国々にも日本の友好国は増えて来ました。  資源の問題は、
伊四百型潜水艦の様な巨大潜水艦を輸送船に仕立て、大輸送船団を幾つも作り、友好国
から輸入すれば、解決します。  何時までも、昔の考え方に拘るのは、余り好ましく
ないのではないのでしょうか。
でも、一人で考えているのと対話型で考えるのとは、違いますね。  独善を排除する事
が出来ます。  ギリシャで学問が盛んだった時も対話型思考がその中心でしたね。
私の考えにも至らない処が多々有ると思いますので、ビシビシ指摘して下さい。
  完
返信する
思い込みが激しすぎる (一国民)
2015-12-30 09:33:47
三角四角さん

>でも、日本国内、日本領土(本土)なら、話は違います 
事、日本領土に限定すれば、(誰も危険な所になど行きたくない)と言う人も少数派になると思いますよ。

危険な所に行きたくないというのは、日本の領土であれば許容するという意味では無い。日本の領土内であっても、死亡する可能性が飛躍的に高まる戦場になど行きたくないということ。つまり、だれも兵役になど参加しなくないということ。
文字通りの解釈をするなんて驚きの一言ですよ。

>義務教育に軍事訓練を教科に組み込み一流大学の入試や、一流企業の入学・入社条件にしてしまえばいいじゃないですか。日本人なら、必死に、真面目に取り組むと思いますよ。

だったら、だれもそんな会社や大学など行きませんよ。分かっていませんね。

>でも、今は時代が違います。アジアの国々にも日本の友好国は増えて来ました。 資源の問題は、伊四百型潜水艦の様な巨大潜水艦を輸送船に仕立て、大輸送船団を幾つも作り、友好国から輸入すれば、解決します。何時までも、昔の考え方に拘るのは、余り好ましくないのではないのでしょうか。

これ、兵站でしょ。つまり集団的自衛権の発動でしょ。友好国だからといって、集団的自衛権を発動して支援するとは限らない。アジアの友好国は日本より貧しいばかり。そんな国は助太刀などしている余裕などない。だから日本主体で自衛するのには変わらない。
それに、いくら物資の護送船団を組んでも真っ先に標的になり思い通りになどならない。潜水艦なよる物資輸送など雀の涙ほど。

またまた残念な意見でしたね。
返信する
とある神父様の話 (リベラ・メ)
2015-12-30 09:58:44
カトリック社会活動センター“シナピス”(http://www.osaka.catholic.jp/sinapis/)ニュースレターに掲載されたI神父様の話を紹介します。「私の住んでる地方では、墓石が30基程度の墓地でも戦死者のものを複数見つけることが出来る。碑文に由ると、中国・ビルマ・フィリピン・南洋・ニューギニアで戦死したので20代の若者が大半で、10代のものもある。全日、他県のある市に行った時大きな墓地に立ち寄って戦死者の墓碑を捜したが、一基しか見つけられなかった。不思議に思って通りがかった人に尋ねてみると、『他の墓地でも、戦死者の墓碑はそんなに多ないわ。けど、ここは有名人やお金持ちのお墓が多いし、そやから戦死者が少ないんちゃうか。』と答えた。山間部の教会のミサの後でその話をすると、フィリピンの戦地で父親を亡くしたという人が話始めた。『此方のA集落とB集落は戦死者が多いけどよぉ、あそこのC集落の墓地を見ても戦死者が殆ど居らん。C集落は金持ちや教育を受けた人が多いとこや。貧しいとこは、家計を助ける為に若い時に親孝行のつもりで志願して戦争に行ったんや。そやから、若うて戦死した人も多かった。若い者が兵隊になる為に、山道を延々と歩いて連隊まで行ったんや。』現在各国では徴兵制は志願制に切り替えているという。就職難や失業者やワーキングプアーが増えると、徴兵制でなくとも志願者は増加し、“経済的徴兵制”で事足りるからだ。日本では、奨学金の返済に苦しむ若者に自衛隊から勧誘のメールが届けられているという。こんな事を言った人もあった。『金持ちの命や財産を守る為に沢山人が死ぬ。それが戦争や。』」
返信する
人民解放軍の駆けつけ護衛 (時々拝見)
2015-12-30 11:15:11
 アベシがもくろむ海外派兵には、駆けつけ護衛が入ってますので、場合によっては、人民解放軍の策(そこまでの策士はいないと思いますが)に乗って、人民解放軍の楯になって命を失うこともありえる訳です。

 徴兵制で思う事
1.徴兵制の前に、自衛隊員の年齢制限を撤廃すべきです。偉そうなことを言う御仁には、まず、自衛隊員になってもらうということで。老齢でも、震洋乗組員とか使い道はあると思います。あ、国会議員にも「志願の自由」を認めるのは当然です。
2.経済的徴兵制…文字通り「硬骨の魚類学者」が書いてました。
3.長州征伐、うーん、神代の昔よりだいぶ後だったような…。まてよ、鬼畜米英(ABE)て神代の時代だったのか…なるほど(3は独り言ですので文体は統一していません。)
返信する
Unknown (とら猫イーチ)
2015-12-30 11:19:16
 単純な比較は、出来ませんが、海上保安学校の平成24年度の受験者数は一気に倍増し7,492人となりました。

 この年は、尖閣諸島での紛争が激化したのにかかわらず、否、激化したからでしょう。 映画の影響も多少はあるでしょうが、自衛隊と違い、選抜試験と一定期間の学習と訓練を経て任用される海上保安官への第一歩の道ですから、安易に希望される筈は無いのです。

 これは、矢張り、自国領海の警備・救難を目的とするか、他国の防衛もしなければならなくなるか、の違いが現れたのでしょう。

 自衛隊の場合には、海外で他国防衛の任務につく場合があるのですから、簡単に割り切れる、とは思えませんね。 

 となると、米英その他のように、経済的理由からと、再就職の準備制度が整った自衛隊入隊希望者は、低所得層から、となるのは明々白々でしょう。

 現在でも、その傾向はありますけれどね。

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(「一国民さん。 思い込みが激しすぎるはお互い様です。」) (三角四角)
2015-12-31 00:02:13
【でも、日本国内、日本領土(本土)なら、話は違います 
事、日本領土に限定すれば、(誰も危険な所になど行きたくない)と言う人も少数派に
なると思いますよ。

危険な所に行きたくないというのは、日本の領土であれば許容するという意味では無い。
日本の領土内であっても、死亡する可能性が飛躍的に高まる戦場になど行きたくないと
いうこと。つまり、だれも兵役になど参加しなくないということ。
文字通りの解釈をするなんて驚きの一言ですよ。】→→→→
此の事に付いては、一国民さんと私が幾ら口角泡を飛ばしても、詮無い事。
何時になっても埒が開かないと思いますよ。
確か、そういう状況(日本領土が外敵に侵され様としている状態で如何行動しますか。)でのアンケートは実施されてない筈です。   今後のアンケート調査を待ちましょう。


【義務教育に軍事訓練を教科に組み込み一流大学の入試や、一流企業の入学・入社条件にしてしまえばいいじゃないですか。日本人なら、必死あに、真面目に取り組むと思いますよ。  
だったら、だれもそんな会社や大学など行きませんよ。分かっていませんね】
→→→→
さて、それはどうでしょう。
蓼食う虫も好き好きと善いますし。 『誰も』は口が滑らかに動き過ぎたのでは無いで
しょうか。


【でも、今は時代が違います。アジアの国々にも日本の友好国は増えて来ました。 
資源の問題は、伊四百型潜水艦の様な巨大潜水艦を輸送船に仕立て、大輸送船団を幾つ
も作り、友好国から輸入すれば、解決します。何時までも、昔の考え方に拘るのは、余
り好ましくないのではないのでしょうか。

これ、兵站でしょ。つまり集団的自衛権の発動でしょ。友好国だからといって、集団的自衛権を発動して支援するとは限らない。アジアの友好国は日本より貧しいばかり。そんな国は助太刀などしている余裕などない。だから日本主体で自衛するのには変わらない。】
→→→→兵站では有りません。  只の貿易行為です。



【それに、いくら物資の護送船団を組んでも真っ先に標的になり思い通りになどならない。潜水艦なよる物資輸送など雀の涙ほど。】
→→→→
確かに石油等を想定したらそうでしょう。  でも、近年、日本近海で、天然ガスが
埋蔵されている事が分かりました。  石油の存在の可能性も有ります。  仮に無かったとしても、尖閣諸島には、確実に有ります。  それに、日本の省エネ技術と、リサイクル技術を馬鹿にしてはいけません。  と言う事で、巨大潜水艦輸送団に精鋭の潜水艦を護衛に着けて行けばいいんじゃないですか。


一国民さんには、私が、思い込みが激しすぎる様に見えるそうですが、私も一国民さん
が、思い込みが激しすぎる様に見えます。
「国防に付いては、自衛隊に任せて置けば良い。  他の国民には国防義務がない」と
思い込んでいませんか。 
 我々は、日本国一家の家人です。 
 自分の家の事は自分で処理する責任があります。 
 一国民さんの態度は、日本国一家の家人の其れでは無く、日本国一家に招かれた客人
の様に見えるのは、私の錯覚でしょうか。
近頃、日本国生まれの日本国育ちの客人が嫌に増えました。 
わてら、生粋の日本国一家の家人としては、客人を持成すのが大変です。 
 日本領土が侵食されれば、彼らの居場所が無くなってしまうので、命を賭して、日本
領土を守り抜かねばなりません。  難儀やなあー。  「あっ」  日本男児にあるまじき弱音を吐いてしまった。                         
                            「テヘ」。     完



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やっと、ご出現! (バードストライク)
2015-12-31 08:53:02
おお、勇気あるかたが、ご来訪!
ちょっと論旨に無理があるなあ。
日本の若者、闘う気、ないし。
冒険しない主義だし。
( ↑↑ データあり。最近ネットで見た調査です。探すの面倒なので、ご自分でよろしく。)

日本は世界の主流から見れば、まだ敵国なので、周りの国が助けてくれるという発想は、甘いんじゃないかな。
食糧自給率も低いし。
この先、TPPで農業にさらなるダメージ必至。国民は、再び飢える。
天然ガスや海底油田でエネルギー自給できるなんて、一足早い初夢をご覧では?

大体、海岸線に50幾つも並ぶ巨大原爆、どうすんの?3つ爆発しただけで、東日本、大汚染。しかも、大気中に漏れ出た放射性物質の八割がアメリカ方面に流れていったというのに。
なお、その後も漏れ続け、総計ではチェルノブイリの2倍は出ていると試算されている。汚染水は、完全にコントロールされてんじゃなかったのかよ ( 怒 ) 。大気中にも、放出し続けている。

すでに小児甲状腺ガンが、福島152人 ( までは記憶 )、北茨城、日光、柏、松戸で4~5人ずつ確定しているから、他市でも今後出現必至、都内だって数十~百越えの人数で出ると自分は予想。
その他、チェルノブイリで見られた被曝が原因の疾患が、増加されていくだろう。すでに、順天堂病院などでデータとして出ているし。

つまり、今後日本人の健康が低下していくのは間違いないということだ。ガンと白血病だけでなく、免疫力の低下で持病が悪化し、他の様々な病気に罹患しやすくなる。先天性疾患や畸形が増加する。また、あの木村真三博士 ( 最近発言ないね ) によると、動物実験では、世代交代を重ねていっても、後生のものたちは、少しずつ動きが鈍くなり、判断力が落ちるなど、頭も悪くなっていったそうなので、今後の日本人も同様の道をたどるんじゃないかね。そうならないことを希望するが。

三角四角さんの勇気は買いますが、食い込むの、ちょっと無理(笑)。風邪が抜けないのは、被曝のせい?それとも、お年のせい?
今の健康状態では、有事の際、押っ取り刀で駆けつけるのは無理じゃないですか。ご無理せず自分に優しく、他人にも優しく。

なお、ワタクシは論争は苦手なので、続きは「 一国民 」様とやってね。
お邪魔しました~。
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