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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

毎日放送(MBS)が橋下・松井・吉村維新揃い踏みの偏向番組について「政治的公平性に対する認識が甘く、バランスのとり方が極めて不十分だった」。これ、関西のテレビ局全部にあてはまるから!

2022年03月11日 | 野党でもゆ党でもなく第2自民党の悪党維新

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 毎日放送(MBSテレビ)で元旦に放送した特番「東野&吉田のほっとけない人」に、維新の松井一郎大阪市長、吉村洋文府知事が出演して、維新創設者で元大阪府知事の橋下徹氏の三人で出演したことについて、放送後に

「維新に偏っている」

「政治的に中立でない」

といった視聴者からの意見が多数寄せられたほか、2022年1月11日の同社の番組審議会でも外部委員から厳しい指摘が出て、毎日放送・虫明洋一社長が1月19日、社長会見で調査して報告することを約束した件について、毎日放送から報告書が出ました。

毎日放送が維新の橋下・松井・吉村出演の特番について「偏向報道」を理由に調査開始。そして感染者数が過去最多の6101人の大阪府・2514人の兵庫県・1202人の京都府がまん延防止措置見送りを決定。

 


 この番組は、吉本芸人の中でも維新押しで目立つ東野幸治とブラマヨの吉田敬がMCを務める不定期特番「東野&吉田のほっとけない人」で、元日の放送では橋下氏と吉村氏、松井氏がゲスト出演し、3人のプライベートの関係性や国会議員の文書通信交通滞在費、誰が将来の総理大臣にふさわしいかなどを議論しました。

 維新の3人の出番は番組全体で2時間のうち約40分に及び、橋下、松井両氏が次の総理について冒頭の画像のように

「吉村さんが総理に」

などと語る一幕もあり、当然他の政党関係者の出演はありませんでした。

 


 今回の「調査報告概要」では、維新3人組のキャスティングについて、番組制作を担った制作スポーツ局の総合演出は

「(同番組での)過去の松井氏、吉村氏が出演した回は明らかに高視聴率で、3人が出てもらえたら面白いと思った」

と証言し、他方でプロデューサーは

「橋下氏が文通費の領収書問題で維新の対応を厳しく批判していたので、このテーマでは松井氏・吉村氏と対立する構図になりバランスがとれるという認識があった。

維新の衆院選躍進を扱うときは、『調子に乗ってない?』という批判的なナレーションを入れる工夫もした」

と話したというのですが、調査報告は

「制作側が高視聴率も意識し、積極的に(キャスティングを)行った」

「担当者の政治的公平性に対する認識が甘く、番組内でのバランスのとり方が極めて不十分であった」

と断定しています。

 

 また調査報告書によると、この番組の収録時には、番組編成を担う総合編成局の担当者も立ち会っていたが、番組内容に問題があるとの認識は持ってなかったというのですが、今回の放送に関しては、制作段階から番組内容を疑問視する声も社内にはあったのに、内容の修正には至らなかったとしています。

 松井氏と吉村氏への出演交渉を担い、ニュースの視点から番組内容に意見する役割を期待されていた報道情報局は

「制作・編成が視聴率を狙いにいった番組であり、報道情報局としては問題と思うものの、収録したものを放送しないのは難しいと感じていた」(報道情報局長)

としています。

 これらの結果から、調査報告は

「問題は、面白さを狙って演出した飾り気のないトークが、『視聴者には政治的に偏っていると映るのではないか?』と制作部門や編成部門で、想像し、意見し、議論しなかったということにある」

「番組内容の多角的な精査や組織的な検討が圧倒的に不足していたことは、組織の課題として率直に反省するものである」

としています。

 

 
 さらにこの調査報告は、放送法4条が番組編集について

「政治的に公平であること」

を各放送局に求めており、毎日放送の放送基準は

「政治に関する問題は公正な立場を守る」と定め、民放連の放送基準にも

「政治に関しては公正な立場を守り、一党一派に偏らないように注意する」

とされていることについてふれ、調査報告は

「一つの番組内で政治的に偏りがあってもいいことにはならない」

としました。

 

 今回の毎日放送の番組は元旦に橋下・松井・吉村の維新3人が40分間も放談するという内容だから特に目立ちましたが、吉村府知事は2020年には年間100本以上のテレビに出ていて、2022年の元旦からたった4日間で10本もテレビ出演しています。

 

 その際、維新以外の政党関係者が出演することは全くなく、いつも吉村府知事の独壇場。

 そして

コロナ死者最悪の大阪の吉村府知事が「高齢者と若い世代の生活圏が非常に近いんじゃないかとおっしゃる方もいる」とテレビで言い訳。記者が誰が言ったのかと突っ込むと吉村氏「基本的には僕自身の考え方です」ww

で書いた読売テレビの番組が典型ですが、吉村府知事がデマを流しても吉本芸人がそれにお追従を言って補強するだけで、誰も突っ込んで事実を正したりはしないのです。

【#維新に殺される】大阪府が全国最悪の死者数の理由。吉村府知事「高齢者と若い世代の生活圏が非常に近い」吉本芸人「おじいちゃんおばあちゃんが近くに住んでる」←嘘を暴く!【#吉村はんよう殺っとる】

 

 

 まさに、10年以上にわたる維新による大阪支配を支えているのは、この関西のテレビの維新べったりの姿勢です。

 全国ネットから橋下氏を、関西ローカルから維新一色のテレビ番組を放逐して存在を許さないことが、橋下ハシズム退治にはこれから何より大切です。

Nitter | PussTheCat.org

【橋下維新の会とハシズムの歴史を振り返る4】ハシズムの要は税金で吉本興業を手先にしての関西のテレビ局支配。その支配が「MBS偏向番組」問題で崩せるチャンス到来だ。

 

 

 テレビだけではなくて、大阪読売は

2021年12月27日、大阪府と読売が包括連携協定を締結。30日、読売新聞のサイトに『吉村洋文知事、休日の筋トレ姿を公開!たくましい筋肉に黄色い声殺到「カッコ良すぎ」「キャー!」』(呆)。

に書いたように大阪府と提携する協定を結びましたから、コロナ死者最悪の大阪府の状況や、カジノの問題なんて追及できるわけもありません。

維新と対決している大阪の良識的な市民がいかに苦労している事か。

他の全国の地域は維新はウイルスみたいなものだと心得て、最初から全力で叩かないといけませんよ。

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維新代表ら3氏出演 毎日放送が「政治的公平性」の不備認める

MBSメディアホールディングス

 毎日放送(MBS)=大阪市=が1月1日に放送したバラエティー番組「東野&吉田のほっとけない人」に日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)、吉村洋文副代表(大阪府知事)、創設者の橋下徹氏をそろって出演させ、放送の政治的公平性が問われた問題で、同社は11日、社内調査報告書の概要を公表した。番組作りを担当した制作スポーツ局について「政治的公平性に対する認識が甘く、バランスのとり方が極めて不十分だった」と問題点を認める内容。3氏の出演について、高視聴率を意識したことも明らかにした。テレビ局が政治的公平性について不備を認めるのは異例。

 毎日放送によると、「東野&吉田のほっとけない人」は2021年1月から22年1月まで計8回放送し、橋下氏はうち6回に出演。松井氏が21年1月、吉村氏が21年3月にそれぞれ橋下氏と共演した。

 問題になった22年1月1日の放送は、3人が初めてそろって出演し、「文通費(文書通信交通滞在費)問題」「2021年衆院選の評価」「岸田政権の評価」「大阪都構想」などの政治課題を中心に語り合った。前後半に分けて、ナレーションなどを含めて約40分間にわたり、他の政党関係者は共演しなかった。この回の世帯視聴率は6・9%だった。多くの視聴者から政治的に中立ではないと意見が寄せられ、1月11日の番組審議会でも一部委員が特定の政党に偏っていると指摘し、同17日に社内調査チームを設置していた。

 報告書の概要などによると、バラエティー番組を担当する制作スポーツ局で、番組の内容を決める総合演出が「松井氏と吉村氏が出演した回は明らかに高視聴率で、(橋下氏を含めた)3人に出てもらえたら面白いと思った」と判断。12月上旬に収録した。同局に設けた番組アドバイザリーは表現や用語の点検にとどまり、制作過程など全体の問題点のチェックが働かなかった。

 番組のタイムテーブルを作る総合編成局の担当者らも収録に立ち会ったが、番組担当は「橋下氏が維新と距離を保つ発言をして偏らない配慮をしていたのが感じられた」と考えた。しかし、編集には関与せず、本来の調整機能が働かなかった。検証のまとめとして「内容の多角的な精査や組織的な検討が圧倒的に不足し、組織の課題として率直に反省する」とした。

 政治的公平性を求める放送法4条について、16年の政府の統一見解では一つの番組ではなく、放送局の番組全体で判断すると解釈されている。毎日放送も同じ考えだが、今回の番組は社内の放送基準などに照らし「一つの番組内で政治的に偏りがあってもいいことにはならない。制作、編成の現場にまで正しく浸透していなかった」と不備を認めた。関係者の処分はしない方針で、再発防止策として、放送倫理を明確にするため政治的中立などをテーマにした全社研修の実施や、各局に設けている番組アドバイザリーを全社横断的な組織に再編・強化するとした。【倉田陶子】

<各部局の問題点>

・制作スポーツ局

 3人のキャスティングは、高視聴率も意識し積極的に行った。担当者の政治的公平性への認識が甘く、管理職は現場と十分な情報共有ができなかった

・総合編成局

 管理職は政治的公平性の意識はあったものの、現場に途中経過の報告を求めるなど注意喚起が足りていなかった

・報道情報局

 内容に疑問は感じたものの、当事者意識が持てなかった

<まとめ>

 制作者の意図は「視聴者の関心が高いゲストを招き、素顔を引き出す」ことだった。問題は「視聴者には偏っていると映るのではないか」と想像し、意見し、議論しなかったこと。内容の多角的な精査や組織的な検討が圧倒的に不足していた

 

 

毎日放送「公平性不備」 在阪民放と維新の利害一致し「共生」

2022年1月1日放送のバラエティー番組「東野&吉田のほっとけない人」にそろって出演した(左から)日本維新の会代表の松井一郎大阪市長、副代表の吉村洋文大阪府知事、創設者の橋下徹氏=毎日放送提供

 日本維新の会の吉村洋文副代表(大阪府知事)ら現役幹部と創設者の3氏をそろって出演させ、政治的公平性が問題となった毎日放送(MBS、大阪市)のバラエティー番組「東野&吉田のほっとけない人」に限らず、在阪民放では吉村氏ら維新首長がゲストとして重宝されている。知名度のある政治家を出演させて視聴率を稼ぎたい民放と、視聴者への幅広いアピールが期待できる維新との利害が一致し、「共生関係」とも言える構造ができあがっている。

 関西では、2008年に大阪府知事に就任した橋下徹氏がテレビを通じて存在感を高めた。新型コロナウイルスの感染拡大後は、対策への関心が高まるにつれ、情報番組などで吉村氏らのゲスト出演が目立つようになった。府などによると、吉村氏の在阪5社やNHKなどへの出演は20年が約110回、21年は約60回。国のコロナ対応が後手に回る中、感染状況と対策を連動させる独自基準「大阪モデル」の策定などで注目を集め、全国ネットへの出演も相次いだ。感染拡大初期の20年4~5月には、三つの番組をはしごした日も複数あった。

 吉村氏は同年5月の知事記者会見で、多数のテレビ出演の理由を問われ、「府民とのリスクコミュニケーションという意味では非常に重要だ。要請があれば、できるだけ府の考えを発信したい」と説明した。確かに公共メディアで首長に時々の行政課題を説明してもらうことは公益性がある。

 一方、多数の出演は放送局の事情も大きい。在阪民放の社員は「コロナ禍でロケが難しくなる中、何とかして番組の尺(時間)を埋めなければならない時がある。出演料のかからない政治家が出演して、コロナについて話せば、ある程度の視聴率も見込める。要はコストパフォーマンス(費用対効果)がいい」と話す。

 吉村氏のテレビ出演は、ほとんどが知事としての公務だ。ただ、維新副代表も兼務しており、視聴者が発言内容を「知事として」か、「政党幹部として」かを区別して受け取ることは難しく、特定の政党のPRにつながるリスクをはらむ。しかも、話題は2025年大阪・関西万博などにも及び、維新がアピールする内容とも重なる。

 維新内でもテレビ出演が党の後押しになっているとの見方が強い。幹部は「21年の東京都議選や衆院選で、東京での吉村氏の街頭演説に人だかりができたのはテレビ効果が大きい」と指摘。所属議員も「メディアに出る機会が増え、『吉村さん、分かりやすい』との声をよく聞く」と話す。

 毎日放送が外部委員を招いて番組を検証した3月1日の番組審議会で、同社は吉村氏らの出演について、「どれぐらい影響力があるかは今後の対策に含んでいかないといけない」と述べた。【鶴見泰寿、倉田陶子】

 

 

毎日放送が調査報告書を発表(東スポWeb)

 毎日放送(MBS)テレビが元日に放送した、お笑い芸人の東野幸治、「ブラックマヨネーズ」吉田敬が司会を務める特番「東野&吉田のほっとけない人」に、「政治的公平性」に関する批判が寄せられていた問題で、同局は11日、番組審議会に報告された社内調査内容を発表した。

 同番組では大阪市の松井一郎市長、府の吉村洋文知事、橋下徹氏をゲストに招きトークを繰り広げたが、一部から「政治的公平性を極度に欠いている」などと批判が寄せられた。社内でも疑問の声が上がっていたが、批判を受け、専務を筆頭とする検証チームを発足、調査してきた。

 調査報告書によると、番組を制作した制作スポーツ局担当者らは、過去に松井氏、吉村氏が出演した際の視聴率が高かったことから、「橋下氏と松井氏、吉村氏の3人が出てもらえたらおもしろいと思った」などと3人のキャスティングを積極的に行っていた。その上で、「番組制作の過程で、担当者の政治的公平性に対する認識が甘く、番組内でのバランスのとり方が極めて不十分であったこと、また、管理職が現場と十分な情報共有を出来ずにいたことが大きな問題点として浮かび上がった」と指摘した。

 さらに、番組内容をチェックする役割を担うアドバイザリー制度も機能せず、総合編成局や報道情報局も、編集には関与しないことから調整機能を果たせなかったとした。

 組織の課題として「『番組編集の自由』を裏打ちする番組内容の多角的な精査や組織的な検討が圧倒的に不足していた」と反省し、批判の対象となった「政治的に公平であること」をうたう放送法第4条については「社内には『政治的公平性』について認識がなかったわけではないが、制作、編成の現場にまで正しく浸透していなかった」と結論付けた。

 今後については、全社研修の実施とアドバイザリーの強化を打ち出し、処分などを行うつもりはないという。

 

 

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1 コメント

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[橋下徹、第一回口頭弁論に来なかったってよw] (バードストライク)
2022-03-12 14:40:47
大石あきこ議員のツイッターが「橋下徹祭り」状態で吹き出す。
橋下、悪い相手にスラップ訴訟を仕掛けたな。

橋下は詐欺師→詐欺師は多弁→多弁ゆえに語るに落ちる。。。という下り坂を歩んでいるように見える。
さっさと転落しきってドツボに嵌れ🙂

在阪テレビ局も罪滅ぼしとして、大石あきこ議員や自民党の大阪市議(名前忘れたけど、維新追及の先頭に立つ女性議員)らを呼んで、維新の悪行を検証してみろっつーの💢
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