小池都知事再選反対!
東京都の小池百合子知事が2020年6月12日午後6時、都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)への立候補を表明しました。
再出馬の記者会見で、小池都知事は
「もう一度新たな気持ちで都民のみなさまと勝ち抜く」
と語り、
『東京大改革2.0 東京の未来は都民と決める』
をスローガンにすると表明しました。
外来語が入っていないと余計に意味不明。
いくらコロナの感染者が増え続けいていても、東京アラートを解除し、休業要請緩和のステップ3にいってしまうのは、東京の経済を救ったのは自分だと選挙戦で言うため、ただそれだけのためで、都民の健康や安全は二の次です。
小池都知事はオリンピックが延期に決まった3月下旬まではコロナ対策をほとんど行わず、PCR検査も大阪のさらに3分の1で、検査を求めた人100人に1人しかさせませんでした。
延期が決まると、コロナ対策のためと称して、都民の税金でCMをうち、記者会見をして露出しまくり。
ご存じのようにロックダウンなど一転してコロナの危険性を煽って、注目を集めました。
小池氏はもともとアナウンサーとして名を知られた人ですし、自民党は2013年6月19日、参議院議員選挙でネットを活用した選挙活動を推進する特別チーム「Truth Team(T2)」を発足させましたが、小池氏は自民党広報部長として、そのチームリーダーで最近だと国会中にワニの動画を見ていて話題になった平井卓也衆議院議員を指導していたのですから、情報管理はお手の物です。
自民党ネットサポーターズクラブ(J-NSC ネトサポ)のネット世論誘導 ネトウヨその世界5
そんな小池氏がウルトラ右翼=極右であることはあまり知られていないのですが、自民党国会議員時代は
「日本会議・国会議員懇談会」の副会長
という要職にありました。
日本会議は今ではよく知られるように日本最大の右翼団体であり、安倍政権ではこの国会議員懇談会所属の議員が閣僚になる率が異様に高い団体です。
鳥越さんではなく、日本会議懇談会副会長の小池氏に入れる民進党・共産党支持者がいることが信じられない!
もともと、極右の小池氏は軍法会議を肯定し、少子高齢化はたくましい男が減ったからだと妄言を吐くような人で、そして核武装肯定論者。
2003年には保守論壇誌「Voice」(PHP研究所)3月号での右翼3人による鼎談の中で、
「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装のニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官も言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」
と堂々と語っています。
魔法から覚めてくださ~い!小池百合子候補は東京都核ミサイル配備論で日本会議と一致した極右政治家。
また、新興宗教幸福の科学を基盤とする幸福実現党は日本国憲法を改悪して軍隊を持て、核武装しろと言う超右翼政党なのですが、小池氏はこの幸福実現党と核武装肯定で意気投合して手打ちをして、支持を受けて当選したこともあります。
衆院選東京10区に自民党公認で出馬した小池氏は2009年8月17日、豊島区内で幸福実現党候補だった泉聡彦氏と共同街頭演説を行い、その後泉氏は立候補を取りやめ、小池氏を支援する意向を表明したのです。
小池百合子都知事は、今話題の幸福の科学の支持を得て衆議院選挙に出馬したことがある。核武装論で一致。
そして、小池氏が都知事になってから、関東大震災で起きた朝鮮人虐殺事件で亡くなった方々を弔う追悼式典に、3年連続で追悼文を送付しなくなってしまいました。
日本政府でさえ、自民党政権下の2009年までにまとめた報告書において、震災後に「朝鮮人が略奪や放火をした」などの流言が広まり、各地の「自警団」などが朝鮮人らを殺害する事件が多発し、1千~数千人が殺されたと推計し、
「虐殺という表現が妥当する例が多かった」
と記しています。
ところが、小池都知事はこの朝鮮人虐殺について
「様々な見方がある」
と言い出して、追悼文さえ送らないのです。いくら日本大好きの国粋主義者でも、これほどはっきりした事件を認めないとは、こんなひどい歴史修正主義はありません。
こういう人ですから、教育現場における日の丸君が代強制も全く変わりません。
まさに、小池氏は至る所で「排除の論理」を振りかざしているわけです。
小池氏が人気絶頂で希望の党をつくるときに、この言葉を思わず民主党議員たちに向けて吐いてしまった、あの冷たさは全く変わらないのに、今テレビに出ている頻度が多いだけで、また支持率が7割もあるだなんて世も末的な状況です。
前回の都知事選では、今回も出馬表明している宇都宮健児氏と支援団体が断腸の思いで出馬を取りやめて鳥越俊太郎氏に譲ったのですが、鳥越氏も惨敗。
今回、また宇都宮氏に出馬表明させてから、れいわ新選組代表の山本太郎氏が出馬をにおわせ始めるという大変お気の毒な状況になっています。
実際、私はホリエモンでもいいから小池都知事再選だけは阻止してほしいと思っていたので、年齢的に最後のチャンスと言える宇都宮陣営には本当に申し訳ないのですが、ストップ小池という観点からは、またも断腸の思いで山本氏に譲っていただき、支援してほしいという気持ちです。
残酷なようですが、宇都宮さんは二回都知事選に出て二回とも2位だと思うのですが、1000万人の有権者がいるのに、舛添さんにダブルスコアの大差で負けたのですから、小池さん相手では話になりません。
それよりは、先の参院選の比例区で、まだ一年もたたない2019年7月に、155人中トップの99万票を取った山本太郎氏に全野党で賭けるべきだと思うのです。