(米倉会長、ほんとに自民党が大好きなんですね!いや、安倍ちゃんが!?)
2012年10月9日、われらがタイガースの兄貴、金本知憲外野手が、甲子園球場で引退試合を迎えました。鉄人にも終わりが来るんですね。しかし、今季最終のDeNA戦で「4番・左翼」でフル出場し、ヒットを放ち、自らが持つセ・リーグ最年長記録を更新する盗塁も決めました。
「ファンのみなさんにひと言。本当に、夢をありがとうございました。心から、ありがとうございます。そして野球というスポーツ、野球の神様、ありがとうございました!」
娘さんからの花束贈呈で抱きつかれる金本選手。満面の笑み!
ただ、惜しいことにあと1打点と迫っていた「我が読売巨人軍は永久に不滅です」の長嶋茂雄が持つ歴代7位の1522打点の記録には届きませんでした。
はい、以上、爽やかな前振りの後は、「悪夢をありがとうございました」。どろどろとしたこのお二人の登場です。
政策懇談会で自民党の安倍総裁(右)を出迎え、握手する経団連の米倉会長=9日午前、東京都内のホテル |
自民党の安倍晋三総裁ら党幹部と経団連の米倉弘昌会長らがアニキが引退した同じ10月9日、都内で懇談会を開きました。
経団連側が内閣改造を終えたばかりの政権より先に、野党第一党の新執行部と会談するのは極めて異例です。経団連は勝ち馬に乗り、自民党側にも財界の支援を得たいとの思惑があります。
さて、その中で、安倍自民党と米倉経団連は2030年代の原発ゼロを目指す野田政権の方針について、「無責任だ」との認識で一致し、安倍氏は
「エネルギーについては責任ある対応をしていく必要がある。原発の比率は下げるが、30年代にゼロにする考え方はとらない」
と強調しました。
いやいやいやいや、災害多発国の日本で、福島原発事故の原因もはっきりわからなければ、収束もできていない、放射性廃棄物の処理方法も未確立の現状で、いつまでも原子力発電所は永久に不滅です!と堂々と宣言するあなた方の方が無責任でしょう。
君らがとっとと引退したほうがいい。
米倉会長と言えば、ごりごりの原発推進派で、大飯原発再稼働もごり押し。
野田内閣+原子力安全・保安院+関西電力+経団連=新原子力ムラの大飯原発再稼動は完全な出来レースだ!
野田民主党の2030年代の原発ゼロさえ気に入らず、上の画像のようにアメリカや自治体と一緒になって圧力を加え、閣議決定させませんでした。
エネルギー戦略「原発ゼロ」は政府方針なのに閣議決定見送りとはこれいかに?!馬脚を現した野田政権
かたや、安倍総裁といえば、上の画像のように原発推進でこりかたまった自民党の中でも、地下式原発議連の顧問という「重責」を担っています。
与謝野馨「原発事故は神様の仕業」 中曽根・小泉・安倍自民党原発推進議員人脈 地下式原発議連のお笑い
そして、新自民党執行部もこれでもかというくらいの原発推進派で固めてきました。
安倍自民党 究極の原発推進人事 総裁・幹事長・党三役全員が核武装論者か原発推進論者
確かに、民主党政権もがっかりすることの連続でしたが、自民党と財界が結託する世の中に逆戻りしたら最悪です。脱原発なんてありえず、既存の原発を再稼働するどころか、新設原発さえ建て始めてしまうでしょう。
それが、安倍政権となれば、もう地獄ですね。
中毒になってどうしても手放せないほど、本当に美味しいんでしょうね、原発利権。
「原発という金儲け、利権の神様、ありがとうございました!」
保安院のやらせを産んだ原発推進利権 自民党・経産省・財界・マスメディア・自治体の癒着の構造
まだ野田民主党政権の方がマシだというのだから恐ろしい。
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自民安倍総裁「原発ゼロ無責任」 経団連と政策懇談会
2012年10月9日 11時03分
政策懇談会で自民党の安倍総裁(右)を出迎え、握手する経団連の米倉会長=9日午前、東京都内のホテル |
自民党の安倍晋三総裁は9日午前、経団連の米倉弘昌会長らとの政策懇談会を都内のホテルで開き、2030年代の原発ゼロを目指す野田政権の方針に ついて無責任だとの認識で一致した。会談で安倍氏は「責任ある対応が必要だ。原発の比率は下げるが、30年代にゼロにする考え方は取らない」と明言した。
経団連側が、内閣改造を終えたばかりの野田政権より先に、野党である自民党の新執行部と接触するのは異例。衆院選後の政権交代を見据えての“接近”と言えそうだ。
懇談会には、自民党から高村正彦副総裁や石破茂幹事長らも参加した。
毎日新聞 2012年10月09日 21時10分(最終更新 10月09日 21時36分)
経団連の米倉弘昌会長は9日、自民党の安倍晋三総裁ら新執行部と初の政策対話を行った。経団連が与党の 民主党新執行部や新閣僚より先に最大野党幹部と会合を持つのは異例。安倍総裁らはエネルギー政策などで経団連と連携する方針を示し、米倉会長も「大体我々 と同じ考え方だ」と評価したが、尖閣諸島問題などでは両者間に微妙なずれも見られた。
出席者によると自民党は、経団連が求める「30年代原発ゼロ方針」の見直しや社会保障給付効率化などに賛同。安倍総裁は「政財界がともに行動することで日本経済を強くする」と述べ、経団連との関係強化を求めた。
ただ尖閣諸島問題について安倍総裁は会談後、記者団に「(中国に)交渉の余地がないことを発信してい く」と述べ、中国との対話を求める経団連とは異なる見解を示した。自民党は経団連が早期の参加表明を求める環太平洋パートナーシップ協定(TPP)につい ても一部関税の維持を参加条件とする方針を崩さなかったという。
経団連は「交渉戦術が違うだけで大局は一致している」(幹部)と問題視しない方針だが、会員企業からは「更なる政策調整が必要」との声も出ている。【宮島寛】