大阪市立桜宮高校体育科の入学試験について、大阪市教育委員会は2013年1月21日午後、体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止し、普通科に振り替えて行うことを決めました。
教育委員会は、緊急会議を開き、議論した結果、2013年度、体育科とスポーツ科学科は新入生を受け入れず、普通科に振り替えることを決めたということです。
ただし、実技も含め、2つの学科と同じ試験科目と配点・日程の普通科(同120人)の入試を、3月に実施する従来の普通科(同160人)とは別に実施することも決めました。しかも、入学後はスポーツに特色のあるカリキュラムを学ばせるというのです。う~む、ほとんど何も変わってない。。。
橋下市長は、この決定について
「教育的な視点からすばらしい決定をしてくれた」
と手放しで称賛しています。
しかし、橋下市長は同じ日の市議会文教経済委協議会で、
「子どもたちの言う通りにするのが教育だとは思わない。受験生が行くのにふさわしくない場であれば、ストップをかけるのが大人の役割」
と述べていたのです。体育科で募集しないだけで、同じ人数を同じ試験科目と配点で同校に受け入れるという解決で、いきなり受験生が行くのにふさわしい場所になるのでしょうか。体罰は例外なく許されない単なる暴力だという認識さえ持てば、いくらでも打てる手はあるのに、いったい、なんのための迷走だったのか。
体罰はこうやればなくせる 子ども未来法律事務所通信27~体罰に対する誤解を解く~
体罰を容認してきた橋下市長のあるべき反省と謝罪のしかた 追伸あり
そもそも、橋下市長は自分も早稲田大学の入試に失敗して浪人したと例をあげながら、同校の入試中止について
「受験生は生きているだけで丸儲け。またチャンスはある」
と言い放ち、受験生らの猛反発を受けていました。ご自分の受験失敗はそれこそ自己責任ですからね。いきなり自分の責任でもないのに入試が中止になって、しかも中学浪人になる子たちとはまったく事情が違います。
しかし、今回の解決なら、実技も含めて二つの学科と同じ試験科目と配点で同じ人数で入試を行うわけですから、体育科などに入りたかった受験生は問題なく入学できるので、入試は継続したも同然で、橋下市長をおびやかしていた受験生や父兄からの痛烈な批判はなくなり、逃げ切れるという狙いでしょう。
さらに、マスコミは桜宮高校の体育科の入学試験中止、募集中止と報道するので橋下市長のメンツも立つ。要は保身ができるから、彼にとって「すばらしい決定」なのでしょう。
そういう、言葉は悪いけれども、やくざの手打ちのような解決です。5人中4人の委員が賛成したといいますが、それは橋下市長が予算を人質に脅迫したからです。体罰根絶と言う根本問題から目をそらした、ほんとに教育現場にふさわしくない解決です。一人反対した教育委員長が「私個人としては、今回の決定は変則的で一夜漬けのような内容だ」と述べたのもむべなるかな。
その一方で、肝心の桜宮高校での体罰の実態解明は全く進んでいません。橋下市長は入試中止の理由に「原因究明がされていないこと」をあげていますが、生徒の自殺から3週間以上たったというのに、市教委は部員へのアンケートと教員からの聞き取りをようやく始めたばかりで、全生徒からの聞き取りはいまだに全く行われていないのです。
学校事故・事件が起きたら、まず早期の実態調査が大事なのは常識なのに。
橋下市長と教育委員会の迷走がこんな事態を招いてしまいました。こういう実態調査は「鉄は熱いうちに打て」が鉄則です。まして、橋下市長が体育教員の総取り換えや体育科の入試中止などの方針を市長が示している中では、生徒は学校に迷惑をかけてはいけないとか自分の将来に差し障りが出るなどと考え、なおさら本当のことが言えないのは当然予想できます。
15の春を泣かせ続ける橋下市長の強権姿勢が体罰の実態調査と対策をできなくしてしまった
橋下市長が根っからの体罰容認派であることを糊塗して、かえって責める側に回ることに腐心するあまり
(1)子どもたちのために(2)体罰を絶対になくすために(3)全校で(4)体罰の事実調査を徹底的にやる、という根本方針をまるで打ち出していないのです。
そんな矢先に、大阪府立の聴覚支援学校での激しい体罰も明らかになりました。大阪市には管理能力がないから大阪市立高校はすべて府立に移行するとした橋下市長はどうするのでしょうか。これも体罰問題自体に手を付けず、自分の思い付きにこだわってしまったつけです。
そもそも、地方教育行政の組織及び運営に関する法律はその第二十三条で
教育委員会は、当該地方公共団体が処理する教育に関する事務で、次に掲げるものを管理し、及び執行する。
と定め、その3号・4号で
「入試を継続するのは大阪の恥」
とまでいい放ち、また生徒を傷つける。
つくづく、政治が教育に介入したらダメだという最悪の例を見た思いです。
桜宮高校の入試中止、校長・教師の全取り換えをいう橋下市長の市長職「中止」=首のすげ替えが一番の方法だ
参考記事 住友剛先生のできることを、できる人が、できるかたちで から
結局、本来なすべきことが脇に追いやられただけ。
ああ、もう、ほんとに不愉快です。もう書きたくない。
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橋下市長“すばらしい決定”
大阪市立桜宮高校で、体罰を受けていた体育科の男子生徒が自殺した問題で、大阪市教育委員会は、体育科などの募集を停止して普通科に変更したうえで、来月、入学試験を実施することを決めました。入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形の決定となりました。
大阪市の橋下市長は決定について、「教育的な視点からすばらしい決定をしてくれた。これで再生に向けて本気で改革が始まると思う。その第1歩が踏み出せた」と述べ、評価しました。
そのうえで、橋下市長は「今回の決定は単なる看板の掛け替えではない。受験生には、これまでの桜宮高校の体育科として受験してもらっては困る。新しい桜宮高校に期待して、受験してもらうことが必要だ。今までの桜宮高校の体育科はダメだ。今のカリキュラムの中身を総点検して、新しい理論とかスポーツマンシップを盛り込んだ新しい教育を作ってもらいたい。具体的な教育内容は、教育委員会が作る案を待ちたい」と述べました。
教育委員長“一夜漬けのような内容”
大阪市教育委員会の長谷川委員長は記者会見で、今回の決定について、「橋下市長の意向に左右されておらず、1人1人の信念に基づいて判断した結果だ」としたうえで、みずからは5人の教育委員による変更案の採決にただ1人反対したことについて、「私個人としては、今回の決定は変則的で一夜漬けのような内容だ」と述べました。
そのうえで、長谷川委員長は、記者団が「教育委員長を辞職することはないのか」と質問したのに対し、「今のところ全然考えていない。改革を進めることで応えていきたい」と述べました。
決定を受けて、大阪市教育委員会の長谷川委員長は、21日夜、受験生などに向けたメッセージを出しました。
この中で、長谷川委員長は受験生に対し、「普通科ではあるが、真のスポーツマインドをもった人材を育成する、スポーツに特色あるカリキュラムを組む」としたうえで、「急な募集要項の変更だが、受験生への影響が小さくなるよう考えた。どうか希望を持って受験してほしい」と呼びかけています。また、在校生に対しては、「仲間の死を受け止め、学びを深めることを通じて新しい伝統を築いていってもらいたい」としています。
大阪市立桜宮(さくらのみや)高校2年生の男子生徒がバスケットボール部の顧問教諭から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、入試中止を求める橋下徹市長の発言が注目を集める一方、肝心の体罰の実態解明が一向に進んでいない。市長は入試中止の理由に「原因究明がされていないこと」をあげるが、生徒の自殺から3週間以上たち、市教委はようやく全教員からの聞き取りを始めたばかり。生徒からの聞き取りはいまだに行われていない。
「これほどの大事件なのに初動ができていない」。18日、市議会の委員協議会で自民市議が声を荒らげた。「会見で自殺を公表するまで何をしていたのか」「市長には報告していたのか」とたたみかけた。
市教委は12月23日に男子生徒が自殺して4日後、部員50人を対象に体罰に 関するアンケートを実施。多くの部員が「男子生徒がたたかれるのを見た」と答えたが、それ以上の聞き取りも集計もせず、顧問教諭からも自殺の5日後に約1 時間話を聞いただけ。自殺前日に生徒がたたかれた回数すら「10回程度」(顧問)「30~40回」(遺族)と証言は食い違ったままだ。
市教委は「調整に時間がかかった」と釈明する。市教育委員は自殺の2日後に会合を開き、調査に客観性を持たせるため「弁護士5人でつくる外部監察チーム と協力して調査する」方針を固め、市長に報告した。調査手法をめぐるチームとのやりとりは今月11日まで続き、15日、教員からの聞き取りを始めたとい う。
同日、市役所を訪れた義家弘介・文部科学政務官は「一番の問題は、市教委が(調査)方針を速やかに出せていないこと」と批判。調整に時間がかかったとい う説明も「外部監察とはまず内部でしっかりと物事を明らかにしたうえで、それが適正かチェックしてもらうことだ」と一蹴した。
文部科学省は2011年「子どもの自殺が起きたときの調査の指針」を作った。自殺した子どもの保護者でつくる団体から「事実を知りたいという思いに学校 は応えてほしい」「学校に不都合な事実でも明らかにする姿勢が必要」などの意見を受け、全教員からは自殺から3日以内、周囲の子どもからは数日以内に聞き 取りをするとした。早めの調査を奨励するのは、日がたつほどうわさや友達関係に影響されて本当のことが言いにくくなるためだ。
子どもの自死に詳しい教育評論家の武田さち子さんは「自殺から3週間以上たち、先生の総入れ替え、体育科の入試中止などの方針を市長が示している中では、生徒は学校や自分の将来を考え、なおさら本当のことが言えなくなる恐れがある」と指摘している。
◇
■子どもの自殺が起きた時の調査手順
(1)初期調査
・全教師からききとり(3日以内)
・子どもから適切にききとり(数日以内)
(2)遺族への経過説明と協議
・初期調査の経過を遺族に説明(1週間以内)
・今後の調査について、詳しい調査を遺族に提案し、協議
(3)今後の調査計画を立てる
(4)遺族への提示と協議
(5)子どもと保護者への説明
(6)調査開始
※文部科学省作成
普通科に変更して入試を実施へ
大阪市立桜宮高校で体罰を受けていた体育科の男子生徒が自殺した問題で、大阪市教育委員会は、体育科などの募集を停止して普通科に変更したうえで、来月入学試験を実施することを決めました。
入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と、実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形の決定となりました。
大阪市立桜宮高校の体育科の2年生で、バスケットボール部のキャプテンだった男子生徒が、顧問の教師から体罰を受け、先月下旬に自殺しました。
この問題で、大阪市の橋下市長は、来月下旬に予定されている桜宮高校の体育科とスポーツ健康科学科のことしの入学試験を中止するよう求めていました。
これを受けて、大阪市教育委員会は21日夕方に会合を開き、事務局から、体育科とスポーツ健康科学科としての募集を停止して普通科に変更したうえで入学試験を実施する案と、予定どおり入学試験を実施する案の2つが示されました。
教育委員からは、「入学試験と高校の改革は一体だが、受験生への影響は最小限に抑えるべきだ」とか「今のままの体育科などで募集を行うのでは、改革のスタートとして弱い」といった意見が出されました。
そして、5人の教育委員による採決の結果、4対1の多数決で、体育科など2つの学科の募集を停止し、普通科に変更したうえで入学試験を実施することを決めました。
教育委員会は、当初体育科とスポーツ健康科学科として予定していた募集人員や通学区域は変えず、スポーツの技能を重視した教科や配点などについても変更しないとしています。
教育委員会の決定は、入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と、実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形となりました。
「受験生は生きているだけで丸儲け」橋下市長が発言 桜宮高2自殺
2013/01/18 12:42更新
大阪市立桜宮高校の男子バスケットボール部主将=当時(17)=が男性顧問(47)の体罰翌日に自殺した問題に絡み、市教委に同校体育系2科の入試中止を求めた橋下徹市長が「(受験生は)生きているだけで丸儲け」と述べた。自らが提案した同校の入試中止を意識した発言とみられるが、入試を直前に控えた受験生らに対する発言として配慮が足りないとの批判も招きそうだ。
橋下市長は17日の記者会見で、市教委に入試実施の要望書を提出した市立中学校長会の対応に触れ、「事の重大さがわかっていない。教育者失格だ」と痛烈に 批判。その上で「一番重要なのは生徒が亡くなったこと。(受験生は)生きているだけで丸儲け。またチャンスはある」と述べた。
中学浪人やむなし、橋下市長入試中止強硬姿勢崩さず
都内で取材に応じる日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長(右)と片山さつき総務政務官 Photo By 共同 |
大阪市立桜宮高バスケットボール部主将の男子生徒が顧問の体罰を受けた後に自殺した問題で、橋下徹市長は18日、「自分も浪人した。人生には1年遅れることもある」と述べ、同校の体育系学科の入試中止を強硬に求める姿勢を貫いた。高校受験での「中学浪人」もやむなしととれる発言で、橋下市長の姿勢に理解を示してきた教育評論家の尾木直樹氏でさえ「ちょっと行き過ぎね」と話すなど、反発の声は強まっている。
橋下市長はこの日、市議会委員会の協議会で、自身が大阪府立北野高卒業後、大学受験のため1年間の浪人生活を送ったことに触れ「申し訳ないが、僕だって浪人した。(人生には)1、2年遅れることもあるが、もっと考えることもある」と述べた
。
桜宮高の体育系学科を志望する中学生が、浪人生になってもやむを得ないと解釈できる表現。生徒を自殺に追い込むほどの体罰が横行していた桜宮高の体質改善へ、教職員の全員異動を市教育委員会に要求するなど厳しい姿勢を示してきたが、あらためて入試中止への揺るぎない決意を強調した。
この日の協議会でも、同校の佐藤芳宏校長が先月27日に遺族を弔問した際「新人戦に出てもいいか」と確認していたことを明らかにし「亡くなって4日のときに、こんなことをなぜ聞くのか。このような体育科に受け入れたら同じような意識の卒業生を輩出する」と主張の正当性を訴えた。
来月20、21日の入試までわずか1カ月。橋下市長は前日の17日にも「(受験生は)生きてるだけで丸もうけ。またチャンスはある」と述べた。エスカレートする発言による受験生の心理的ダメージを心配する声は相次いでいる。
橋下市長の姿勢について「100%賛成」と明言している尾木氏でさえも、今回の「浪人」発言には「行き過ぎた言い方ね」と苦言を呈する。
橋下市長が入試中止の方針を打ち出して以降、尾木氏のもとには同校を受験する予定の中学生や保護者から「朝までもんもんとして眠れない」など不安を訴える声が殺到しているといい「入試間際に目標がなくなるというのは計り知れないショック。生徒の気持ちを思えばもう(発言を)やめたほうがいい」と言う。
一方で「市教委、学校が理想の対案を出してくることを引き出すための方法なのでは」と過激な発言に理解も示し「橋下さんの発言を止めるためにも市教委が速やかに対案を示すべき。責められるべきは橋下さんではない」と、市教委の腰の重さを批判した。
市教委は入試中止の是非を判断する会議を21日午後4時から開く。
大阪市立桜宮(さくらのみや)高2年の男子生徒がバスケットボール部顧問の教諭の体罰を受け、自殺した問題で、橋下徹市長は21日朝、同校を訪れ、今春の体育系2科の入試中止を市教委に求めたことについて在校生に説明した。市教委は同日午後に入試実施の可否を判断するが、教育委員間の意見は割れており、方向性は見えていない。
市教委によると、橋下氏はこの日午前8時45分から10時まで、桜宮高体育館での全校集会に校長らと出席した。市教委によると、橋下氏は生徒約840人に「学校の中で正しいと思っていたことが外から見た時にどうなのか、もう一度考えて」と呼びかけた。
橋下氏は入試中止の提案について「桜宮高校はこうあるべきだという考えを出す前に、新入生を迎えるべきではない」と説明。「生徒に責任はない」としつつ「クラブで勝つよりも重要なことがある。長い人生の中で立ち止まって考えねばいけないことがある」などと述べたという。
橋下氏の発言後、女子生徒2人が代表して意見を述べた。うち1人は「今回の事件は一生忘れない出来事。私たちは桜宮のことを真剣に考えており、意見を採 り入れてほしい。体育科(入試)を続けながら、今後どうするかを考えたい」などと発言。もう1人も「勝つことだけでなく礼儀やマナーも学校で学んだ。市長 は『人生は長い』と言うが、今しかない時間を大切にしたい。(受験生にとって)入試は人生に一度。その機会を奪ってほしくない」などと述べたという。
橋下氏は同校訪問後の市議会文教経済委協議会で、「(桜宮高で)生徒に『子どもの意見、受験生の声を聴いてください』と言われた」と述べたうえで、「子 どもたちの言う通りにするのが教育だとは思わない。受験生が行くのにふさわしくない場であれば、ストップをかけるのが大人の役割」と答弁した。
一方、市教育委員ら は20日午後8時半すぎから、改めて入試中止の是非を4時間以上にわたり議論した。しかし入試の中止と実施をそれぞれ主張する委員がおり、意見を集約でき なかった。内部では、桜宮高校長を民間人にする▽教諭の大多数を入れ替える――といった大幅な改革を行ったうえで、入試実施を求める意見も出たという。
市教委は21日午後3時半から橋下氏と再度協議し、午後4時からの臨時の教育委員会議で入試実施の可否について結論を出す。
入試実施の可否を巡っては、橋下氏が「生徒の受け入れ態勢ができていない」として中止を要請。さらに「予算執行権は僕にある」として、入試に必要な予算 支出を認めない意向を示していた。これに対し、市立中学校長会が「生徒、保護者に不安と動揺を与える」として入試の実施を求める緊急要望書を市教委に出す など、批判の声が続出していた。
「入試継続は大阪の恥」 橋下市長、在校生に直接強調
大阪市立桜宮高校バスケットボール部の男子生徒=当時(17)=の自殺問題に絡み、同校体育系2科の入試中止を市教委に求めた橋下徹市長は21日午前、同校を訪問し、在校生に対し「(学校のあるべき方向性が決まる前に)入試を継続するのは大阪の恥」などと述べ、改めて入試中止に理解を求めた。
橋下市長自身が学校に対する考えを直接語りかけることで、生徒間に広がっている動揺の沈静化を図る狙いがあったとみられる。問題発覚後、橋下市長が同校を訪れたのは初めて。
在校生への説明会は報道陣に非公開で行われ、市教委によると、橋下市長は同日午前8時半すぎに同校を訪れ、体育館で在校生に約1時間にわたり説明。市長は「スポーツ指導の中で手をあげることはものすごく遅れた指導方法だ」と強調したほか、入試中止については「高校があるべき姿を決める前に、新入生を受け入れるのはどうなのか」と持論を展開。生徒側からも意見があがったという。
市長による生徒への説明については、同校体育科の生徒の保護者らが「子供たちの目や顔を見て(入試中止の)大義名分を言ってほしい」と要望していた。
大阪府立生野聴覚支援学校(大阪市生野区)で昨年12月、同級生をからかった中学1年の男子生徒に、教諭2人が頭や顔を十数回たたく体罰を加えていたことが21日、府教育委員会への取材で分かった。生徒は鼻血を出し、顔を擦りむくけがをしていた。府教委は処分する方針。
府教委によると、担任の40歳代の男性教諭と生徒指導の50歳代の女性教諭が12月19日午前、生徒を会議室に呼び指導。生徒が「悪くない」と非を認めなかったことなどに立腹し、女性教諭が2、3回頭をたたいた。男性教諭は10回以上、頭や頬を平手でたたき、生徒の胸ぐらをつかんで倒した後、背中を踏み付けた。
桜宮高校の入学試験を行うか、それとも中止とするか。その結論が21日に出される。
桜宮高校バスケットボール部のキャプテンが、体罰を受けた翌日に自殺した問題で、橋下市長は、体育科など2学科の入試を中止するよう、教育委員会に要請していた。
橋下市長は17日、「越えてはならない一線を越えてしまったという認識のもとに、これまでの流れを断ち切る。そのためには最低限、普通科入試をやるにしても、校長はじめ、教員は、全員入れ替えてもらわなきゃ困ると。今いる体育の教師が、もし2013年度いるということであれば、体育教師分の人件費は執行しないと」と述べた。
教育委員会側は、橋下市長の発言に対し、「在校生や受験生を混乱させかねない」として、これまで結論を保留にしていたが、21日、期限を迎えた。
21日午前、橋下市長は事件後初めて、桜宮高校を訪れ、体育科の入試中止を強く求めるような内容を、生徒らに説明したという。
非公開で行われた説明会で、橋下市長は在校生に対し、「クラブで勝つより重要なことがある。気持ちはわかるが、入試を継続すれば、大阪の恥」などと話したという。
訪問後、橋下市長は「(生徒からの意見は?)在校生や、その保護者の声をもっと聞いてほしい。在校生や、受験生の立場にもっと立ってほしい。在校生や受験生は傷ついていますという強い訴えを受けました。僕の発言で、一方的に傷つけたという点があるのであれば、そこは改めるべきところは、改めるけど、しかし、受験生や在校生の声だけで、物事を決めていくわけにはいきませんよと。大人として、政治家としての役割がある以上、先生が間違っている、学校が間違っているというところを、正していくのが、僕の役割でもあるということを伝えました」と述べた。
また、インドネシアを訪問していた安倍首相は、安藤優子キャスターが独占インタビューした際にも、体罰の問題に触れていた。
安倍首相は18日、「体罰によって、それを苦にして自殺したわけですから、明らかに一線を越えていたのは事実ですね。この事件については、ちゃんと真相究明をしていく必要がありますね。どこに責任があったのかというのを、はっきりしなければいけません。政府に本部を近々つくります。教育再生実行会議においてですね、議論をしてまいりたいと思います」と述べた。
一方、波紋が広がる橋下市長の方針に対しては、下村文科相が18日、「よく言えば発信力があるといいますかね。厳しく言えば、1人で全部会見で表明している。あのようなことはですね、関係者の方々に、いろんな騒動を起こすきっかけになっているのではないかというふうに思います」と述べた。
しかし、橋下市長は強硬姿勢を崩していない。
橋下市長は17日、「(高校受験も2度目はないが?)生きていたらチャンスはあります、いくらでも。そんなの命があれば。1度や2度で人生が全部つぶれるようなものではないんです。そういうことを教えるのも教育ですよ。これが駄目だというんだったら、選挙で落としてもらうしかないです」と述べた。
そんな中、21日午後、大阪市教育委員会と橋下市長との意見交換会が行われた。
ここでも橋下市長は、体育科など2学科の入試の中止、そして全教員の入れ替えを行うよう強く訴えた。
橋下市長は「教育委員会が禁止だ、禁止だって言っていることが、全く、桜宮高校のクラブ活動の現場においては、それは無視されている状況です。これはなぜなんでしょうか。今の中学校の現場では、とにかく入試をやれ。生徒が希望しているんだから、まず入れろ。これは僕は進路指導としては、絶対に間違っていると思います。今ここでやらなければいけないことは何なのか。やっぱり一度ここは、一呼吸おいて、この桜宮高校体育科のあり方を、根本的なところから考え直していく」と述べた。
橋下市長は、「教育委員会に結論を委ねる」と言い残し、退席した。
そして午後4時15分、市教育委員会の臨時会議が始まった。
同じころ、桜宮高校在校生の保護者らが大阪市役所前に集まっていた。
桜宮高校在校生の保護者は「今してほしいことは、子どもたちの人権(を守ること)です。今700人以上の子どもたちが、どんな思いで暮らしているか。それを考えたときに、橋下市長をどうしても許せません」と訴えた。
(01/21 18:32 関西テレビ)
今まで、ドブに税金棄てていた。
普通科に看板替えるだけの 対処で、甘いよな…。
もっと、厳しくするべきです。
実行犯と責任者を処分して済む問題とは思えません。
普通科でクラブ活動をして体罰を受け、嫌なら辞めれる状況、自分の好きな職業や大学進学を顧問の先生の意思、主義で選べる普通科とは状況が違うと思うのです。
強いクラブ、実績が大学への推薦入学や進路に大きく影響を与える体育科の辞めれない部活動の中で、彼はどれだけつらい思いをしてきたことでしょうか。
これは、体育科全体で他の部活動においてもなされている事実であり、ここに問題があるから入試中止の決定なのではないのでしょうか。
同じような思いをさせないため、でも桜宮高校に行きたい生徒のための逃げ道としての「新普通科」、なぜ間違いですか。
部活動の顧問が一人の生徒の将来の選択肢を掌握したうえでの暴力、それをさせないための今可能な限りの苦肉の策、私はそう理解しているのですが。
実行犯と責任者の二人を懲戒解雇して教委の連中にも処分与えればそれで済むだろ
学校、学科にゃ責任ねぇし体育科の試験で普通化の生徒とってどうすんだよ
入試させろと言うんだろうが。
自分の家族が自殺したと考えたら
「許せない!」
「入試なんておかしい。橋下市長が正しい」
桜ノ宮の生徒のブログが炎上した。
飲酒、たばこも伝統らしいから。
「人ひとり死んだ事実はどうなる」
「滋賀の中2いじめ自殺」とおなじだろうが!
自殺させる伝統なんて おかしい。
「」
戸塚ヨットスクール、暴走族・・・
同じことなんだけど
叩いて強くするぞみたいなの
日本人の体質としてあって
それじゃ強くならないって
いくら合理的に説明されても
変わらないんじゃない?
「合理性」って人間らしくないから。
信頼関係の上でシバきまくんのが
どう「人間的」なのか分かんないけど
そう言うと
「心」が分かってないって非難されたり。
政治家になって、社会奉仕してからゴタクは並べること
あなたの言葉は響かない。
ですが、例えに出されていた電車の中と教室では、状況が全く違います。
電車の中では皆同じ乗客です。
電車を動かすのは運転手であり、車内案内をするのは車掌です。
車内で迷惑行為をする者がいたとしても、いずれは皆目的の駅で降り、車内という空間から解放されます。
迷惑の程度が甚だしい場合は乗務員や駅員に通報し、対処してもらうことができます。
しかし、教室で“運転手・車掌・駅員”に該当するのは教員のみです。
電車の例えでいうと、乗客は児童生徒です。
何度言っても聞かない児童生徒に対して繰り返し口頭で注意するということは、その分授業が止まるということです。
電車で例えるなら、迷惑行為を注意している間、電車が停車するということです。
次の駅へはいつまで経っても到着できません。
たまたま同じクラスになっただけの他の児童生徒にも、学習する権利は等しくあります。
しかし、迷惑行為を繰り返す子どもに対応することで、その他の真面目に授業を受けたいと願う子どもたちにツケが回る(授業が進まない)ことは避けられません。
教室での迷惑行為で起こる一番の問題点はここです。
BACARAさんが悩んでいらっしゃるのもこの点ではないでしょうか。
生徒さんのコメントにも有りましたが、体育科は部活動が体育科の一部で部活動を辞めることが体育科を退学する事に等しいと。
私の勝手な思い込みかもしれませんが、体育科はスポーツ科学、知識や理論、指導者としての素質、その他スポーツに関する専門知識を学ぶ所ではないのでしょうか。
事実、卒業生が教師になり体育の教師になり指導していますよね。しかも、多くの部活動で当然のごとく体罰を行いながら。
辞めることの出来ない部活動で教師であり指導者が暴力をふるい恐怖心を感じながらでも生徒は辞めれない。教育委員会も動いてくれない、挙げ句の果てに隠ぺいする。
確かに部活動には普通科の生徒もいました。普通科から体育科の指導者や教師が生まれないとは言いません。しかし、体育科からは多くのスポーツ専門家が生まれるわけです。
橋下さんの言うように体育科の教師を刷新して新しくしないと受け入れる体制に無いという理論はあながち間違いでないと思うのですが。
これが普通科の高校で起きたのであれば、入試の中止にまでならないと、(橋下さんならしないと)思うのは私だけでしょうか。
私は医師です。
「白い巨塔」ではありませんが、凄い上下関係の厳しい世界でもあります(ありました)
教授は絶対で滅多なことでは逆らえません。逆らったら働く場所を奪われる世界でした。
教授は大学の教師でもあります。
患者さんの意見も聞かず、自分の医療が絶対(しかし、手術の腕前だけは一流)、でも患者さんのQOL は無視で治療方針には逆らえず、時にミスも隠ぺいし今回に似たような事件が起きたとしましょう。
大学は受験生を受け入れるべきでしようか。
私はそうは思いません。
普通科というすり替えただけのような入試は苦肉の策、最大限受験生の進路を閉ざさないように考えた一つの案で現状の体育科ては受け入れ体制がない以上仕方ないことだと思うのはそんなにおかしな考え方なのでしょうか。
まず、こういった問題に匿名で意見を述べるのは余りにも無責任だと思い、本名でコメントさせていただきます。
管理人さん、多くの方のコメントを拝見させていただきましたが、それぞれに良いご意見だと思います。
しかし、中には現実を知らずに書かれている方も見受けられます。
そういった中で、『BACARA先生』のご意見は大変重要だと思います。
受験そのものに関して、今回の処置が良いかどうかは僕には分かりませんが、学校という場に大きな問題が存在するのは今回の事件だけでなく、多くの方が認めていることだと思います。
当然、可能な範囲で、加害者、被害者双方の言い分や学校での実情を知るべきでしょうね。
そして、橋下さんを非難するのも結構ですが、焦点はそこではなく、学校というもののあり方にあると思うのです。
形を変えればこのような問題はどこにでもありそうですしね。
現状で非難をするよりも大切なのは我々一人一人がしっかりと考え、今後、自殺者など出ない学校にするにはどうすれば良いかを語るべきではないでしょうか?
ごく一部を除いて、解決策を述べられているご意見が見当たらないのが残念です。
で、ワタクシなりの解決策ですが、学校をはじめとするすべてのお役所の許認可権をもっともっと国民の手に取り返すべきだと思うのです。
具体的に言うと『体罰のある学校』もあっても構わないということです。
勿論、そうでない学校も必要ですけどね。
そして、どちらかを選ぶのは生徒の自由で良いのではないでしょうか?
勿論、入学してみたら思っていたのと違っていた、ということもあるでしょうから、途中で編入もできるようにすべきです。
学校をどのように判断するかは十人十色だろうと思います。
しかし、現実には校区制なども厳然と残っており、生徒の自由意思で学校に通うことなど不可能です。
細かいところまで上げればキリがありませんが、所謂、モンスターペアレントやその子供たちも、自分たちに合う学校を自由に選べれば問題はかなり解消できると思います。
また、モンスターを容認する学校もあれば、絶対に認めない学校もあって良いと思います。
子供をモンスターと考える先生に対して反論するのであれば、原理的にはモンスターは存在しないのですから、『反モンスター校』には行かなければ良いだけです。
学校だけではありませんが、日本という国は余りにもお役所の権利が強すぎます。
相対的に国民が無責任、無関心だということなのでしょうね。
問題の根底はこの無責任、無関心にあると思われますので、権利を主張するのであれば義務も負わせるべきだという考え方です。
そのためには学校は勿論、色々な方面で『自由化』を進めれば良いのです。
このスペースで全ては語れませんが、皆様はどうお考えでしょうか?
これからも拝見させていただきます。
世間に浸透すればもっとまともな日本人が増えるのだろうが。
小学校は,高校のように先生全員が部活指導をするわけではなく(そもそも部がなかったりする),指導する場合も高校の部活指導とは全く違うので,高校の本格的な部活指導の大変さは,ご存知なくても仕方ないと思います(小学校は小学校で、高校とは違う別の大変さがあるけど,高校教員はその大変さを知らない。でもそれを知らなくても責められるいわれはないのと同じ)。
だとすると,先の投稿の文脈でBACARA先生が「部活は趣味」と言われたのは,恐らく「自分の意志で(部を)選び,やりたくて参加している」というクラブのあり方が趣味の定義と共通しているから,その意味で使われただけかと思います。horihoriさんの言われるように、参加したくないけど参加せなあかんから受ける授業と、参加したくて行くクラブ、その違いはとても大きいです。
また,子や親をモンスターと呼ぶことについてはray先生も批判されていましたが,私は,ここでのこの批判には賛成できかねます。単に,投稿欄で話を通じ易くするために,わかりやすいラベルを貼って説明されただけかと思うからです。先生が学校で特定の個人をそう呼ぶわけでも,実際に個人をそう分類して,忌み嫌って接しているわけでもないと思います。
別にBACARA先生を庇うつもりで書いたわけではないのですが,自分が教師だった時は,帰宅後も仕事に追われて4~5h程度の睡眠時間を確保するのが精一杯で,ブログを開いて見聞を広げる余裕なんて全然なかったんです。ですから現役の先生は,書きたいことがたくさんあっても、それを表現する文を考える余裕がなくて,不本意ながら反論や理由説明をあきらめることがおありではないかな,と思ったものですから,推測出来る範囲で書かせて頂きました。グリーンさんの不愉快な気持ちは誤解に起因するものだったことがわかって、この説明でそれが少しでも和らぐならいいんですが。
以下の2つです.
1.明確に体罰を容認していた過去の姿勢を問題に
されないためにカモフラージュのために体罰糾弾を
する.
2.昨年末以来低下し続ける支持率を上げるための
政治的パフォーマンス.
受験生や在校生に深刻な影響が出ることや,自殺した
高校生のことなど,この方にとっては知ったことでは
ないのでしょう.市長に対する危害予告行った在校生
いるとの報道がありますが,事実ならこのような犯罪に
走らせた責任はだれにあるのでしょうか.
怖いのは、いつのまにか関係のない生徒や受験生、彼れらの親たちまで「悪者」に仕立て上げられるという、えげつなさです。
こんなときこそ、関係者は落ち着いて対処し、徹底的に問題の解明と再発防止のために粛々と行動してほしい。
まちがっても、twitterなどで暴言を吐いたりするのは止めるべきです。
そんなことをすれば、無責任なネット住民に「祭り」にされて、ますます橋下ばかりが正義のヒーロー(偽りの)にされていくだけですから。
彼は、こうした「祭り」になればなるほど、自分の体罰容認やら12月の公務全面放棄やら、さらには大阪起債団体転落やら何やらの汚名を、きれいさっぱり帳消しにしてくれると、内心ほくそえんでいるのでしょう。
そんな正義の味方面した下品な市長をテレビの画面で見るのは、本当に不快な感じがします。
マスコミ、とくにテレビはしっかり権力者を監視する、本当の意味での社会の公器としての役割を発揮してほしい。
桜宮高校のバスケ部員の意見らしいですが、これを読みますと、今回はさすがに橋本市長の決断も一理あるといわざるを得ませんね。
個人的には、この生徒の意見もマスコミはクローズアップすべきと思います。
>叩くのはいかんことでしょう でも、そこに、お前もうちょっとしっかりせいよ!という先生の気持ちを、どれだけ汲み取れたか…15、6の子供には難しかったんじゃないのかな
失礼ですが、この文からは、まるで自殺した生徒が、暴力に耐えられない精神的に弱いのが悪いんだというように感じられます…
信頼している先生に殴られて、それは自分が悪いんだと精神的に追い詰められて自死に至る…
信頼している生徒だからこそ、殴る気持ちを汲み取れ…
悲しく歪んだ信頼関係ですね…信頼関係があるなら暴力なんて必要ないと思うんですが。
暴力に耐えられない子どもも居るんだという想像力を働かせましょうよ。
先生と生徒、先輩と後輩、上下関係はありますが主従関係ではありません。
それぞれ尊重されるべき一人の人間なんです。
BACARA先生も、部活での体罰と授業中の体罰は違うという意味で書かれたのではないでしょうか。
部活を趣味扱いは私も納得出来ませんが、BACARA先生が言いたかったのは、だからこそ部活での体罰は行き過ぎだ、必要ないという事。
しかし、授業中となると趣味ではなく義務なんで話は違うという事だったんじゃないでしょうか。
BACARA先生自身は暴力を否定されていますし、どうすればいいのか他の方法を模索されています。
ですので、BACARA先生の文章自体には抵抗のある部分が確かにありますが、先生を応援したいです。一点だけあるのは、全ての生徒を人間として見てほしいという事です。
マスコミはうまく『すり替え』に成功しました
前出の現役教師さんのコメントで
クラブは生徒の趣味…とありましたが
その程度の認識ですか?
そこいらの、おっさんのゴルフと一緒にされたら困ります!子供達がどれだけの練習をし、そこに至るまでの努力をしているか、知らないからそんな発言が出来るのですよ!
生半可な気持ちで、クラブしてると思わないでください!
現に、市役所に直談判した生徒が何と言ったか知っていますか?技術だけじゃない、礼儀やスポーツマンシップを先生から学んだ!これが桜宮の伝統、私達から取り上げないでと
泣きながら訴えてたでしょ!あれが、すべてなんです
人を殴る、それはいけないことでしょう、
端から見たら暴力です でも、そこに信頼があればどうでしょうか? 生徒達は、先生の悪口、ひとりとして言ってないですよ! 自分達を一生懸命に指導してくれた でも、人が亡くなったという現実に必死に戦っているじゃないですか 趣味程度ならそこまでやりますか?
私は桜宮の保護者ではありませんが
それは生徒に対して失礼ですよ!
私の息子も他校で運動部のキャプテンでした
キャプテンは、何に対しても出来て当たり前
出来なかったら、そんなお前に誰がついて行くと言われて、それはもう、毎日、怒られ時には、叩かれ、でも一言も辞めたいとは言わなかった なぜか?クラブが好きだったから、友達がいたから、そして、先生の怒るのは自分の為、しいてはチームの為にしてくれているという信頼があったからです
クラブは、ただボールおっかけて、あぁ楽しいな、しんどいな、勝ったな、負けたなだけじゃない!
だから桜宮の子供達も、その思いがあるから
直談判に行ったと思いますよ
桜宮は公立でありながら、全国大会にも代表で出場するくらいだから、それは厳しく指導されたと思います その指導に憧れて学校を選んで入学してくるのも事実なんです
そんなことも知らずに、私利私欲で動く大人にヘドが出ます
叩くのはいかんことでしょう
でも、そこに、お前もうちょっとしっかりせいよ!という先生の気持ちを、どれだけ汲み取れたか…15、6の子供には難しかったんじゃないのかな
授業中、生徒がいうことを聞かない!
聞かない生徒にも問題はあるでしょう
でも、聞いてくれない、先生、あなたにも問題があると思います
子供は知っています この大人が自分達をどう思っているか…モンスターなんて思っている人のいうことは少なくとも聞かないです
世も末だ 亡くなった子は、誰にも相談できず
一人で抱えこんだ 回りは何してた?学校や先生、友人達…で、親は!
息子が口の中切れるほど、叩かれたのに
ほっといたの?
みんな、死んでから騒いでるけど、誰ひとり、その叩いた先生に向かった人はいるの?
その子の代わりに、よっしゃ、まかせとけ!って人が一人でもいたら、踏みとどまったかも…ま、今更、何言ってもだけど
桜宮高校には無関心すぎた自分達を、先生も生徒も、そして親達もみんなで反省して、そこから立ち直って欲しい
それにしても、予算を楯に脅す市長、削られまいとホイホイのる市教委、あんたらこそ大阪の恥や!
市長、良かったやん、これで市立高校なくすきっかけ掴めたやん!体育科なくしたんも
専門課程外したら、府立高校と合併しやすいからね♪あんたの思惑通り、万々歳!桜宮さまさまやねぇ
自分ひとりが判断したのではなく、教育委員会が判断したんだと言いたいのだろうけど、予算不執行の脅しで、教育委員会の自由な判断を妨げたくせに、よく言うよな。
彼一流の論理。
新入生を受け入れるべき学校でないなら,桜宮のすべての科で入試を中止すべき。これなら理解できる。しかし,入試の中止を求めたのに,この決定でよしとするのは理解できない。入試の中止を求めた人たちは納得しているのでしょうか。
入試の中止が変えなきゃいけないというメッセージを発信することを意図したものなら,責任は大人にあるのに子どもたちを犠牲にしてしまった愚策ではないでしょうか。子どもたちのことをいちばんに考えた対策を望みます。
PS
子どもたちが命の大切さをわかっていないという発言もありました。バスケットボールの指導の過程で命が失われたのに,その協会などはなぜ沈黙しているのでしょう。大人として子どもたちに命を大切にするということの見本を見せるべきではないでしょうか。大人たちも命の大切さをわかっていないのではないでしょうか。
協会のHPを見てみましたが,記載がなかったようですが,見落としがごめんなさい。あれば取り消します。
<以下再掲>
教師としての経験から,中学(生)だけでなく,高校(生)でも,どうやら学校により,先生が暴力で対応しないと先生自身や他の生徒を守れないという意味で『暴力が(やむを得ず)必要』な学校があるのかもしれないと思ったことが,私にもありました。<再掲分ココまで>
ですので,先生の大変な状況,よくわかるつもりです。
私の生徒は高校生だったので,乱暴なことをする生徒に対する『正当防衛』や『緊急避難』の境界にある例も想定し,あの文を書いたのですが,小学生の場合は,それとも別の「消しゴムを何度も投げることで授業を妨害する子」への対処等の例があるんですね…大変ですね…お察しします。しかも「殴ってみる?先生??」なんて,にくたらしい憎まれ口。そのバックにはモンペア…毎日続くと,キレそうにもなりますよね…
私は女で小柄なため,生徒に軽く見られ易いんです笑。大柄で声が大きくカオのコワイ男性の先生が,そのキャラゆえに生徒に怖がられ,おられるだけで授業での抑えが利くのを見て,すごくうらやましかった。私は高校生相手だったので,授業でのクラスルールを工夫し,授業を受けたい周囲の生徒の意向が伝わるよう=他の生徒に教室内の雰囲気作りで協力してもらえるように持って行くことで,抑えていました。が,相手が手強い小学生の場合,難題ですね…子の担任(女性)は,机投げたりしてました(笑)。子ではなくモノに暴力を振るうという…笑
私はこういう事例を聞くと,やはり人(教員)を増やして欲しいと思うのです。
そういうめにあっている教師が,(授業中であっても)ヘルプを求めた場合,どなたか他の先生が来て,その子を側でじっと見てるとか,押さえるとか,投げようとする手を掴むとか,消しゴムを取り上げて必要な時だけ渡すとか…そういう対応に協力してくれる先生が複数いて下されば,授業できるのになと。
つまり,誰かがいつも廊下を見回っている体制だったら,ある程度防げる場合もあると思います。先生がひとりで対さないといけないのが,しんどい。
高校は,必ず空き時間の先生がいて下さったので,ヘルプをお願いしやすかった。私も,掃除の時間に私のクラスによく来る別のクラスの子が「乱暴でキレ易いのに,注意されるようなことをよくする」ので,事情を話して生指部の一番怖い(カオの)先生に,しばらく放課後見回りに来ていただいたことがありました。でも小学校は,1校あたりの先生の数が少なく,教師に空き時間もないため,どの先生も手一杯…というのが現状で,それが現状の欠陥だと思います。学級数だけで先生の定数を決めるのを,何とかして欲しい。生活指導分の正教員の加配があればいいのに。
BACARA先生,一人で対処しようとなさらないで下さいね。教員が連帯連携すれば,何とかなることは多いです。他の先生に助けと協力を求めて下さい。
現役の教員との事で、文章からも日々の教育の現場での葛藤や苦悩、憤りが感じられ、それでも我慢するというお考えには頭が下がります。
先生が一人で抱え込まず、支援出来る良い方法があれば良いのにと思います。
逆に現役の先生としては、どういった支援が必要と感じておられるのでしょうか。
教育の素人で、現場を知らない人間の甘い甘い戯言なんで、気分を害されたなら申し訳ないのですが、家庭ではモンスターに育てられている生徒でも、学校では、人間である先生に育てられる同じ人間であり一人の生徒です、排除せずに手を差し伸べて欲しいなと願います。
よく考えれば、高校のクラブだから普通科の生徒も入れるんじゃないかな?体育科の問題のように言われているが、桜宮高校全体の問題なのではないのかな。体育科ではダメで普通科ならOKというのは、少しおかしいのではないだろうか。
今一番優先されなければならないのは、生徒達の心のケア。それなのに在校生を責めるような発言をする市長。子供達の為亡くなった生徒の為と言う言葉も嘘っぽく聞こえてくる。
他にも体罰が発覚した学校に対して、同じ処分が成されるのか?本当に体罰を無くそうという強い意志が問われていると思います。
クラブ活動において体罰は絶対にあってはならない。と言う市長発言。
あえてクラブ活動においてという部分を強調しているのか、頻繁に出てくる。
学校生活において、もしくは教育現場においてで良いのではないのか。
体罰容認発言をしてきた市長。
体罰を行ってきた先生方にとって大きな後ろ盾になってきたのは確かだと思う。
市長としての責任はどの様に取るつもりなのか。
今回のヒステリックなまでの大騒ぎ、心のこもっていないパフォーマンスにしか見えない。
何故なのか。
市長の責任を追求されるのをごまかす為。
追求の矛先が自分の方に向くのを防ぐ為に、大きな声で周りを責めていただけ。
今こそ、ごまかされず橋下市長の責任を追求しなければならないのではないか。
私の職業柄、またうちの事務所の特性からいろいろな親御さんや生徒さんにお会いします。
消しゴムを授業中に投げるなんて可愛らしいことでは鑑別所に入りませんからね。私が出会う少年少女の9割は警察に捕まってすでに鑑別所に入れられている子ですから、それはそれはここには書けないようなことをやってますし、親御さんにもいろいろな方がいらっしゃいます。
でも、先生が保護者をモンスターペアレントと呼び、教え子をモンスタースチューデントと呼んだら、もう人間としての心の通い合いはなくなりませんか。
電車の中で他の乗客に消しゴムを投げる子がいたとします。あるいは走り回ったり叫んだりする子がいるとします。
他の乗客にとって迷惑なことこの上ありません。
しかし、その子を殴って黙らせていいと思いますか?
そんなことをしたら殴った方が捕まるでしょう。
口で注意するのが当たり前でしょう。
なぜそれが教室では当たり前ではないのですか。
学校は、教室は治外法権ではありませんよ。
外でやってはならないことは学校でもやってはならないのです。
生徒にはそう教えているはずです。
先生もそうしてください。
体罰は禁止されています。ずっと昔から禁止されています。(正確には昭和22年)
この間、当の橋下市長も経験されているように、多くの学校、クラブで体罰が行われてきました。
なぜか?
教師、教員が他の人たちに比べて、単に暴力的な性格を持っている、と思っている人はいないと信じます。
生徒を教育するのに、体罰が必要だと感じ、信じていたから、体罰をしてきたのです。
桜ノ宮高校の入試が中止されました。
新入生が可哀想です。
そう言う意見も理解できます。
しかし、一番問題なのは、「では、どういう教育を望んでいるのか?」「現役の教員は、どうすればいいのか?」
一番大きな問題は、そこだと思うんです。
その議論がなされないでは、解決にはならないんだと思います。
クラブ活動は、まだいいです。生徒、児童たちのいわば趣味でしていることですから。
しかし、授業はどうなるのでしょう。
高校の授業では、勉強しない生徒は、寝ているか、学校に来ないかですから、問題ありません。
問題は、小学校、中学校での問題だと思います。
公立小学校、中学校は義務教育です。
世間で騒がれている、モンスターペアレントがいるのはここなんです。このような親たちに育てられている生徒が、モンスターステューデントであることは、想像していただけると思います。
授業を妨害する生徒がいるときは、どうすればいいのでしょうか?
教師の力量とかいう議論がありますが、相手は普通の生徒、親ではありません。モンスターです。
授業を妨害する生徒は、学力がつかなくても本人のせいです。しかし、それ以外の生徒に責任はありません。
彼らの時間を妨害する権利はありません。
しかし、妨害するんです。
警察に相談したら良い、とかの意見もありますが、「生徒が消しゴムを投げるのをいくら注意してもやめないんです」と警察に言うのでしょうか?
怒鳴ったところで「殴ってみる?先生?」と、いう生徒にどのように対処すればいいのでしょうか?
私自身は、我慢しますが、他の勉強したい生徒の権利を守るには、どうすればいいのか?
もっとも、重大な課題だと思うのですが、いかがでしょうか?
もし丁寧にやっていたらどれだけの
専門家を雇わなければならないのだろう?
1件の自殺の解明ににどれだけ手間暇がかかるか・・・
資料によると,2011年中の学生・生徒の自殺者数は1,029人となっている
http://tmaita77.blogspot.jp/2012/03/blog-post_13.html
平均すると1都道府県で毎年21人は死んでるんだな
橋下は石ころのたくさんある道で一個の石にけつまずいて、その石を持って
「みなさんここに石が一個放置してあります!道路の管理がなっていない!」
とわめいてるだけ・・・・残りのはガン無視・・・桜の宮が毎年毎年1000件は
ありますよ現状は
市長にとっては入試を「中止する」「予定どおり実施する」よりも好ましい結果であった。世論の逆風の中、教育委員会に毅然とした態度を取られたら困るし、逆に全面的に中止したらそれを主導した自分への非難が強くなる。
そもそも、市長にとっては桜宮高校の問題などは重要ではなかった。一番重要だったのは、教育委員会がいいかげんで、頼りない存在だということを浮き彫りにさせて、制度廃止を主張することにあったからだ。その意味でこのいいかげんな結論で、教育委員会が無力であることを晒したのだから、自分の計略の成功にほくそ笑んでいるだろう。