ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

今、あえて安倍首相にエール

2015-07-29 22:33:22 | 政治経済
内閣支持率急落、安保法制のおかげで、さすがの安倍さんもちょっとやばい感じになってきました。

私は天邪鬼なので、菅直人さん小沢一郎さん野田佳彦さん、窮地に陥った政治家についエールを送りたくなってしまいます。
今回も、大きな声で、安倍さんに「頑張れ」とエールを送ることにします。

安保法制の目的はと言えば、やはり領土的野心をむき出しにする中国に対する牽制であり、万一の有事の際の日米の軍事的な共同活動を有効かつ迅速にするためのものです。
その本質を見ずして、後方支援が武力行使と一体とか、枝葉末節の議論をしても不毛のように思います。
日本の尖閣諸島のみならず、南シナ海でも、フィリピンやベトナムを相手に隙さえあればしたたかに領土拡大を画策してくる中国。
そういう大国がとなるにあるということは、我が国の地政学的な宿命です。
周辺諸国が一致団結して中国を牽制しなければならない情勢なのですが、歴史的に中国の属国だった韓国は、反日、反米感情をあおられ腰砕けで、あてにならない。
ベトナムやフィリピンは国力が違いすぎるし、やはりここは日本と米国がしっかりタッグを組まなければならない。
もしまさに中国軍が尖閣に上陸しようとする動きがあって、その時に「アメリカさん、おねがいします」では、ますます中国を増長させる。
これはあくまで日本の主権の問題であり、ここはきっちり姿勢を示すとき、私はそう思います。

安倍さんも、「中国の領土的野心に対抗するための日米の共同作戦を可能かつ容易ならしめるための法律」とストレートに説明できれば、どうなっていたでしょうか。
もう少し国民の共感は得られたような気もしますが、それでも「話し合いで解決すべき」みたいな寝言をいう日本人は少なからずいるかもしれませんね。

安倍さん、我が身や自党の損得だけを考えるのであれば、なにもここまでやることはない。
政治家としての信条、信念なんでしょうね。彼を支えているのは。

「そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権利は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」日本国憲法の前文に、人類普遍の原理として書かれている一節です。
安全保障問題は安倍さんの公約のうち、昨年の解散総選挙で再度国民の厳粛な信託を受けたのだから、今はその権限を行使すればよい。
その成果に対する審判は次の選挙で受けるべきで、国民に対する説明は必要でしょうが、都度「これでいいですか」と確認をとる必要は、私はないと思います。

我々日本国民は、何も決められない政治に嫌気がさして、衆院選で2回、参院選で1回、同じ人を選んだのですから。




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