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ヒスイの見分け方

2010年12月16日 06時20分31秒 | 日記
昨日の糸魚川は雪が降りました

やっと12月と言うことを実感できるようになったかな~

今朝も冷え込み外気は3℃くらいしかないんじゃないのかな?

寒いです…


この石、また真っ白なヒスイだと思って拾った石です

しかーし!学芸員さんに見てもらうと残念ながらヒスイではなく緑閃石(りょくせんせき)と言う石でした

キラキラした結晶もあってヒスイだと思ったのになぁ…

学芸員さんはこの石を持って、ちょっと重さが足りないような・・と言いだし

比重を測って来ますと言って奥へ引っ込んでしまいました。

比重?そう言えばヒスイは他の石よりも重たい

比重とは4℃の水の重さの比を比重と言って水の場合は「1」だそうです

「比重」と言う言葉を調べると何だか難しいですが

水にガソリンを入れると油の層が出来ますよね

水の比重が1でガソリンの比重が約0.75だからガソリンが浮いてしまいます。

それでガソリンは水より軽いということが分かります

しばらくすると学芸員さんが携帯で撮った写真を見せてくれました。

ビーカーに入った透明な液体にこの白い石がプカ~ンと浮いています。

これはヒスイじゃないですね~と学芸員さん・・・

「これはブロモホルムと言う重液に入れてあって、これに沈めばヒスイ

浮くと他の鉱物になります」

ブロモホルムの比重が2.9でヒスイの比重が3.2~3.4位だそうです。

だからこの液体に沈めば重液よりも重いと判断できるそうです。

でもこの液体は高額な上に毒性もあるので取扱注意!

素人は手を出してはいけません

調べてもらいたい方はフォッサマグナミュージアムへ行って調べてもらいましょう


他にもヒスイの見分け方があります

まず、①丸いヒスイは無いと思っていいかも~この写真の石も丸いですよね

ヒスイは硬いので角ばった形のものが多いです。

②ヒスイ=みどり と言う思い込みは無くした方がいいです。

確かに緑色をしていてとても綺麗なヒスイもありますが、できたら白い石や灰色の石を探して丸い石は海へ帰して、角ばったものを残して鑑定してもらいましょう。

他には、③持った瞬間に重いなあ…と感じる石を拾いましょう♪

同じ大きさの石を持ってみて、どっちが重いか訓練すると慣れてきますよ

④石を乾かし、光に照らしてキラキラな味の素のような結晶のものを拾いましょう。
 
細長い結晶のあるものがヒスイの可能性が高いです


でも、糸魚川の海岸は冬の海になりました。

海岸沿いは危険ですので近寄らないようにして下さいね


                        
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