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ちょっとセクシーすぎる? 海女萌えキャラに抗議殺到

2015年09月05日 | ニュース

ちょっとセクシーすぎる? 海女萌えキャラに抗議殺到 サミット開催予定地に持ち上がった騒動の行方

海女さんをイメージした三重県志摩市公認の萌えキャラ「碧志摩メグ」。

本物の海女さんらによる公認撤回の要求が突きつけられている


 

 来年5月に伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)が開催される三重県志摩市で、海女をイメージした同市公認の萌えキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」をめぐる騒動が波紋を広げている。「性的すぎて不快」などと現役の海女ら約300人が公認撤回を求める署名を提出。これに対して、市は撤回しない方針を明らかにして両者の溝が埋まる気配はない。過去には、こうした騒動が持ち上がったことで知名度が上がったこともあれば、消えてしまったケースも。果たして、碧志摩メグはサミットまで生き残れるのか。(川西健士郎)

 

胸を強調したポスターに「女性蔑視」の声

 

 碧志摩メグは昨年10月、市が公認の萌えキャラとして発表した。

 

 17歳の高校生で身長158センチ、体重46キロ。両親は会社員だが、大好きなおばあちゃんが海女の名人だったことから海女の世界へ。初心者のためまださほど潜れないが、かわいくておしゃれな海女を目指しているという。性格は明るくて元気だが、ちょっとドジ。

 

 プロフィル設定を読んだだけではどこにでもいる普通の女の子だが、問題は碧志摩メグの容姿にあった。

 

 今年4月に志摩市に公認撤回を求める意見書を提出した同市の主婦、宇坪伊佐子さん(39)は、同市のポスターを見たときのショックをこう振り返る。

 

 「磯着の裾は大きくはだけ、胸の形までくっきりと強調されている。海女という職業をいやらしいイメージに誤解させ、後継者問題の足を引っ張っている。これは女性蔑視で差別そのものです」

 

 宇坪さんの意見書に対して、市は「公認を外すことは考えていない」と回答。納得できない宇坪さんは署名活動を展開し、8月13日に309人分の署名を集めて市と市議会に提出した。署名のなかには、市内で活動する現役海女約250人のうち約100人も含まれていた。

 

 これに対して、市は「碧志摩メグを通じて、若い人たちにも海女という仕事に興味を持ってもらいたい」とあくまでも公認撤回はしない姿勢を貫いている。

 

ゆるキャラもいるのに…ビジネス展開も視野

 

 実は、志摩市には碧志摩メグのほかに、旧志摩町の時代から活躍していた海女をモチーフにしたゆるキャラ「しまこさん」がいる。しまこさんは平成13年に誕生し、昨年10月には志摩市誕生10周年を記念したPRキャラクターにも認定されている。

 

 その一方で、碧志摩メグが誕生したのは、昨年7月に三重県四日市市のイベント会社「マウスビーチ」を運営する浜口喜博さんが企画を直談判したのがきっかけだった。

 

 「萌えキャラを活用することで過疎地域に若者を呼び、地域活性化につなげたい」という浜口さんの熱意に、大口秀和志摩市長らが意気投合。市と浜口さんが協議しながら完成させたのが碧志摩メグだった。

 

 浜口さんによると、これまでにキャラクター制作費や3千枚のポスター印刷などで数百万円がかかっているが、すべてマウスビーチ社が負担。同市の税金には一切手をつけていないと強調する。版権は浜口さんが所有し、キャラクター使用料や関連グッズの売り上げは浜口さんの手元に入るという契約になっている。

 浜口さんは「もちろん碧志摩メグを使ったビジネスとしての展開を考えています」と前置きしたうえで、こう説明する。

 「私だけが儲かるのではなく、関連グッズなどが売れることで志摩の経済を活性化させることにつなげていくつもりです。例えば、売り上げなどは『碧志摩メグ』が志摩をPRするアニメの制作費にすることも考えています」

 すでに碧志摩メグがデザインされたクリアファイルの販売などを始めており、今回の騒動で逆に知名度が上がり、売り上げは増加しているという。

騒動で知名度が上がった「せんとくん」

 過去にも、賛否両論の騒動に巻き込まれて、知名度が向上した例もある。奈良県のマスコットキャラでおなじみの「せんとくん」だ。

 平成20年に「平城遷都1300年祭」の公式マスコットとして発表された際には、「デザインが気持ち悪い」「仏教を冒涜している」などと散々。せんとくんに反発する関係者が、代替キャラとして「まんとくん」「なーむくん」を発表する事態にまで発展した。

 しかし、こうした騒動が連日のようにテレビや新聞などで報じられたことによって、逆に絶大な宣伝効果となってせんとくんの知名度が向上。22年に同祭が開催された際には、抜群の存在を見せつけるまでになった。

 

 

 こうした結果を受けて、奈良県は翌23年にはせんとくんを観光マスコットとして採用。現在でも県内での人気ぶりは健在だ。

 

 その一方で、北海道長万部町のゆるキャラ「まんべくん」は、かつてはツイッターのフォロワーが約10万人もいるほどの人気者だったが、ツイッターの炎上騒動が起きたことをきっかけに町が運営会社にキャラクターの使用許諾権を禁止。現在では、ほとんど活動停止状態になっているという。

 

新ポスターは抑え気味にして“反省”?

 

 今回の碧志摩メグをめぐる騒動について、ゆるキャラ研究家の犬山秋彦さんは「ご当地キャラは、地域の人たちと『Win-Winの関係』を築く必要がある。地域から恩恵を受ける以上は地域への還元も必要で、それによってお互いにメリットを共有できる。碧志摩メグの問題は、部外者から見ると、話し合いと歩み寄りが必要なのではないか」と指摘する。

 

 今回の抗議を受けて、浜口さんは8月中旬に新たなポスターを作成した。今度はなるべく露出部分を減らして、「性的」と指摘された部分についてもかなり抑え気味にしている。

 



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