「Crystal Ball」の早川葵。やっとこさ医者として働き始めた頃。実際の臨床現場は更に彼を打ちのめします。担当患者の自死、診察室で患者が暴れたり、処方した薬で稀な重篤副作用が出ちゃったり。周りの先輩医師に相談したり、うちに帰っても文献漁り。僕が担当医師で良いんですか?と患者に訊きたくなる気持ち。
でも、彼は臨床医になるにあたって、いくつかの誓いを立てます。
患者さんを絶対怒鳴らない。
この辺の精神科エピソードは、私の主治医がモデルです。最高の精神科医です。精神科の先生で怒鳴ったりする人、結構います。患者も興奮し切ってるから、分かるけど心の不具合で苦しんでいる人に怒鳴るって何?
主治医と出会って長いです。私の分かりにくい病気を半年で病名確定しました。その前は、病名すらわからず長い間苦しんでいました。先生は東大じゃなくてKOです。
怒鳴られたことも無理強いされた事もありません。保護で身柄確保された事はありますが、それは、あの時私が死の淵にいたから。
早川葵のキャラを作るに当たって精神科医にしたのは、ストーリーにメンタルの話が絡んでくるのと、やっぱり名医と考えたら主治医が頭に浮かぶんです。
葵は天才ではありません。努力して努力して医者になり、備品部屋で、仕事のこと、別れた彼女が忘れられない事、自分の至らなさなどを蒸し返しては泣きながら成長していきます。やがて、彼の勤めるメンタルクリニックは、パニック障害が完治したとか鬱が治ったなどの口コミで藁にもすがる想いの患者で溢れるようになります。
彼も若き名医と呼ばれるようになります。
もー先生がモデルだよ‼️
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