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福岡応援blog

素敵な場所や美味しいお店、応援したいアーティストやスポーツ選手などの情報を中心に、福岡の魅力を発信しています。

関門海峡を徒歩で ~関門トンネル人道~

2025年04月29日 | 旅行

門司港駅に降り立つと、まず楽しみたいのが、駅周辺にあるレンガ造りの美しい建物群です。しかし、多くの福岡人がそうであるように、それは既に体験済。なので、今回は「関門トンネル人道」に足を伸ばし、関門エリアを満喫することにしました。

アクセスとしては、門司港駅から徒歩3分のところにある「九州鉄道博物館」から「北九州銀行レトロライン・潮風号」に乗車します。観光気分を盛り上げる電車に揺られながら、目指すは終点の「めかり公園駅」。ここから「関門トンネル人道入口」へと向かいます。

関門トンネル人道は、海の下を通る、歩行者専用トンネル。全長約780メートルの道のりを歩くと、下関側の出口へたどり着きます。門司側からも下関側からも、関門橋の巨大な橋桁がそびえ立ち、本州と九州が最も近付く場所ならではの、迫力ある光景を味わえます。下関市内のバスは「nimoka」で乗車出来、唐戸市場でフグを食べた後は「関門連絡船」で、門司港駅まで戻ることが出来ました。

今回の旅で改めて気付かされたのは、門司と下関のつながりの深さです。下関を望む門司側には、下関の観光案内が設置されていて、自然と下関へ渡ってみたくなります。同様に、門司を望む下関側にも、門司の観光案内が設置されています。さらには、両地域で使える地域通貨「かんもんpay」まで発行されており「関門」は1つのエリアなのだと感じることが出来ました。

 

 


九州鉄道記念館

2025年04月28日 | ミュージアム

門司港レトロ地区の一角にある「九州鉄道記念館」は、以前から、ちょっと気になっていた施設です。その理由は「どうしてここに記念館があるのか?」ということでした。その謎を解き明かすべく、現地に足を運びました。

門司港駅から、南に向かって少し歩くと「九州鉄道記念館」という看板とともに、沢山の電車が目に入ってきます。私はこれまで、電車の屋外展示をメインとしたテーマパークなのかと思っていました。しかし、入場料300円を支払って敷地内に入り、辿り着いたメイン会場は、レトロ地区にあるレンガ造りの建物の中で一番大きいのではないか、と思うほどの立派な建物でした。

館内に入ると、まず目に飛び込んできたのは、明治時代に走っていた古い電車の車両。様々な資料をもとに内装まで復元されており、全席、座面が畳となっていたのが印象的でした。また、運転シミュレーターが人気を博しているようでした。

2階に上がると、鉄道史のパネル展示がありました。そこでは、日本で最初に動く電車の模型を目にしたのは、外国との窓口だった長崎県の人だということ。その後、佐賀藩が日本で最初にミニサイズの蒸気機関車を造り、走らせたこと。さらに、グラバー園で知られるグラバー氏が、私有地に鉄道を敷設し、日本で最初の蒸気機関車を走らせた事など、日本の鉄道の歴史において、九州の果たした役割が紹介されていました。

そして、このレンガ造りの建物は、かつての「九州鉄道会社」の本社であるらしく、ここに記念館が建っている理由が分かりました。これまで、門司港レトロに何度も足を運んでおきながら、ここを訪問しなかったのは不覚だったと思いました。

九州鉄道記念館

 

 


九州交響楽団を支えている企業様 ~は行~

2025年04月27日 | 企業研究

九州交響楽団(九響)は、地域に根差した音楽活動を続ける中で、多くの企業や団体の支援を受けています。今回は、その中でも「は行」で始まる法人様にスポットを当ててご紹介したいと思います。なお(株式会社などの)法人格や敬称は、省略させていただきます。

支援企業の一覧は以下の通りです。

  • 博多イブニングロータリークラブ
  • 博愛会
  • 春山法律事務所
  • ピアノターミナルナカムラ
  • ピエトロ
  • 東福岡自動車学校
  • 日立製作所 九州支社
  • 福岡学園
  • 福岡キャピタルパートナーズ
  • 福岡銀行
  • 福岡県民共済生活協同組合
  • 福岡市医師会
  • 福岡大学
  • 福岡地下街開発
  • 福岡中央銀行
  • 福岡トヨタ自動車
  • 福岡トヨペット
  • 福岡西ロータリークラブ
  • 福岡放送
  • ふくや
  • 藤井整形外科内科医院
  • フジコー
  • ブリジストン
  • ブリジストンタイヤソリューションジャパン
  • 堀大助事務所


就職・転職活動で、企業理念を重視する人は多いです。しかし、全ての企業の理念に目を通すことは、簡単ではありません。また、どの企業も立派な言葉を並べており、違いが分かりにくいです。

そこで注目したいのが、企業の社会支援活動です。例えば、地域のオーケストラを支える活動は、地域の音楽文化振興への関心を示す企業のリストでもあります。こういったリストに注目することで、実際の行動で社会に貢献している企業を、効率的に見つけることができるでしょう。

 

 




福岡市民ホール開館記念 九州交響楽団特別演奏会

2025年04月26日 | 音楽

今シーズンの九州交響楽団(九響)の目玉企画「福岡市民ホール開館記念・特別演奏会」に行ってきました。今回は「ベトナム国立交響楽団」との共演で、会場前ではベトナム料理が振舞われました。ベトナム国立交響楽団は、日本でいう宮内庁の音楽部門のような存在。そのような方々が、福岡市の新たなランドマークの誕生をお祝いしに来てくれるとは、なんともありがたい事です。

新しいホールは、コロシアムを思わせる外観で、想像以上に存在感がありました。当初は開演1時間前に到着しようと計画していたのですが、数時間前に来ていても良かった事に気付きました。なぜならば、ホールの隣には「福岡県立美術館」があるからです(常設展だけなら数百円で鑑賞できます)。そうすれば、美術館でアートに触れ、会場前でベトナム料理を楽しみ、それからコンサートに向かうという贅沢な1日を過ごす事が出来たのでした…

ホール内に入ると、2階以上のサイド席の造りに感心しました。他のホールのサイド席は視界が悪く、前のめりになって隣の観客に注意されたこともありましたが、どの席からも舞台が見やすい角度になっており、むしろ特等席のようにもみえました。

指揮者として、両楽団をまとめる役割を務めたのは、ベトナム国立交響楽団の音楽監督を務めている本名徹次氏。1曲目の「ショパンのピアノ協奏曲第1番」は、ピアニストが弾き始めた瞬間に「まさにショパン!」という感じがしました。この曲にはサブタイトルがありませんが、聴く人が自由に付けてもいいのなら(ファーストアルバムに自らの名前を付けるバンドのように)そのまま「ショパン」が相応しいんじゃないかなと。

2曲目の「新世界より」は、新しいホールで演奏する演目として、相応しい選曲だなと思いました。アンコールでは、ベトナム民謡「糸つむぎの歌(オーケストラ版)」が披露されましたが、これが意外に良かった。中島みゆきの「糸」のような、温かい絆を感じる締めくくりでした。



 


街の一部 ~福岡空港~

2025年04月05日 | 旅行

久々に、福岡空港の国内線を利用しました。福岡空港といえば、新しくなったターミナルビルが話題ですが、訪れてみて改めて「福岡って便利だな」と感じました。他の都市では、駅からシャトルバスに乗ってようやく空港にたどり着く印象が強いですが、福岡は違います。市内中心部から地下鉄で10分ほど、しかも「福岡空港駅」の改札を出たら、そこはもうターミナルの中。これほどアクセスが良い空港は、全国的にも珍しいのではないでしょうか。

この日は飛行機が遅れていたため、チェックインまでの時間、お土産ショップをぶらぶらしてみました。店舗数も多く「明太子」や「博多通りもん」などの福岡名物が並んでいて、見ごたえ十分。ただ、取り扱っているのは食べ物ばかりで「博多人形」「博多織」「久留米絣」などの工芸品が少ないのは、少し残念。飛行機の形の博多人形や、エコバッグやハンドタオルやポーチ、トランクの目印代わりに使えるバンダナなどのトラベルグッズがあったらいいのにな、と思いました。

手荷物を預けてからは、搭乗までの時間、飲食店めぐりが楽しめるようになっていました。ここもまた、福岡ならではのラインナップが充実しています。特に印象に残ったのは「茅乃舎」と「ロイヤルホスト」がコラボしたラーメン店。また「喜水丸」では、新鮮な魚を使ったリーズナブルで豪華な朝食が提供されていました。300円で利用できるマッサージチェアもあり、空港での待ち時間を快適にする工夫が感じられました。

一方で、少し気になる点も。ターミナルに入ってから飛行機に乗るまでには、かなりの距離を歩く必要があり、お子様連れの方、ご高齢の方、身体が不自由な方にとっては、ちょっとしんどいかもしれません… 動く歩道は設置されているものの、その範囲は限られていて「ないよりマシ」という程度。今後は、そういったところも充実するといいな、と思いました。