福岡市には「縁結び」にご利益があるとされる神社仏閣が数多く存在しますが、その中でも「最強」と名高いのが「鳥飼八幡宮」です。それは、独身男女が集まって和歌を詠み合う「縁結びの宴」が、1,800年にわたって続けられているからです。源氏物語のような世界が今でも繰り広げられているという事実には、驚くばかりです。現在は本殿・拝殿が建替工事中となっていますが、仮殿の「式年遷宮」が、あの大名ガーデンシティを抑えて「福岡市都市景観賞・大賞」を受賞したことでも注目されています。そこで「今の鳥飼八幡宮を見ておきたい」という思いもあり、参拝してきました。
アクセスは地下鉄「唐人町駅」の2番出口から徒歩圏内。ただし、バス通り側にある鳥居は裏門にあたるため、反対側に回って正門から入るのがオススメです。鳥居をくぐると、境内に広がる緑に包まれ、福岡市の中心部にいることを忘れそうになります。境内に立つ「式年遷宮」は、一般的にイメージする神社の建築とは全く異なり、どちらかといえば古墳やピラミッドに近いフォルムをしていました。うれしいことに、建替後も環境に配慮し、壊さなくても良い設計となっているそうです。
参拝の後は「ご縁結びの紐」を手に取りました。2本で200円という手頃な価格で、色ごとに異なるご利益があるそうです。私は、行動力を意味する「真紅」を選びましたが、実りの象徴である「山吹色」が一番人気のようでした。1本は境内の樹木に、もう1本は自分の持ち物や部屋に結び付けることで、パワーを授かることができるそうです。境内は緑豊かで、紐を結べる樹木は複数あり、それぞれの木にも意味があります。特にイチョウの木には「永遠の若さ」を授けてくれるとの意味があるそうです。
なお、縁結びといえば「婚活専門」と思われがちですが「鳥飼八幡宮」は、売り手と買い手、親族との絆など、あらゆる「縁」を大切にしています。マルシェの開催や納骨堂の設置なども行われており、実は、幅広い世代のための多機能な神社です。建替工事中にも関わらず、これだけの見どころと楽しさがある鳥飼八幡宮。新しい本殿が完成した暁には、どれほど素晴らしい空間が広がるのか、今から期待が膨らみます。
なお、縁結びといえば「婚活専門」と思われがちですが「鳥飼八幡宮」は、売り手と買い手、親族との絆など、あらゆる「縁」を大切にしています。マルシェの開催や納骨堂の設置なども行われており、実は、幅広い世代のための多機能な神社です。建替工事中にも関わらず、これだけの見どころと楽しさがある鳥飼八幡宮。新しい本殿が完成した暁には、どれほど素晴らしい空間が広がるのか、今から期待が膨らみます。