goo blog サービス終了のお知らせ 

福岡応援blog

素敵な場所や美味しいお店、応援したいアーティストやスポーツ選手などの情報を中心に、福岡の魅力を発信しています。

せっけんと水環境について考える

2025年08月10日 | 暮らし
最近、ニュースを見て驚きました。石けんが「第一種指定化学物質」の候補に挙がっており、北九州市に本社を置く「シャボン玉石けん」さんが、業界を代表し、政府への要望書を提出されたというのです。もし指定されてしまえば、規制対象になる可能性があるとのこと。思わず「えっ?」と思ってしまいました。

私は小学生の頃、石けんと合成界面活性剤の違いを調べる理科の実験を見たことがあります。生物に与える負荷が明らかに違っていて、衝撃を受けたのを今でも覚えています。もちろん、すべての界面活性剤を石けんに置き換えるのは、現実的ではないでしょう。けれど、洗面所やお風呂場のボディソープなど、可能な部分だけでも石けんに置き換えることで、人や環境への負荷を減らすことが出来ると思います。

また、福岡・北九州が誇る「シャボン玉石けん」は、単なる無添加・自然派という枠を超えた存在です。採用時の条件が「合成洗剤を使用しない人」となっており、アレルギーやアトピーに悩む人たちを応援したい、という企業の姿勢を物語っているように思えます。さらに、久留米市にも「まるは油脂化学」という会社があり、筑後川の水を使いながら「美しい水を守りたい」という理念のもと、約80年にわたり、自然派石けんを手作業で製造し続けています。

今、気候変動や乱獲によって、魚が取れなくなっているといいます。そんな中、環境に配慮した商品を作る企業は、本当に貴重な存在だと思います。合成洗剤との比較だけではなく、廃油がそのまま海に流されるのと、回収されて石けんに置き換わってから流されるのでは、環境への負荷は明らかに違うはずです。

水は海を通じて世界につながっているので、美しい水を守ることは、世界中の人の利益になると思います。コロナ禍でも石けんに救われたことを思い出し、こうした企業が守られ、未来へと思いをつなげていける世の中であってほしいと願います。


 

福岡県の紺綬褒章受章者

2025年08月03日 | 日記
今、ローランドさんが「紺綬褒章」を受章された事が話題になっています。紺綬褒章とは、国に対して500万円以上の私財寄付を行なった方に与えられる、国からの勲章の1つです。寄付者本人の意向で非公表となるケースもあるようですが、今回は、福岡ゆかりの有名人で受賞が判明されている方をピックアップさせていただきました。

まず1人目は、福岡県中間市出身の名優・高倉健さん。生前は多くを語らず、寄付行為も公表する事はありませんでした。しかし2014年に逝去された後、その静かな善行が関係者の証言によって明らかに。福祉施設や教育機関への匿名寄付を続けていたことが判明し、翌2015年、文部科学省より紺綬褒章が追贈されました。

2人目は、福岡市出身の国民的アーティスト、浜崎あゆみさん。2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震をはじめ、災害が起きるたびに迅速に寄付を行い、常に被災者を気遣う姿勢を貫いてきました。報道によれば、1,000万円を超える支援もあり、その継続的な社会貢献が評価され、2021年に紺綬褒章を受章しています。

3人目は、プロ野球のスーパースターであり、現在、北海道日本ハムファイターズの監督を務める新庄剛志さん。福岡市南区の出身で、福岡工業高校からプロ野球へと進んだ「福岡の星」。2021年、社会貢献を目的とした寄付が認められ、紺綬褒章を受章しています。詳細は非公表とされていますが、メディアによってその受章が確認されています。

そして、このテーマに触れたことには、もう1つの理由があります。それは、紺綬褒章の地域版があってもいいのではないだろうか、という思いです。ふるさと納税の仕組みを活用すれば、実現はそれほど難しくないのかもしれません。現在も「感謝状」などの制度は存在しますが「履歴書に書ける正式な表彰制度」としての仕組みを作るということです。

記念品は、地元の伝統工芸を生かしたデザインが相応しいと思います。例えば、トロフィーやメダルは「八女福島仏壇」の技術で、勲章のリボンには「博多織」で作ります。さらに表彰状は「八女手漉和紙」、表彰状を入れる筒は「博多曲物」で作ります。

肝心なのは金額の設定です。ハードルが高すぎれば、寄付する人がいなくなり、低すぎれば、価値が薄れてしまいます。1桁減らして50万円とかでしょうか? このアイデア、みなさんはどう思われますか?



 

週末の船旅、どこへ行く?

2025年07月02日 | 旅行
新宮町の「相島(あいのしま)」に行ってきました。相島は「猫のいる島」として注目され、最近では、世界中から人が訪れているようです。以前、土日に訪れようとしたところ、フェリーが満員で乗ることができず、平日に改めて出直しました。それでも、船内はほぼ満員状態。その人気ぶりを実感しました。

フェリーは1階が客室、2階が展望デッキとなっています。志賀島や海の中道、福岡市の高層ビルなどを望む景色を楽しみながら、10分程度で島に到着します。途中、養殖場や「めがね岩」が見えてきたり、海鳥が飛び交っているなどビュースポットも満載で、展望デッキは写真を撮る人でにぎわっていました。

島に着いたら、まず立ち寄りたくなるのがグルメスポット。今回は観光案内所に併設された食堂で「海鮮ちゃんぽん」をいただきました。たっぷりの海鮮に、魚介のだしがしっかりと効いたスープ、もちもちの麺。スープの見た目は豚骨風でも、海鮮のダシが効いているため味は全くの別物で、大満足の一杯でした。平日にもかかわらず食堂は満席。ニュースでは、過疎の島として「相島小学校」の現状が取り上げられていますが、観光地としての相島は、それとは全く正反対の様相を帯びていました。

その一方で、6月末に、福岡から島原までの最短コースである「三池島原ライン」が運航中止になり「小倉〜四国間フェリー」が運行終了したというニュースを耳にしました。海を渡るルートは、観光だけでなく、地域を支える大切な交通手段でもあるので、どの航路にもぜひ頑張って欲しいです。相島は魅力ある場所で、応援したいと思っていますが、ここ最近の土日や連休は、フェリーに乗れない可能性もあるほどの混雑ぶりです。

行き先を迷っている方は、あえて相島以外の船旅を検討してみるのも、良いのかもしれません。



 

地域の歴史を学べるスポット ~福岡市博物館~

2025年06月22日 | ミュージアム
福岡に暮らしてXX年。そんな私が、今まで一度も足を運んだことのなかった場所――それが「福岡市博物館」です。というのも、歴史には詳しくないため、出土品などを見ても楽しめないだろう、という先入観があったからです。ですが、梅雨に入り、蒸し暑い日が続くこの季節… 気温や天候に左右されず、ゆったりと楽しめるミュージアムは、ありがたい存在です。そこで、今まで行ったことのなかった福岡市博物館を訪れてみることにしました。

到着してまず驚いたのは、その建物の壮大さです。歴史的建築物のような佇まいで、写真映えすること間違いなし… と思いきや、大きすぎて、全容を写真に収めることが出来ませんでした。洋風の鳥居のような門をくぐると、さらに広がるスケール感。宮殿のような雰囲気に圧倒されました。エントランスをくぐると、福岡市の象徴であり、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「博多山笠」や、国指定伝統工芸品の「博多人形」が出迎えてくれました。

現在、福岡市博物館では「鬼滅の刃」の特別展が開催されており、長蛇の列ができています。しかし私が観覧したのは、入場料200円の常設展。それが、予想以上の充実ぶりでした。展示のテーマは「福岡とその歴史」。歴史に詳しくなくても、予備知識として「金印」「志賀島」「太宰府」「遣唐使」「元寇」「板付遺跡」などの単語が分かれば十分でした。その他、耳にしたことがある福岡の地名が多く出てくるため、自然と展示に引き込まれていきます。

中でも印象に残ったのが、教科書でおなじみの「金印」が展示されていたこと。なんと、レプリカではなく本物です。しかも、警備員が近くにいる訳でもなく、写真撮影も自由でした。金印は驚くほどピカピカで、美しい光沢を放っていました。金は本来錆びない金属ですが、純度が高くなければ、輝き続けることは出来ません。展示品に感服しつつ「盗難に気を付けて欲しい」と願ってしまいました。

内容だけでなく、展示のボリュームも素晴らしく、1回の観覧では消化しきれないほどの見ごたえ感。その上、常設展以外にも、同じチケットで入場できる展示室がありました。他の博物館や美術館と比べても、この入場料でこのクオリティは、かなりハイレベル。個人的には、九州国立博物館と比べても、遜色ない感じがしました。まだ行ったことがない方、ぜひ一度訪れてみてください。



 

九州交響楽団を支えている企業様 ~ま行~

2025年06月21日 | 企業研究
九州交響楽団は、地域に根ざし、上質な音楽を届けるプロのオーケストラ。その活動を支えているのが「九響後援会」です。今回は、そこに名を連ねる企業の中から「ま行」で始まる企業をピックアップしてみました(お名前を目立たせるため「株式会社」などの法人格は省略しています)。
  • 前田建設工業 九州支店
  • 前田病院
  • 松田都市開発
  • 松本組
  • 丸紅 九州支店
  • 丸屋商事
  • 三井物産 九州支店
  • 三菱電機 九州支社
  • ミドリ印刷
  • 緑川内科循環器科医院
  • 南谷綜合法律事務所
  • 三森屋
  • みやぎ歯科医院
  • ムーンスター
  • メック
私がこうした企業に注目しているのは、転職の際、相性が良さそうな企業を見つけるヒントになると思うからです。皆さまもぜひ、好きなスポーツや文化活動を支えている企業様に注目してみてください。