門司港駅に降り立つと、まず楽しみたいのが、駅周辺にあるレンガ造りの美しい建物群です。しかし、多くの福岡人がそうであるように、それは既に何度も体験済。なので「関門トンネル人道」に足を伸ばし、関門エリアを満喫することにしました。
アクセスとしては、門司港駅から徒歩3分のところにある「九州鉄道博物館」から「門司港レトロ観光列車・潮風号」に乗車します。電車に揺られながら、目指すは終点の「めかり公園駅」。ここから「関門トンネル人道入口」へと向かいます。
関門トンネル人道は、海の下を通る歩行者専用トンネル。福岡県北九州市と山口県下関市を結ぶ、全長780メートルの道のりを歩くと、下関側の出口へとたどり着きます。頭上には巨大な関門橋がそびえ立ち、九州と本州が最も近付くこの場所ならではの、迫力ある光景が広がっています。また、安徳天皇が入水したと伝わる史跡やモニュメントが立ち並び「巌流島の決戦」の歴史を感じることができました。
今回の旅で改めて気付かされたのは、北九州市と下関市の、つながりの深さです。下関を望む門司側には、下関の観光案内が設置されていて、自然と下関へ渡ってみたくなります。同様に、門司を望む下関側にも門司の観光案内が設置されています。下関のバスは「nimoka」で乗ることが出来、さらには「かんもんPay」という地域通貨まで発行されており、関門エリアの結束力を感じることが出来ました。