「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

イースター休暇 in マラガ & ミハス ~スペイン・アンダルシア地方

2019-04-28 | 2019年イベント
こんにちは。週1回くらいは本ブログを更新したいと思いつつも、最近、なかなか時間がとれずにいました。以前のようにほぼ毎日は更新できないですが、それでも週1、2回は更新していきたいと考えています。
さて、今月19日の聖金曜日から復活祭(イースター)が始まり、一般に、その後1週間くらいは(学校にも依りますが)休暇が続きます。私の所属する研究センターも、もちろん実験中の方々の都合もあるので完全に閉まることはありませんが、基本的には休日に準じた体制でした。つまり、休みみたいなものです。そこで、私も英国に来て初めて本格的なイースター休暇を取得しました。

行き先はスペイン・アンダルシア地方のマラガ Malagaとミハス Mijas!
いわゆる太陽の海岸(コスタ・デル・ソル)であります。


マラガという街は、「巨匠」パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の故郷であり、地中海に面した風光明媚な場所にあります。紀元前700年代にフェニキア人によって建設されたという世界有数の歴史を持つ都市であり、コスタ・デル・ソルの中心地として世界中から観光客が集まります。
私もこの陽気で美しい街に2日ほど滞在して、あちこちを観光しました。そして、北アイルランドではなかなか見られない太陽の恵みと、パエリアなどの美味しい料理をエンジョイしました!


この写真は、マラガの中心に立つ大聖堂です。上の写真は大聖堂の内部ですが、500年以上の歴史を誇る大聖堂は壮麗であり、現実とは隔絶した「聖域」とでも言うべき厳かな空間でした。フランコ政権下においても保護の対象だったこの大聖堂は、その長い歴史の中で蓄積された教会美術品や記録を現代に伝える「語り部」でもあります。


この写真の「ピカソの生まれた家」は現存しており、今はピカソ財団によって管理されています。内部では、ピカソの幼少時代を知ることができる展示があります。他にも、ピカソ美術館(生前にピカソが故郷に設立を希望し、ピカソの絵画、彫刻、映像作品が展示されている)があり、マラガにおいてピカソの足跡は今も大切に保管されていました。


旧市街地の郊外には、街を一望できる小高い丘があり、城跡があります。たしかにこの遺跡から見る風景は素晴らしく、一見の価値があると思いました。幼き日のピカソも街を見下ろす光景を見ていたのでしょうか。
地中海と、マラガの街を見ていると、色々とつまらないことで悩んでいた自分がとてもちっぽけに感じられました。


上の写真は、マラガから電車とバスで1時間20分くらい離れた、ミハスの街です。白で統一された美しい街並で知られており、多くの観光客で賑わっていました。

まあ、素晴らしい光景と美味しい料理を含めて色々と楽しんできたわけですが、一番痛感させられたのは「欧州諸国はお互いが近くて往来が楽だ」ということです。北アイルランドのベルファスト Belfastからマラガへは飛行機の直行便でわずか3時間です。まだ肌寒い北アイルランドから、暖かくて陽光に満ちたスペインにすぐに遊びに来ることができるのですね。
日本からだとマラガやミハスのあるスペイン・アンダルシア地方に来るのは大変なのに、欧州にさえ、居ればあちこちの有名な観光地に行くのがとても楽です。ベルファストという英国の片隅からでもスペイン旅行は簡単です。
ホント、便利なものですねえ。


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