「不可視の両刃」放射線に挑む~英国大学院博士課程留学~

英国に留学して放射線研究に取り組む日本人医師ブログ

さよなら平成、そして令和へ

2019-04-30 | 2019年イベント
2019年中に年号が代わることになるのは、もちろん知ってはいましたが、いざ実際にその時を迎えると感慨深いものがあります。
大正の頃に「降る雪や明治は遠くなりにけり」という句が詠まれましたが、私もいつか改めて平成という時代を静かに省みる日が来るのでしょうか。私自身は昭和生まれですが、ものごころがついた頃は、すでに平成の世になっていました。したがって、私の青春は平成とともにあった訳です。だから、ある種の名残惜しさを抱きながら、「平成よ、さよなら」と言いたいような気持ちもあるのですね。

「年号」というシステムは、現在、日本くらいでしか運用されていません。もちろん、英国にもありません。ただ、例えば英国においても、大英帝国をヴィクトリア女王が統治していた時代を「ヴィクトリア朝 Victorian era」などと呼ぶことはあります。しかし、当然ですが、「ヴィクトリア朝24年2月に◯◯がロンドンで発生した」「ヴィクトリア朝7年の秋にアイルランドが××を起こした」という言い方をすることはなく、西暦以外のはっきりとした年号を用いている日本とは異なります。
西暦との併用を含めて年号制定をめぐっては様々な意見があるのは承知していますが、私自身は(ほぼ)日本独自の制度となった、このユニークな年号というものをもっと大事にしてもいいのではないかと思っています。

私事ではありますが、今年は英国での大学院卒業だけでなく、新しい病院への就職、北欧出張や、プライベートでも結婚など様々なイベントを控えており、私にとって非常に多忙な年になります。時代が令和に代わるとともに、私自身も一つの区切りを迎えることになります。
令和元年、心機一転、頑張ります。


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