RATED X 2000年 アメリカ
監督 エミリオ・エステベス
原作 デヴィッド・マッカムバー
脚本 ノーマン・スナイダー/
アン・メレディス/デヴィッド・ホランダー
編集クレイグ・バセット
出演 エミリオ・エステベス/チャーリー・シーン
テリー・オクィン/ミーガン・ウォード
レイファー・ウィゲル/トレイシー・ハストン他




エミリオ・エステベスの監督作品。
『グリーンドア』などのポルノ映画制作で
有名になったミッチェル兄弟の話だった。
兄へのちょっとしたコンプレックスと甘えから
どんどん堕ちていってしまう弟役を
チャーリー・シーンが、
そして
弟を愛するあまり
世話を焼きすぎて
いっしょに転げ落ちていってしまう兄役を
チャーリー・シーンの実兄
エミリオ・エステベスが演じている。
この兄弟が演じていなかったら
こんなに作品に気持ちを近づけてみることは
できなかったかもしれない。
そしてエミリオ・エステベスが監督じゃなかったら
全く別のものになっていたはず。




こんなふうに今、
最高の状態のチャーリー・シーンを
撮ってあげることができるのは
エミリオ・エステベスしかいない。
みんながチャーリー・シーンに抱いているままの
イカレたイメージと、憎めない純真さ。
彼は、この作品の兄と同じように
弟を愛しているんだと思う。
もっといろんなふうに
撮ることもできる作品だと思うけど
エミリオ・エステベスは
“兄弟の憎しみ合い”にじゃなくて
“兄が弟を思う気持ち”にだけ忠実に
この映画を撮った。
エミリオ・エステベスが撮るなら
私はこれがいいと思う。
エンドクレジットの後ろに
雨と嵐の音が入っているところが
気に入った。
エミリオ・エステベスの
ひたむきさと誠実さが感じられる
気持ちの良い作品だった。
こんな純粋な映画は
あんまりないので貴重だと思う。




何年か前、
アクション映画に出演したときのインタビューで
「キケンなシーンもあなた自身が演じたのですか?」
という質問に
「なんでスタントがいるのに
俺がそんなことやらなきゃいけないんだ?
俺の仕事はキケンに体を張ることじゃない」
というようなことを答えていて
突然チャーリー・シーンが好きになりました。
これはビデオ(or DVD)でみるのにぴったりな作品だと思います。
私はビデオで映画をみるのが好きなので
こんな作品をずっと待っていました。
1年に1、2本あるかないかだけど…。
温度感がちょうどいいんだと思います。
映画館で見たら、さみしい気持ちになるのかもしれないけど
ビデオでみるとなぜかさみしい気持ちにはならない。
日常に寄りそった作品なのかもしれません。
日常というか、日頃の感情に。
キング・オブ・ポルノ@映画生活
監督 エミリオ・エステベス
原作 デヴィッド・マッカムバー
脚本 ノーマン・スナイダー/
アン・メレディス/デヴィッド・ホランダー
編集クレイグ・バセット
出演 エミリオ・エステベス/チャーリー・シーン
テリー・オクィン/ミーガン・ウォード
レイファー・ウィゲル/トレイシー・ハストン他




エミリオ・エステベスの監督作品。
『グリーンドア』などのポルノ映画制作で
有名になったミッチェル兄弟の話だった。
兄へのちょっとしたコンプレックスと甘えから
どんどん堕ちていってしまう弟役を
チャーリー・シーンが、
そして
弟を愛するあまり
世話を焼きすぎて
いっしょに転げ落ちていってしまう兄役を
チャーリー・シーンの実兄
エミリオ・エステベスが演じている。
この兄弟が演じていなかったら
こんなに作品に気持ちを近づけてみることは
できなかったかもしれない。
そしてエミリオ・エステベスが監督じゃなかったら
全く別のものになっていたはず。




こんなふうに今、
最高の状態のチャーリー・シーンを
撮ってあげることができるのは
エミリオ・エステベスしかいない。
みんながチャーリー・シーンに抱いているままの
イカレたイメージと、憎めない純真さ。
彼は、この作品の兄と同じように
弟を愛しているんだと思う。
もっといろんなふうに
撮ることもできる作品だと思うけど
エミリオ・エステベスは
“兄弟の憎しみ合い”にじゃなくて
“兄が弟を思う気持ち”にだけ忠実に
この映画を撮った。
エミリオ・エステベスが撮るなら
私はこれがいいと思う。
エンドクレジットの後ろに
雨と嵐の音が入っているところが
気に入った。
エミリオ・エステベスの
ひたむきさと誠実さが感じられる
気持ちの良い作品だった。
こんな純粋な映画は
あんまりないので貴重だと思う。




何年か前、
アクション映画に出演したときのインタビューで
「キケンなシーンもあなた自身が演じたのですか?」
という質問に
「なんでスタントがいるのに
俺がそんなことやらなきゃいけないんだ?
俺の仕事はキケンに体を張ることじゃない」
というようなことを答えていて
突然チャーリー・シーンが好きになりました。
これはビデオ(or DVD)でみるのにぴったりな作品だと思います。
私はビデオで映画をみるのが好きなので
こんな作品をずっと待っていました。
1年に1、2本あるかないかだけど…。
温度感がちょうどいいんだと思います。
映画館で見たら、さみしい気持ちになるのかもしれないけど
ビデオでみるとなぜかさみしい気持ちにはならない。
日常に寄りそった作品なのかもしれません。
日常というか、日頃の感情に。
キング・オブ・ポルノ@映画生活