DOGTOWN & Z-BOYS
アメリカ 2001年
監督 ステイシー・ぺラルタ
製作 アギ・オーシ
出演 Zephyr Skateboard Team
JAY ADAMS/TONY ALVA/BOB BINIAK/
CHRIS CAHILL/PAUL CONSTANTINEAU/
SHOGO KUBO/JIM MUIR/PEGGY OKI/
STACY PERALTA/NATHAN PRATT/
WENTZLE RUML/ALLEN SARLO
ナレーション ショーン・ペン
(スケートボードというスポーツの存在を
現在のクールでハードなスタイルにまで作り上げた
伝説のスケートボードチーム・Zephyr Skateboard Team
((Z-BOYS))についてののドキュメンタリー。)
サーフィンやスケートボードは
他のどんなスポーツよりも、
快感を求めるスポーツというかんじがする。
思春期にそんな遊びを死ぬほど(文字どおり)
やった人たちは最高に幸せなんじゃないかな?
と思ってこの映画を見た。
Z-BOYSのエッジのかかり方はすごくいい。
彼らにとっては「スタイルがすべて」。
スタイルがすべてっていうことは、
フォームにしろ技にしろ
常に斬新であり続け、
かつ完璧を求めていくっていうことだと思う。
Z-BOYSのメンバーへのインタビューのあとに
ミュージシャンとか他の人が画面に映ると
顔つきが違うのがわかる。
Z-BOYSの目は、みんな奥の奥まで冷めている。
いろいろな次元(これも文字どおり)に身体ごと入って
リスクと快感を同時に何度も
体験してきたせいなのかもしれない。
Z-BOYSのメンバーは、大人になって
みんなバラバラの人生をたどっている。
だけど誰一人として(本質として)、
過去をひきずっていないみたいだ。
思い出話はしても、思い出の中には生きていない。
スケートボードがいい思い出になった人も、
あるいは、若くしての成功のせいで遊びが単なる仕事となり、
何が楽しくてスケートボードをやっているのか
わからなくなるような複雑な思いをした人もいると思うけど、
(でもみんないまでもスケートボードをやっている)
みんなちゃんと現在を生きているように見えた。
死ぬほど遊んだ人は後悔なんてしないのかもしれない。
でも、どこかさびしそうに見えるときもある。
おいてきぼりをくらった子供たちみたいに。
普通のひとには行けないところまで行って
すばらしい何かを見てしまった人たちなんだと思う。
この映画を撮ったのは、
Z-BOYSのメンバーだったうちの1人、
ステイシー・ぺラルタ。
彼は70年代のチャンピオンでもあり、
その後もスケートボードチームの指揮官など
成功し続けているけど、
「裏方にまわってやっと満足できた」
というようなことを言っていたのが印象的だった。
彼はずーっと何かを支え続けてきた人のように見える。
たぶん、自分自身を。
自分自身のための自由を。
Photo:Craig Stecyk
DOGTOWN & Z-BOYS@映画生活
barrio bajo
アメリカ 2001年
監督 ステイシー・ぺラルタ
製作 アギ・オーシ
出演 Zephyr Skateboard Team
JAY ADAMS/TONY ALVA/BOB BINIAK/
CHRIS CAHILL/PAUL CONSTANTINEAU/
SHOGO KUBO/JIM MUIR/PEGGY OKI/
STACY PERALTA/NATHAN PRATT/
WENTZLE RUML/ALLEN SARLO
ナレーション ショーン・ペン
(スケートボードというスポーツの存在を
現在のクールでハードなスタイルにまで作り上げた
伝説のスケートボードチーム・Zephyr Skateboard Team
((Z-BOYS))についてののドキュメンタリー。)
サーフィンやスケートボードは
他のどんなスポーツよりも、
快感を求めるスポーツというかんじがする。
思春期にそんな遊びを死ぬほど(文字どおり)
やった人たちは最高に幸せなんじゃないかな?
と思ってこの映画を見た。
Z-BOYSのエッジのかかり方はすごくいい。
彼らにとっては「スタイルがすべて」。
スタイルがすべてっていうことは、
フォームにしろ技にしろ
常に斬新であり続け、
かつ完璧を求めていくっていうことだと思う。
Z-BOYSのメンバーへのインタビューのあとに
ミュージシャンとか他の人が画面に映ると
顔つきが違うのがわかる。
Z-BOYSの目は、みんな奥の奥まで冷めている。
いろいろな次元(これも文字どおり)に身体ごと入って
リスクと快感を同時に何度も
体験してきたせいなのかもしれない。
Z-BOYSのメンバーは、大人になって
みんなバラバラの人生をたどっている。
だけど誰一人として(本質として)、
過去をひきずっていないみたいだ。
思い出話はしても、思い出の中には生きていない。
スケートボードがいい思い出になった人も、
あるいは、若くしての成功のせいで遊びが単なる仕事となり、
何が楽しくてスケートボードをやっているのか
わからなくなるような複雑な思いをした人もいると思うけど、
(でもみんないまでもスケートボードをやっている)
みんなちゃんと現在を生きているように見えた。
死ぬほど遊んだ人は後悔なんてしないのかもしれない。
でも、どこかさびしそうに見えるときもある。
おいてきぼりをくらった子供たちみたいに。
普通のひとには行けないところまで行って
すばらしい何かを見てしまった人たちなんだと思う。
この映画を撮ったのは、
Z-BOYSのメンバーだったうちの1人、
ステイシー・ぺラルタ。
彼は70年代のチャンピオンでもあり、
その後もスケートボードチームの指揮官など
成功し続けているけど、
「裏方にまわってやっと満足できた」
というようなことを言っていたのが印象的だった。
彼はずーっと何かを支え続けてきた人のように見える。
たぶん、自分自身を。
自分自身のための自由を。
Photo:Craig Stecyk
DOGTOWN & Z-BOYS@映画生活
barrio bajo