DRUMLINE
2002年 アメリカ
監督 チャールズ・ストーン三世 音楽 ジョン・パウエル
脚本 ティナ・ゴードン・キスム/ショーン・シェップス
出演 ニック・キャノン/ゾーイ・サルダナ
オーランド・ジョーンズ・レナード・ロバーツ





天才はときに傲慢になってしまうことがある。
天から与えられた才能を
自分だけのものと勘違いして。
そして才能を誇示して
人をひれ伏せさせようとして。
天から才能へとつながる
栄養ラインのような管だけは残るけど
奇跡を与えてくれていた
いくつもの幸運ラインはぜんぶ閉ざされ
天才はコドクになってしまう。





ディボンはドラムの天才だ。
自分が「いい」と思ったことが彼のすべて。
考える前に行動している。
明け方からの朝練とか
どーでもいいルールとか
ノリの悪い選曲ばかりする監督に
ウンザリする気持ちはよくわかる。
「どーでもいいよ! そんなことは」と思っちゃう。
だけどディボンがいるのは
チーム・ワークが必要とされる
マーチング・バンドだった。
「みんなはバンドの音を聴きにくるんだ」
と先輩のショーンが言っているとおり。
そんな中でディボンのスタンド・プレーは
危ういだけでしかない。
そして、それはたぶんディボンの人生の中でも。
自分の力を見せつけるだけじゃなく、
みんなと力を合わせて自分を活かすことは
ディボンが学ばなくちゃいけないことだったんだと思う。
いまじゃなくても、絶対にいつか。
傲慢なディボンに対しても
フェアであろうとするバンドの監督や先輩がすばらしい。
自分を愛しているから
自分を愛したいから
そして、音楽を愛しているから、
その前で謙虚になることができるんだろう。
何かを愛すことのできるひとは
いつでも自分の考えを改める勇気を持っている。
愛すべき自分でいるために。
どんなものに対しても、どんなときでも
フェアであろうとする態度や行動は美しい。
それはシンプルな生きかたなんだ思う。







ドラムライン@映画生活
2002年 アメリカ
監督 チャールズ・ストーン三世 音楽 ジョン・パウエル
脚本 ティナ・ゴードン・キスム/ショーン・シェップス
出演 ニック・キャノン/ゾーイ・サルダナ
オーランド・ジョーンズ・レナード・ロバーツ





天才はときに傲慢になってしまうことがある。
天から与えられた才能を
自分だけのものと勘違いして。
そして才能を誇示して
人をひれ伏せさせようとして。
天から才能へとつながる
栄養ラインのような管だけは残るけど
奇跡を与えてくれていた
いくつもの幸運ラインはぜんぶ閉ざされ
天才はコドクになってしまう。





ディボンはドラムの天才だ。
自分が「いい」と思ったことが彼のすべて。
考える前に行動している。
明け方からの朝練とか
どーでもいいルールとか
ノリの悪い選曲ばかりする監督に
ウンザリする気持ちはよくわかる。
「どーでもいいよ! そんなことは」と思っちゃう。
だけどディボンがいるのは
チーム・ワークが必要とされる
マーチング・バンドだった。
「みんなはバンドの音を聴きにくるんだ」
と先輩のショーンが言っているとおり。
そんな中でディボンのスタンド・プレーは
危ういだけでしかない。
そして、それはたぶんディボンの人生の中でも。
自分の力を見せつけるだけじゃなく、
みんなと力を合わせて自分を活かすことは
ディボンが学ばなくちゃいけないことだったんだと思う。
いまじゃなくても、絶対にいつか。
傲慢なディボンに対しても
フェアであろうとするバンドの監督や先輩がすばらしい。
自分を愛しているから
自分を愛したいから
そして、音楽を愛しているから、
その前で謙虚になることができるんだろう。
何かを愛すことのできるひとは
いつでも自分の考えを改める勇気を持っている。
愛すべき自分でいるために。
どんなものに対しても、どんなときでも
フェアであろうとする態度や行動は美しい。
それはシンプルな生きかたなんだ思う。







ドラムライン@映画生活