森にようこそ・・・シャングリラの森

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国語力を養う

2023-08-15 09:59:56 | 森の施設

 

    国語力を養う

 

  国語力は、家庭と学校で養われる。そしてあとは読書と交友がある。これはある本で

司馬遼太郎が述べた言葉だ。

 古代ギリシャ以来の伝統として、対話と討論を好む。学校ではさかんにこれを教える。

アメリカやヨーロッパでも同じようだ。家庭でも、母親たちは、子供に、次の二つを基軸

とした言語教育をする。簡単にいえば、「議論に負けるな」ということである。 

 「自己の主張、希望、否定と肯定などを、精密に言語化せよ。言うについては、明晰で

あれ。矛盾のあることを平然と言うべからず。感情をまじえるべからず。言語。すべては

言語」

 などと教えるらしい。そのことが、個人の独立と尊厳をつちかうことに役立つと信じら

れているのである(個人の独立がなければ欧米社会では生きてゆけない)

 その結果、欧米人の討論は、多くの場合、行き過ぎて、相手の議論の小さな欠点をみつ

けると、それわ拡大して、ついに相手を全否定したりもする。いわば、日本人の感覚での、

「空論になりやすい。

 日本語は世界に同類のない極めて特殊な言語を使っている。集会において感情論で強い

意見を述べる人がいるけれども、論理整然と意見を述べる人は極めて少ない。これは国民

性であろう。このため、外国との交渉に誤解を招くかあるいは議論に負けてイエスと言っ

てしまいがちになる。

 この内向きの姿勢と独特の日本語のお蔭で、今日まで独立国家として維持できていると

いうことも言えると思う。

 私自身の育った環境は、家庭と学校においても言語教育が極めて足りなかったと考えて

います。つまり社会性の発達が大変遅かったのです。世間話は苦手だけれども集会におい

ては意見があれば発言することが出来ていると思う。だから周りの人たちは日ごろ私に抱

いているイメージと違った感覚を持たれてしまうのである。

 幼い子供をおられるご家庭において、この言語力を養ってあげることがその子供の将来

に大きな社会で生き抜く力となろう。

 

 

 

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