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熱利用、下水、浸水、河川、水道、…ただのメモ。

倉敷川の水質浄化

2006年10月19日 17時53分25秒 | 下水道
倉敷川の水質浄化 市が来年度から下水道改善事業


 倉敷市は、雨天時に倉敷川に未処理水が流れ込む合流式下水道を改善する水質浄化事業に乗り出す。下水処理方式を変更し、流出する未処理水の削減を図るもので、来年度から本格的な施設工事に入る。

 合流式下水道は雨水と汚水を同じ管で処理する方式。倉敷市内では、昭和40年代までの早い時期に下水が整備された倉敷(204ヘクタール)、水島(424ヘクタール)、児島(177ヘクタール)の市街地一帯が区域。

 合流式の場合、下水処理場の能力を超える雨量になると雨水と汚水が混じった未処理水が雨水口から河川に流出。倉敷川でも倉敷下水処理場(同市白楽町)の上流にある同市船倉町付近の雨水口から年10~20回程度、未処理水があふれ出ている。

 国は2014年度までに流出する未処理水のBOD(生物化学的酸素要求量)平均値を1リットル当たり7ミリグラムから4ミリグラムまで改善することを義務付ける新基準を示していることから、雨水口周辺で同4・8ミリグラムある倉敷川の環境改善対策が求められていた。

 市は、降雨時の処理能力アップのため合流式以外の下水道地区の汚水を処理している児島湖流域下水道を利用。現在同処理場で処理している雨水、汚水を同下水道に回すとともに、処理場内に未処理水をためるスペース(滞水池)を確保することで、降雨時に雨水口から未処理水があふれる回数を減らす。


【詳しくは山陽新聞紙面をご覧ください。】

(2006年9月14日掲載)