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「下水道展’06大阪」開催

2006年07月26日 17時53分29秒 | 下水道
「下水道展’06大阪」開催 各社、維持管理の新技術を紹介

FujiSankei Business i. 2006/7/26  


 大阪市住之江区のインテックス大阪で25日開幕した「下水道展’06大阪」。前日まで降り続いた雨が上がって薄日の差す中、午前10時30分の開場と同時に、お目当ての展示ブースに向かう来場者が見られた。

 今回、とくに出展で目立つのが下水道設備の維持・管理にかかわる新技術だ。公共事業の投資抑制が続く中、各自治体は既存の下水施設をいかに効率運営していくかが課題になっており、出展各社はそのニーズに対応した技術の提案を積極化している。

 クボタの「フラッシュゲート」は、下水管路内のくぼみなどに堆積(たいせき)するごみや土を、下水を一気に流すことで一掃するシステム。下水管路内に設置するバネ式のゲートで、ある程度の下水がたまるとその水圧でゲートが下がり、たまった下水が一気に流れる仕組みだ。

 電力が不要で既存管路に簡単に取り付けられるため、設置コストも抑えることができる。クボタポンプ研究部の米村省一さんは「現在、実証試験中で早期の実用化を目指したい」としている。

 日立プラントテクノロジーの「ストームスクリーン」は、雨水中のごみを取り除いて雨水を河川に放流させる装置。雨水の落差を利用して、ごみなどを除去するブラシを回転させるので、電源の必要がなく設置自由度が高いのが特徴だ。

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 ◇会期=28日まで
 ◇会場=インテックス大阪(大阪市住之江区)
 ◇開催時間=午前10~午後5時(28日は午後4時)
 ◇主催=日本下水道協会、事業協力=フジサンケイ ビジネスアイ
 ◇入場料=無料