艶のある毛並み

ネコの健康状態は、毛並みに現れる。クーもココもその毛並みは、艶があり明るい所で見ると輝いている。
先日も、廊下に出て日光浴を楽しむクーを見ると、背中の黒い毛が、光に照らされて白く輝いていた。クーも10歳で人間ならば60過ぎの「おばあちゃん」。寒い日も暖かな居間で過ごし、ご飯もお代わりをねだる。食欲も若い時と変わらない。僕が台所に入ると、付いて来てネコ椅子に座り、甘ったれた声で「お茶碗にカリカリを入れてよ」と言う。カリカリが入ると背中を撫ぜさせて、食べ始める。
ココは茶碗に自分の分が少ないと、クーの茶碗を狙って食べるが、傍で見ているクーは絶対に怒らない。６年以上家族として過ごしているからなのだろう。彼女が怒るのは、「マッタリ」と寛いでいる時に手を出される時である。ココが下に居て手を伸ばし、クーの白い胸を触ると猛烈に怒り、バトルが始まる。家ネコで運動量の少ない彼らには、丁度良い運動になっており、家族はただ見ているだけだ。
今朝もクーは本箱の上で、温風受けて家内の様子を見ている。もしかしたら、今日はこの場所でお昼寝をするだろう。