デブの悪戯っ子

ココは体重が６キロを超えたデブネコである。しかし動きは敏捷でクーにも負けてはいない。ココを動かすのには力が居る。重たいから「よっこらしょ」気合を掛けねば持ち上がらない。そのくせ敏捷だから僕の先回りをし付いて来る。手洗いに行く時も「ぼくさきに行くよ」とガラス戸の手前で待っていて開けると同時に入って行く。クーの動きも良く見ている。居間で何気なく毛繕いをしていてもクーの動きを耳では察知していて、クーが動けば「それ」とばかりに先に動き出す。クーが行くのを読んでいて先周りするから嫌がられる。
今日は昼間気温が高くなるらしい。彼らは廊下で揃って昼寝をするのだろう。