シュシュの時は

クーもココもこの季節になっても毛が抜ける。なので家内は、毎日のように彼らにブラシを掛ける。
クーは家内がブラシを振りながら「クーちゃんこれをしょうと」と言うと、台所に居ても飛んで来て、テーブルの上に何もない事を確かめてから飛び乗る。慎重なネコである。テーブルの上に登ると、写真のように前足を揃えて「シュシュしてよ」と家内の顔を見る。ブラシを掛けてもらう間は、実に気持ち良さそうな顔をしている。だが、クーがブラシを掛けさせるのは、背中のみで尻尾もお腹もＮＯである。ブラシがお腹に当たると「お腹はだめよ」と怒り出す。それも声に出すから分かりやすい。ブラシの後は、ガムテープで浮いた毛を取ってもらい、あとは自分で舐めて整える。
ココはブラシを嫌がり逃げ回っていたが、この夏から平気になったようだ。ココは居間の床で、両手を伸ばしブラシを受ける。ココはお腹も尻尾も掛けさせる。毎日隅っこに入ったりしてゴミが付いていたり、フケの量が多いネコである。ただ、ガムテープで拭かれるのは大嫌い。家内はココの首を押させてテープで拭いているのである。