何見てるの

夕べクーが流しの上で、真剣な目つきでガラス戸を見ていた。何だろうとクーの視線を追うと、ガラスの外側に小さなヤモリが張り付いていた。毎年この季節になると現れる。今年のヤモリはちびっ子。体長５センチにも満たぬ。
最初玄関の扉に張り付いていた時はビックリしたが、夕べ位のヤモリは可愛い。それでも、蚊が来れば素早く捕まえる。クーはこれを見ていたのだ。
ヤモリは益獣。それが出てくると言う事は、この付近まだまだ自然が残っている証だ。