QAZのつれづれ日記

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カルチュラル・ジャパン

2020年11月07日 | 日記


日本の陶磁器や浮世絵といった美術品や書籍、写真など約100万点が楽しめる電子博物館「カルチュラル・ジャパン」を国立情報学研究所らが開発し去る8月1日から無料で公開しています。


美術館や博物館など約40の国内施設が公開している画像に加え海外37カ国約550機関の所蔵品が閲覧できます。
欧州の電子博物館「ヨーロピアーナ」や米国デジタル公共図書館、メトロポリタン美術館、大英博物館などがデジタル化して公開している日本文化に注目、独自の検索エンジンで画像のほか題名や作者名などの情報も収集して自動翻訳しています。

ヨーロピアーナについては本ブログのここでご紹介しています。
先人たちの遺した貴重な文化遺産のデジタルアーカイブ化は世界の趨勢であり、カルチュラル・ジャパンは国立国会図書館のデジタルコレクションと並んで遅ればせながらやっと日本も海外に追いついてきたかという感じがします。

また、文化庁は図書館の蔵書の電子データを利用者のパソコンやスマートフォンに送れるようにする著作権法の改正を検討しています。
9日にも同庁の文化審議会が報告書をまとめ、法改正が実現すれば市場に流通している書籍の内容の一部を手元の端末で読めるようになるとのこと。

コロナ禍で社会のデジタル化が加速するなか図書館の電子化の流れは止まりそうにありません。
この問題は著作権とのせめぎ合いでもあります。
新内閣発足でデジタル改革担当大臣が新たに任命され、デジタル庁設置が予定されています。
デジタルアーカイブについても先行している海外の国々に早く追いつくべく制度の改革、整備に取り組んでほしいものです。



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